★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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フライトプラン

2006-09-12.jpg

フライトプラン:FLIGHTPLAN
2005年 アメリカ映画 ロベルト・シュヴェンケ監督

出演:ジョディ・フォスターショーン・ビーンピーター・サースガード、マーリーン・ローストン、エリカ・クリステンセン、ケイト・ビーハン

ジョディ・フォスターの復帰主演作だというのに劇場で観ていない。好きな女優さまなので落ち着いて観たい。やっと先日観る事が出来た。ジョディは航空機設計士という役でその最新型の豪華で大きな飛行機。その中での密室サスペンス。そして高度一万メートル。(高所と閉所恐怖症の私はその設定だけでもハラハラしてしまう。)ご覧になられた方も多いと思うのだけれど、犯人分かりますよね?!って思った。私はあまり推理力に長けてる方ではないのに、結構最初の方からカーソン(ピーター・サースガード)が怪しい感じがしていた。相棒がいた事までは分からなかったけれど。でも、もしかするとカイル(ジョディ)の妄想なのかな?と思ったり。機長役が凛々しくキマッテいた!ショーン・ビーンも含めてみんなに騙されてるのかな?ともちょっと...。ジュリアン・ムーアの『フォーガットン』と少しダブルところがあったりして。母親と子供という設定なので。

娘ジュリア(マーリーン・ローストン)は少しの台詞しかなかったけれど可愛い少女だった。そのジュリアと一緒に最初に機内に乗り、ジュリアは窓際の窓ガラスにハートマークを小さな指で描いていた。そのマークをなぞるカイル。彼女の妄想ではない!とハッキリしていく。もう少し、二転三転するお話展開だともっと良かったかも?でも、ジョディはカッコイイ!彼女の存在感が大きいので一人目立っていたように思うのは贔屓目だろうか。そして、母は強いものだなぁ~と。絆というものは目に見えない強さ。そんなことを『フォーガットン』も同様に感じたこと。

それにしても、この様な役はジョディのイメージみたいになっているのかも。でも、これからも色んな役を演じたり監督したりするのだと思うので、今後の作品が楽しみ♪そして、あのブルーな瞳は相変わらず美しかった!


  1. 2006/09/12(火) 08:51:28|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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仁義

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仁義:LE CERCLE ROUGE
1970年 フランス映画 ジャン=ピエール・メルヴィル監督

出演:アラン・ドロン、イヴ・モンタン、ジャン・マリア・ヴォロンテ、ブールヴィル(アンドレ・ブールヴィル)、フランソワ・ペリエ、ポール・クローシェ

またまた運命の輪の如く、偶然BS放送で『仁義』を観た。大好きな映画!なので、もう英語版も含めると結構観ている。生きている間、またこうして観るだろうからきっと50回は観るような気がする(回数はどうでもいいのだけれど)。最初はアラン・ドロンがお目当てだった。勿論、ここでもカッコイイ。そして、イヴ・モンタンの渋さにゾクゾクしてからはモンタン中心に観る時期があった。今回もやっぱり、モンタン、渋すぎるくらいにカッコイイ!ブールヴィルもフランソワ・ペリエも、ジャン・マリア・ヴォロンテも...みんなカッコイイ!

こうして、私は「カッコイイ!」ばかり連発してしまう。でも、それぞれのカッコ良さで同じではない。この映画の主要な役の中で、アラン・ドロンは一番お若い。モンタンは一回り以上年上だし、ブールヴィルは遺作だと思う。そして、この名優さま達は他の作品でも共演作が繋がっていて、考え出すと楽しくなるのでノートに書き出してみたりしていた。嗚呼~愉快!もうお一人、ポール・クローシェという名脇役を忘れてはならない!私。フランスのフィルム・ノワールと呼ばれる名作には多数出演されている。でも、主役はドロンやリノ・ヴァンチュラだったり、シモーヌ・シニョレやアニー・ジラルドという名女優さまの脇にいる。でも、脇役が一流だとさらに良いわけで...。もう、楽しくって何を書いてるのやら。

