★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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ロリータ

2005-02-05.jpg

ロリータ:LOLITA
1997年 アメリカ映画 エイドリアン・ライン監督

出演:ジェレミー・アイアンズドミニク・スウェイン、メラニー・グリフィス、フランク・ランジェラ

最近に限らないけれど、リメイク版というものが沢山ある。この「ロリータ」はキューブリック作品から30数年経てからのもの。ハンバート教授役はジェレミー・アイアンズ。彼の英国人ならではの内面の屈折した演技力は素晴らしい!なので、この役はピッタリだと思う。ジョン・ローンと共演した「M.バタフライ」のアイアンズも大好き。この様な内的演技の天才だと思っている。英国男優というとダーク・ボガード!な私。ボガードが亡くなって今はアイアンズがそんな私の嗜好を継続して下さる貴重な存在。

ドミニク・スウェインは可愛いけれど、私のナボコフの描くロリータ像とは少し違うと違和感を覚えた。でも、映画化だし、リメイクなのでそれで面白いと仰る方も居られるだろう。12才と18才では同じ10代でも大きく違う。それは少年でも同じだと思う。この「ロリータ」でのローはあまりにも現代っ娘(そういう設定なのだけれど)過ぎて...可愛いけれどちょっと...。ロリータとは?定義の中に20才未満、小悪魔、妖精...つまりニンフェットな存在でなければならない(と思っている。)そして、そんな少女に翻弄される者たちが居る。

ハンバートが最後に語る言葉が全てを言い表しているとも思える。あの言葉が私の頭の中でループし、彼の悲哀に美を見る。

「絶望的な孤独はロリータがいないことではない。彼女の声が聞こえないことだ。」

何故だか、私はこの言葉に頭も心も大きく頷き、そして涙に溢れるのだ。

この新しい「ロリータ」はハンバート役にアイアンズだったこと。そして、音楽がエンニオ・モリコーネだったこと。これだけで鑑賞に値すると思える依怙贔屓だらけの私。
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  1. 2005/02/05(土) 16:56:07|
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