★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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メルシィ!人生

2006-03-12.jpg

メルシィ!人生:LE PLACARD
2000年 フランス映画 フランシス・ヴェベール監督

出演:ダニエル・オートゥイユジェラール・ドパルデュー、ティエリー・レルミット、ジャン・ロシュフォールミシェル・ラロック、ミシェル・オーモン、アレクサンドラ・ヴァンダヌート

超弱小の自営業なので毎年確定申告の時期はバタバタ。ようやく落ち着いたところながら、もうすぐ「フランス映画祭2006」。今年は大阪でも公開させるので嬉しい!前回からちょっと「ラブ・コメ」映画で好きなものを思い浮かべてみたりしていた。ラブストーリーではないけれどラブリー・コメディーというのなら!って、「メルシィ!人生」が浮かんだ。とっても面白いのだ。

主役のフランソワ・ピニョン(ダニエル・オートゥイユ)は2年前に奥さんに愛想をつかされ今はやもめ暮らし。息子にも相当馬鹿にされている。会社でも真面目だけれど冴えない存在。ある日、人件費削減の理由からピニョンが解雇されることに。自殺しようと傷心したピニョンに隣に引越してきた不思議なおじさんベロン(ミシェル・オーモン)が解雇を免れる作戦を!ピニョンに嘘のカムアウトをさせるのだ。お尻を出して男性と抱き合っている合成写真が一気に社内で話題になる。面白い存在が各所に登場するのだけれど、事なかれ主義の社長(ジャン・ロシュフォール)はピニョンをクビにすると同性愛者達を一気に敵に回す事になる!と。あのいつもの表情でたまらなく可笑しい。人事部長サンティニ(ジェラール・ドパルデュー)は社内でも最もマッチョで同性愛や黒人差別している。そこに、仕掛け人ギョーム(ティエリー・レルミット)が「もっと、ピニョンに優しくしないと君のクビが危ないよ。」とニヤリ~。そんな社内の面白半分な罠にスッカリはまってしまうのがサンティニだったりとゲラゲラ・クスクスがいっぱい。

美人で仕事も出来る経理部の上司ベルトラン(ミシェル・ラロック)も素敵だし、芸達者な役者さんが揃っているので本当に楽しくて仕方がない。ダニエル・オートゥイユはシリアス・ドラマからサスペンス、ロマンス作品が多い素晴らしい好きな男優さまのお一人。こういう役もいいなぁ~ってますます好きになってしまう。この映画の監督はフランシス・ヴェベール。前作『奇人たちの晩餐会』、次作の『ルビー&カンタン』共に出演者がダブっている。70年代の代表作『Mr.レディMr.マダム』も大好き!お国柄というのか「コメディ」と言ってもそれぞれ。色んな可笑しさがあって楽しいなぁ~って思う。この映画は派手な笑いは無くともコメディの秀作だと思う。面白さの中にちゃんと同性愛や人種問題、雇用問題、家族問題もさり気なく織り込まれている。ピニョンがコンドームの帽子を被って(この会社は製造会社なので)ゲイ・パレードの車に乗り手を振ったりする様子をTVで見た息子が、「パパ、カッコイイ!」と見直し仲良くなれたり、未練いっぱいだった元妻にハッキリ主張出来る様になり、最後は社内の記念撮影にしっかり入れたピニョン。可愛い猫ちゃんの存在もポイント。観終えた後、爽やかな痛快さで気分がいい。
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  1. 2006/03/12(日) 08:08:15|
  2. コメディ・ロマンティックコメディ|
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