ジャン=ピエール・メルヴィル!この監督は役者としても結構登場されるけれど、このブルー・トーンな映像とストーリー(脚本)は大好き。『サムライ』も『影の軍隊』...も全部。でも、『仁義』はモンタンのあのアル中の震える手、落ちぶれた元刑事。でも、男同士の計画。ここぞ!という時に見事な射的。そして、この1970年という好きな時代に既に中年のモンタン。ペリエもそうだけれど、あのお顔の皺が実に素敵なのだ。私は自分が年を重ねたという事もあるのだけれど、最近皺の渋さに見とれてしまう。大女優のジャンヌ・モローはもうその最高峰だろう。リヴ・ウルマンもいい。もう少しお若いお方だとヴァネッサ・レッドグレーヴ、シャーロット・ランプリングさま...。嘗てはヘルムート・バーガーさまをお目当てに観た『コードネームはエメラルド』。その主演のエド・ハリスがここ数年で私の中で大ブレイクを起こしている。見る度に皺が深く刻まれるトミー・リー・ジョーンズとか。

この『仁義』という邦題は日本人なので分かり易い。原題は赤い輪、運命の宿命の赤い輪。この5人の男達の「仁義」な美学。分け前は要らない(自分との決着をつけたかっただけだと。きゃぁ~素敵★)とモンタン(ジャンセン)、でも、最後まで見届けるからとドロン(コリー)と車で向かう。死を共にすることになるのだけれど。ヴォロンテ(ヴォーグル)は最後近くに「何故、黙っていたのだ。」とブールヴィル(マティ刑事)に訊かれ「仁義だ。」と一言語る。フィルム・ノワールの巨匠のお一人とされているメルヴィルが残した脚本を元に、2002年に『ギャンブルプレイ』としてニール・ジョーダン監督で映画化された。この映画も大好き!な訳が後から判明。脚本がメルヴィルだもの~!って。ニック・ノルティが落ちぶれたギャンブラー。何か企んでいるぞ?!と追う刑事がチェッキー・カリョ。この追われる男と追う男、実は何か友情で結ばれている。そういう演技はこうした渋い役者でないとカッコ良くはない。そう、エミール・クストリッツァ監督も金庫破りの仲間のお一人として出演していて嬉しい。色々思いついてしまうけれど、繋がっているので楽しくてしかたがない。フランスの脚本がイギリスやアメリカ、ドイツやユーゴの映画人達によって甦った。すっかり、めちゃくちゃな取り留めのない内容を一気に綴っているのだけれど、忘れてはいけないなぁ~と思う、もう一つの素晴らしさ。『仁義』の事だけれど、音楽も絶妙!エリック・ドマルサンによるジャズが実にクール。そして、宝石店に押し入り逃亡するまでのあの静寂さ。台詞がない!ドロンもヴォロンテもモンタンも喋らない。勿論、ハラハラさせる効果音もない。あの台詞のない緊張感にドキドキさせられる。絵になる男達でないとあの長さは持たないだろうと思う。と、贔屓目いっぱい!で文句無しの名作を堪能した。また、直ぐにでも観るかも♪


  1. 2006/08/18(金) 08:49:14|
  2. フィルム・ノワール|
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大統領の陰謀

2006-07-17.jpg

大統領の陰謀:ALL THE PRESIDENT'S MEN
1976年 アメリカ映画 アラン・J・パクラ監督

出演:ダスティン・ホフマンロバート・レッドフォードジェイソン・ロバーズジャック・ウォーデン、ハル・ホルブルック、マーティン・バルサム、ジェーン・アレクサンダー、ネッド・ビーティ

先月から続く腹痛がやっと最近マシになってきた。持病みたいなもの、上手く付き合うしかない。そんな私に音楽と映画は欠かせない。6/24に大好きなドミニク・サンダさま♥の『ルー・サロメ 善悪の彼岸』の完全版の上映を観に行って来た。この日は朝からワクワク♪ドキドキで一日中快適な気分だった。「BRIGITTE」内でも以前にこの作品のことは少し書かかせて頂いたのでここでは報告までに。それに、うっとりと動くドミニクさまばかりを「嗚呼、お美しい~★」と見つめるばかりだったのだし♪

最近はというと、何故かダスティン・ホフマンものを連続して観ていた。「マラソンマン」「ネバーランド」(ジョニー・デップが主演だけれど)「真夜中のカーボーイ」、そして、この「大統領の陰謀」。同じ頃、また「JFK」やジャック・ニコルソンの「ホッファ」と何故だかケネディ暗殺、ニクソンに関する映画を観て学校では教えてもらえなかったこと、アメリカの大きな事件、アメリカの汚点の一つとも言えるこれらの事件を回らない頭で色々考えていた。描く監督はアメリカ人。アメリカという国はあまり好きではないかもしれない私。でも、全てが嫌いではないし好きなもの、アーティストもいっぱい。そして、何も知らないのだ。日本人でありながら日本のこと、歴史だって...。

元ニクソン大統領のウォーターゲート事件。この事件は私も子供だったけれど報道を少しだけ覚えている。でも、カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードという新聞記者の方々の徹底した飽くなき追跡、調査、忍耐力があって公のものとなったとは!アラン・J・パクラ監督作品は割と好き。テンポと展開するサスペンス感覚など。実在の二人はこんなにハンサムではないだろうけれど、とっても勇敢でカッコイイ!上司であるジェイソン・ロバーズの威厳。ジャック・ウォーデンはここでもやっぱり名脇役として光るお方だった。1976年の作品なのでパソコンのキーボードではなく、タイプライター。常にメモを速記する。相手は大物たち。あるのは真実を追究しようとする正義だろう。有耶無耶にされていただろう大事件の陰にこの様な人達の命がけの行動があったのだ。それを監督は映画化し、もうお亡くなりになったけれど作品はこうして私も何度でも観ることが出来る。背が高くハンサムなレッドフォード、長髪だった頃のホフマン。共にとってもカッコイイのだ。

『JFK』のオリヴァー・ストーン監督は実際にベトナム戦争に従軍していた。そんな方が自らの国の汚点に疑問と研究を重ね、次々と問題作を作り続けている。いつも『JFK』が放送されると観てしまう。豪華なキャスティングというのもあるけれど最後の活字が脳裏に焼き付き、同時に少し怖くなるのだ。「過去の出来事はプロローグである。」と。ダラスでのケネディ大統領暗殺、そして兄弟とも暗殺されるなんて!途轍もない大きな力、情報操作、抹消された資料もあるだろうが記録されたこの事件の膨大な資料は2029年まで未公開という事だそうだ。映画はいくら社会派といえども娯楽として鑑賞出来る。この様な謎に包まれた題材の作品は本当のところは分からない。でも、娯楽から問題提示される事だってあっていいと思う。


  1. 2006/07/17(月) 08:32:12|
  2. 社会派サスペンス・法廷もの|
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隠された記憶

隠された記憶隠された記憶:CACHE
(2005年・フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア合作映画)
 
監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:ダニエル・オートゥイユ、ジュリエット・ビノシュ、モーリス・ベニシュー、アニー・ジラルド、ダニエル・デュヴァル、ナタリー・リシャール、ベルナール・ル・コク



「フランス映画祭2006」、もちろん全作品を観る事は出来なかったけれどこの『隠された記憶』はとても良かった。決して爽快な後味ではないけれど好きな作風なのだ。去年のカンヌ国際映画祭でハネケ監督は監督賞を受賞された。TVで観ていたので少し内容が映し出されれ、監督も好きだけれどダニエル・オートゥイユとジュリエット・ビノシュの共演というのも興味のあるものだった。私は映画館に行く時、大抵はあまり予備知識無しで行く。なので、アニー・ジラルドがジョルジュ(オートゥイユ)の母親役で出演されていて嬉しかった。アラン・ドロンが尊敬している女優として、シモーヌ・シニョレと共にアニー・ジラルドを挙げておられた事を思い出す。

オープニングからジョルジュとアン(ビノシュ)夫妻の住む家の正面が映し出される。途中「あれ?画像が...」と思っているとそれは何者かが送ってきたビデオだったのだ。得体の知れない恐怖と緊張が次第に夫婦感に生まれる。こういうストーカー行為というのは現実に行われているし、観る側の私も現実に起こりうるこのような冒頭から少しドキっとしていた様に思う。まだ公開されたばかりなのであまり内容は書かない方が良いのかも?

今も何かを考えている私、この映画を観て。長い余韻が残る映画だ。ハネケというとイザベル・ユペール主演の「ピアニスト」が有名だと思う。あの映画も大好きだけれど重いなぁ...今回も。色んな問題がこの約2時間の中に込められていると思う。色々考える。40年も前の事、たかが子供の悪ふざけ...。しかし...。子供って可愛いけれど、時にとても残酷。純粋なゆえの残酷さという事...。ただ、自分の立場を登場人物のいろんな人に当てはめて考えてみるとますます考え込んでしまう。人種問題もここには含まれているし。隠された記憶、その時間、その時が運命を変えてしまう事がある。その時が不幸への始まり、孤独への始まりだとしたら...。40年も前の事、と笑って忘れられないこともあるのだと思う。ジョルジュは忘れてしまいたい昔の記憶で、罪悪感も感じていた様には思えなかったけれど、2度目に送られてきたビデオ、次の不気味な絵...と差出人が浮び出す。でも、妻にも話せない。終盤のショッキングなシーン。ハッキリとした終わり方ではない、観る側の私は今も考えている。ハネケ監督の伝えたいことは?こういう状態なのだと思う。帰り際、「結局、どうやったんやろう?」と前を歩く女性お二人がお話されていた。私も同じ様に考えていた。そして、今も考えている。


  1. 2006/03/16(木) 08:12:20|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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ガラスの墓標

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ガラスの墓標/CANNABIS 1969年 フランス/イタリア/西ドイツ合作

監督:ピエール・コラルニック 
原作:F・S・ジルベール
脚本:フランツ・アンドレ・ブルジョ
撮影:ウィリー・クラン 
音楽:セルジュ・ゲンスブール 
 
出演:セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、パウル・ニコラス、クルト・ユルゲンス、ガブリエル・フェルゼッティ

『スローガン』に続いてセルジュとジェーンが共演したエロティックな(と言われるけれどそうは思わない)フィルム・ノワール。アメリカからパリへ飛んだマフィアの殺し屋セルジュ(セルジュ・ゲンズブール)は麻薬組織のボスエメリーの破滅を命じられた。でも、返り討ちにあったセルジュは傷を負い、大使の娘ジェーン(ジェーン・バーキン)の世話になる。仲間のポール(パウル・ニコラス)もやって来た。空虚な気持ちのセルジュ、マフィア稼業から足を洗いたいセルジュの事をポールはアメリカの本部へ伝える。けれど、本部は非情にもポールにセルジュを殺すよう命じる(ポールは「どうせ殺されるなら自分の手で・・・」という心理描写は友情というか任侠の世道を想う)。遂に、エメリーとセルジュの対決。セルジュとジェーンは逃げる。追うポール。ポールを撃てないセルジュ、涙を流しながらポールは引き金をひいた。悲痛な叫びを上げ森の中を走るジェーン。フィルム・ノワールであり、渋い青春映画だと思う。主題歌・音楽(サントラ)の素晴らしさも絶品!



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  1. 2006/03/01(水) 08:51:20|
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袋小路

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袋小路/CUL-DE-SAC 1966年 イギリス映画

監督:ロマン・ポランスキー 
脚本:ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ
撮影:ギル・テイラー
音楽:クリストファー・コメダ(クリシトフ・コメダ) 

出演:フランソワーズ・ドルレアック、ドナルド・プレザンス、ライオネル・スタンダー、ジャクリーン・ビセット、ジャック・マッゴーラン

ポランスキーの長篇三作目であり、前作『反撥』に続いてのイギリスで撮影されたもの。全財産を投げ打って孤島の古城を買い、若く美しい新しい妻テレサ(ドルレアック)と暮らし始める。ユートピアを夢見たはずのジョージ(名優プレザンス)と、とっくに愛想を尽かし時折若者と浮気を重ねるテレサ。既に破綻しかけの夫婦。そこへならず者が現れ、テレサは夫と彼の間をふらふらと渡り歩く。しかし、彼女は夫に彼を殺させ、半狂乱の夫を置いて島を出て行ってしまうのだ。男性を破滅させるファムファタル。今作が遺作となる25歳の美しきドルレアックと秀逸なモノクロームな映像美。異様な面白さ!ポランスキーのこんなユーモアが大好きなのだと思う。

★1966年度ベルリン国際映画祭:金熊賞受賞(ロマン・ポランスキー



  1. 2006/02/19(日) 23:50:36|
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JFK

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「JFK」:JFK
1991年 アメリカ映画 オリヴァー・ストーン監督

出演:ケヴィン・コスナーシシー・スペイセクゲイリー・オールドマントミー・リー・ジョーンズドナルド・サザーランド、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ジョー・ペシ、ケヴィン・ベーコン、ヴィンセント・ドノフリオ

2006年になって何も綴っていなかった・・・映画を観ない日はないのだけれど。今日は少し暖かい土曜日。風邪も少し落ち着き、よく眠っているここ数日。

ちょっと2005年を回顧してみた。我ながら呆れる位に同じ作品を何度も観ている。たった1度しか観ないものが多数なのだけれど。それ程、それらの映画がお気に入りなのだろう。メモってる訳ではないので正確な回数は不明ながら、それらを列挙してみようかな。

1.『から騒ぎ』もうダントツ!に去年だけで10回は観たと思う。歌えてしまう~♪
2.『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』
3.『太陽がいっぱい』
4.『ピンクの豹』
5.『暗殺の森』
6.『JFK』

こんな感じ・・・アラン・ドロン大会は年中行事でもある。今年、最初に観たのは『シシリアン』だった。今年も周期的にそんな時期が訪れるのだと思う。

もうすぐ、ジョディの「フライトプラン」が大阪も公開かな?(怠惰なのでチェックが遅い。)ちょっと久しぶりの復帰(3年ぶり位?)でお話も面白そうなので楽しみ!そして、そして、久しぶりと言えば、かのダニエル・デイ=ルイスの出演作情報を2つも入手!きゃぁ~嬉しい!キャロル・ブーケとエマニュエル・ベアールの共演作ももうすぐの様。そして、書くことすら緊張してしまう美しきドミニク・サンダ様の『ルー・サロメ』(完全版だそうだ)のリバイバルがもうすぐ。DVD化を大いに期待しているところ★

「JFK」はシシー・スペイセクが出ているので随分前に観たもの。でも、ケーブルで再放送していたので久しぶりに。長いお話だけれど最後まで観てしまうのだった。豪華キャスト!でも、中でも後半に少しだけ出てくるミスターX役のドナルド・サザーランドがとってもカッコイイ!そして、オズワルド役のゲイリー・オールドマン(お若い頃)。謎に包まれたケネディ大統領の暗殺・・・未だに非公開の当時の記録たち。オープニングにあった『抗議すべき時に、沈黙するのは卑怯である』という言葉が今も心に残っている。


  1. 2006/01/28(土) 08:01:37|
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死刑台のエレベーター

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死刑台のエレベーター:ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD
1957年 フランス映画 ルイ・マル監督

出演:モーリス・ロネジャンヌ・モロー、ジョルジュ・プージュリー、リノ・ヴァンチュラ、ヨリ・ヴェルタン、ジャン=クロード・ブリアリ、シャルル・デネ
音楽:マイルス・デイヴィス

今年はルイ・マル監督の没後10年だそうだ。遺作となった「42丁目のワーニャ」からもう10年以上も経っているのだなぁ~と時間の過ぎ行く速さを想った。

とても久しぶりに観た「死刑台のエレベーター」。最初はルイ・マルという監督作品であることも知らず、ジャンヌ・モローだけは既に好きだったので観ていた。ロマンスものではなく、とてもスリリングなサスペンス作品だった。あの「太陽がいっぱい」のモーリス・ロネがエレベーターの中に閉じ込められてしまう、その様相とお話の展開にハラハラしながら。そう、私は恐怖症を色々持っているみたいで、高所恐怖症が一番酷いと思う。そして、閉所恐怖症も・・・エレベーターに乗る時緊張するのだ。そんな私なので、この映画がどれ程息詰まる思いだったかことか!

今回気づいた事だけれど、ルイ・マル監督はこの名作を僅か25歳という若さで作り上げたのだ!凄すぎる。今観ても古さなど感じさせない。そして、名優たちのキャスティングも豪華だけれど、やっぱりこの映画はマイルスの即興音楽が無ければ!と。マイルスはスクリーンを観ながらその場で生み出した音楽だと知った時も驚いたもの(シネ・ジャズと呼ばれる名作のひとつでもある)。流石!がいっぱいの名画。

ジャンヌ・モロー扮するフロランスは社長夫人。その会社で働く技師ジュリアンがモーリス・ロネ。実は二人は恋愛関係にあり、邪魔な社長を殺す計画を立て実行する。ところが、計算出来なかったできごとが起こる。ジュリアンは証拠品を忘れて来たので取りに戻るが、エレベーターの中で、管理人に電源を落とされてしまう。誰も居るはずの無い週末だったから。そこから、閉じ込められ、焦りもがく様子。

ジュリアンの車は若いカップルに乗っ取られ、彼らも別の所で犯罪を起こす。「助け出してあげるわ。」とフロランスは独り言を呟く。カッコイイ!ジャンヌ・モロー。「どうなるのだろう?」と観る者を惹きつけ離さない。そして、粋なところだけれど、電話で会話する以外、ジャンヌ・モローモーリス・ロネが直接会話するシーンなどはないのだ。

このモノクロームでクールな映像は50年近くも前の作品だということなんて忘れさせる事を可能にする。ルイ・マルはその後も、沢山名画を残してくださった。好きな監督さんだとやっぱり再認識できた。


  1. 2005/11/21(月) 07:44:39|
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評決

評決評決:THE VERDICT
(1982年・アメリカ映画)

監督:シドニー・ルメット 出演:ポール・ニューマンシャーロット・ランプリングジェームズ・メイソンジャック・ウォーデン


何故かまだDVD化されていないのだと気づく。法廷サスペンスの秀作としても有名な作品。元々、この映画を観るきかっけはランプリングさまが出演していること。そして、有名なポール・ニューマンの魅力に慄いた思い出深い作品として今も心に残るもの。

落ちぶれて依頼も減り酒びたりの弁護士ギャビンを演じるポール・ニューマン。前半のダメダメの様子からだんだんと本来の正義や真実を追究する姿を取り戻す様...上手い!と素人ながら思えるシーンに飛び上がりそうに感動する。個人的に、中年期(特に70~80年代)のポール・ニューマン作品に好きなものが多い様に感じている。

ライバルの弁護士役はジェームズ・メイソン。英国の素晴しい俳優さま。キューブリックの「ロリータ」ではハンバート教授を演じたけれど、その他沢山の作品でお見かけするのですっかり今では声で分かるくらいになってしまった。主役というよりも見事な助演俳優とも言える気がする。上品な佇まいは英国紳士らしく美しい話し方は優雅。この映画でも、とても重要な独特の存在感のある役を演じていた。

そして、ジェームズ・メイソンのスパイとしてミステリアスな美しい女性を演じるのがシャーロット・ランプリング!(私が初めて魅せられた女優さまでもうミーハーなファン歴も長くなったものだなぁ~って思う。)ギャビンの正義感にだんだんと心揺れる心理描写を表現されている。終盤に彼女がスパイだと気づかれ思いっきり頬を殴られて倒れるシーン、訴訟に勝利した後、ギャビンに幾度も電話をするが出てもらえない...その電話に出たい気持ちと裏切られた気持ちのギャビン。共に台詞は無く素晴しい表現力で切なく終わる。

ギャビンの唯一の協力者に扮したジャック・ウォーデン。彼はシドニー・ルメット監督の初期の名作「十二人の怒れる男」にも出演されていた。この方も沢山の名作で知ることができた名優のお一人だと思う。

嘗ては好きな女優さまのお顔や動きばかりに見とれていた。歳を重ねたお陰でこうした主役はもちろんだけれど、脇を固める役者、助演という役柄を見事に演じられるのって何て!凄いのだろう~!って感動してしまう。

(追記)
※2005年に綴ったものなのですが、今年(2007年)ようやくDVD化されました♪


  1. 2005/11/02(水) 07:28:49|
  2. 社会派サスペンス・法廷もの|
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『暗黒街のふたり』 ジョゼ・ジョヴァンニ監督 (1973年)

暗黒街のふたり暗黒街のふたり:DEUX HOMMES DANS LA VILLE
1973年 フランス映画 
ジョゼ・ジョヴァンニ監督 出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ミムジー・ファーマー、ミシェル・ブーケ、イラリア・オッキーニ、ジェラール・ドパルデュー、ベルナール・ジロドー 音楽:フィリップ・サルド

またアラン・ドロンの映画を観た。50年代の終わりから90年代初頭まで、休む暇も無い位の作品数なのだ。そして、贔屓目かもしれないけれど名作がズラリと並んでいる事に驚く。ただの美男スターでは無いのが幸いだ。この「暗黒街のふたり」は久し振りに観たのだけれど(好んで観ようとしない私がいる)、やっぱりかなり落ち込んでしまった...。

ジャン・ギャバンとの共演としては「地下室のメロディー」「シシリアン」に続く3作目(ギャバンがもう少し生きておられたらまだ共演作があったのではと思う)。ジョゼ・ジョヴァンニ監督とアラン・ドロン、このコンビは好きだとやっぱり思った。ただ、やるせない気持ちで見終えた後、重い気分がなかなか拭えない。もう一人の名優ミシェル・ブーケは素晴しい程に憎たらしいゴワトロー警部役。この警部は元犯罪者のジノ(アラン・ドロン)を執拗に尾行し監視を続ける。愛する妻を事故で失い、その後、銀行員の恋人ルシー(ミムジー・ファーマー)と、印刷工員として更正して生きているジノだったのに。


あんなにも執拗な懐疑心を抱くゴワトローの事を、ジノの保護司であるジェルマン(ギャバン)は「おまえが怖いのだよ。」と語る。その恐怖心は偏見と変貌するのだろうか?その逆なのだろうか?最後まで優しくジノを見守るジェルマンの存在と、このゴワトロー、そして元犯罪者としてのレッテルを背負いながらも真っ当に生きようとしているジノ、そしてルシー、それぞれの思いが単純に語れるものではない様に思う。自ら投獄体験のあるジョヴァンニは多くのフィルム・ノワール作品を手掛けて来たお方だった(2004年に惜しくも他界された)、それ故に悲痛な静かで強い叫びの様なものも感じてしまう。大きな偏見の眼差しが犯罪者を生む...もちろん、犯罪を正当化するようなことではないけれど。

車の修理工場かな?そこの車をジーノがむしゃくしゃして叩き潰すシーン。ゴワトローを我慢成らず殺してしまい、結局は死刑判決が下りギロチンへ。その時の白いシャツの襟を鋏で切られるシーン。青ざめたジノの最後の言葉はジェルマンに「怖い...」だった。そして、最後は真っ黒な画面が暫く続き終える。あの黒い画面が少し私を救ってくれた気がした。

久し振りに観て気付いた事は、若き日のジェラール・ドパルデューやベルナール・ジロドーが出ていた事。ミムジー・ファーマーがとても可愛い事。こういう再発見は楽しいけれど...重い。でも、この映画を観て良かったと思う。また、いつか観るだろう...。


  1. 2005/06/13(月) 06:48:23|
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暗黒街のふたり

暗黒街のふたり:DEUX HOMMES DANS LA VILLE
1973年 フランス映画 ジョゼ・ジョヴァンニ監督

出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ミムジー・ファーマー、ミシェル・ブーケ、イラリア・オッキーニ、ジェラール・ドパルデュー、ベルナール・ジロドー
音楽:フィリップ・サルド

またアラン・ドロンの映画を観た。50年代の終わりから90年代初頭まで、休む暇も無い位の作品数なのだ。そして、贔屓目かもしれないけれど名作がズラリと並んでいる事に驚く。ただの美男スターでは無いのが幸いだ。この「暗黒街のふたり」は久し振りに観たのだけれど(好んで観ようとしない私がいる)、やっぱりかなり落ち込んでしまった...。

ジャン・ギャバンとの共演としては「地下室のメロディー」「シシリアン」に続く3作目(ギャバンがもう少し生きておられたらまだ共演作があったのではと思う)。ジョゼ・ジョヴァンニ監督とアラン・ドロン、このコンビは好きだとやっぱり思った。ただ、やるせない気持ちで見終えた後、重い気分がなかなか拭えない。もう一人の名優ミシェル・ブーケは素晴しい程に憎たらしいゴワトロー警部役。この警部は元犯罪者のジノ(アラン・ドロン)を執拗に尾行し監視を続ける。愛する妻を事故で失い、その後、銀行員の恋人ルシー(ミムジー・ファーマー)と、印刷工員として更正して生きているジノだったのに。


あんなにも執拗な懐疑心を抱くゴワトローの事を、ジノの保護司であるジェルマン(ギャバン)は「おまえが怖いのだよ。」と語る。その恐怖心は偏見と変貌するのだろうか?その逆なのだろうか?最後まで優しくジノを見守るジェルマンの存在と、このゴワトロー、そして元犯罪者としてのレッテルを背負いながらも真っ当に生きようとしているジノ、そしてルシー、それぞれの思いが単純に語れるものではない様に思う。自ら投獄体験のあるジョヴァンニは多くのフィルム・ノワール作品を手掛けて来たお方だった(2004年に惜しくも他界された)、それ故に悲痛な静かで強い叫びの様なものも感じてしまう。大きな偏見の眼差しが犯罪者を生む...もちろん、犯罪を正当化するようなことではないけれど。

車の修理工場かな?そこの車をジーノがむしゃくしゃして叩き潰すシーン。ゴワトローを我慢成らず殺してしまい、結局は死刑判決が下りギロチンへ。その時の白いシャツの襟を鋏で切られるシーン。青ざめたジノの最後の言葉はジェルマンに「怖い...」だった。そして、最後は真っ黒な画面が暫く続き終える。あの黒い画面が少し私を救ってくれた気がした。

久し振りに観て気付いた事は、若き日のジェラール・ドパルデューやベルナール・ジロドーが出ていた事。ミムジー・ファーマーがとても可愛い事。こういう再発見は楽しいけれど...重い。でも、この映画を観て良かったと思う。また、いつか観るだろう...。


  1. 2005/06/13(月) 06:47:50|
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ドッグヴィル

ドッグヴィル:DOGVILLE
2003年 デンマーク映画 ラース・フォン・トリアー監督

出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール、ハリエット・アンデルソン、ジャン=マルク・バール、ウド・キア、パトリシア・クラークソン、ステラン・スカルスガルド

二コール・キッドマンがローレン・バコールと共演出来た事をインタビューで喜んでいたのを聞いていた。その映画だと知りお話の予備知識無しで観終えてしまった...約3時間と長い作品だったけれど、退屈ではなかった。考える事が多過ぎて!

面白いセット。出演者たちは同じフロアーにチョーク(?)で仕切られた各家等の空間での撮影。結構楽しく「どうなるのだろう~」と観ていると何と!ハリエット・アンデルセンも出ておられたし、クロエ・セヴィニーもちょっと久し振りだったので嬉しくなった。ポール・ベタニーにウド・キアも!豪華なこのキャスティングも個性を感じ喜んでいた。しかし、だんだんと重苦しい雰囲気と何か不快な気分が充満してゆく様だった。この監督はかの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督だったのだ...。今回の主人公の女性(二コール・キッドマン扮するグレイス)はギャングから逃れ見知らぬ村にやって来た。村人達と打ち解けようとするグレイスと、彼女を次第に奴隷の様に、犬の様に各人が接するのだ。首輪まで填められ錘まで付けられる...。

この作品はカフカの「アメリカ」を題材にしているそうだ。そして、ラース・フォン・トリアー監督の「アメリカ三部作」の第一弾となる彼流のアメリカが描かれているようだ。人間の心の醜さや傲慢さ、不条理な世界を見せつけられる様だった。当然、楽しい気分で観れるはずはない。最後はギャングのボス(実はグレイスは娘)がやって来て、グレイスに権力を与える...一匹の犬以外の村人たちは全員殺されてしまった。複雑な心境のグレイスもまた不可解で傲慢な後始末をして村を去っていくのだった。

う~む?面白さと重厚さでスッキリしない気分の中、素敵な歌声~♪大好きなデヴィッド・ボウイ様の「ヤング・アメリカン」がエンディング曲だった。お陰で随分この映画のポイントはアップ!印象も良くなったと思う。(ある意味救われた気もした。)

「ドッグヴィルの告白」というメイキングの様な作品もあるそうなので、また観てみようと思う。


  1. 2005/06/01(水) 06:25:19|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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