★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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『セメント・ガーデン ルナティック・ラブ:禁断の姉弟』 アンドリュー・バーキン監督 (1992年)

cementgardencinemachouchou
☆長女ジュリー役の可愛いシャルロット・ゲンズブール♪

現代英国文学のイアン・マキュアンの小説『セメント・ガーデン』(1978年)を基に、アンドリュー・バーキンが脚本・監督し映画化された問題作『セメントガーデン ルナティック・ラブ:禁断の姉弟』!

『クララの森・少女愛惜』にて少し触れています♪

セメントガーデン <ルナティック・ラブ/禁断の姉弟>セメントガーデン ルナティック・ラブ:禁断の姉弟/THE CEMENT GARDEN
1992年・イギリス/フランス/ドイツ合作映画
監督・脚本:アンドリュー・バーキン 製作:ビー・ギルバート 製作総指揮:ベルント・アイヒンガー、マーティン・モスコウィック  原作:イアン・マキュアン  撮影:スティーヴン・ブラックマン 音楽:エドワード・シェアマー 出演:シャルロット・ゲンズブール、アンドリュー・ロバートソン、シニード・キューザック、ハンス・ツィッシュラー、アリス・コルサード、ネッド・バーキン

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  1. 2008/07/20(日) 07:35:57|
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『マーシェンカ』 ジョン・ゴールドシュミット監督 (1987年)

マーシェンカ VHS 
マーシェンカ/MASCHENKA
1987年・イギリス/フランス/西ドイツ合作映画
監督:ジョン・ゴールドシュミット 原作:ウラジミール・ナボコフ 脚本:ジョン・モーティマー 撮影:ウォルフガング・トロイ 音楽:ニコラス・グロウナ 出演:ケイリー・エルウィズ、イリーナ・ブルック、ズニー・メレス、ジョナサン・コイ、ジャン=クロード・ブリアリ、マイケル・ゴフ、フレディ・ジョーン

ウラジーミル・ナボコフの小説『マーシェンカ』はロシア語で書かれ1926年にベルリンで出版。そして、1970年(44年後)に英訳され『メアリー』と題され出版された。ナボコフ自身の消え去ることのない初恋の思い出がこの小説の中の主人公であるガーニンとマーシェンカに投影されている。ナボコフが16歳の折の15歳の少女タマーラとの初恋。激動の時代を生き、当時はドイツのベルリンで生活していたナボコフが、44年前にロシア語で書いたものをそのまま英訳して世に送った...その大切な深い記憶の痕、少年ナボコフの思春期の儚き甘美な郷愁のようなものを想う。

彼がじっと前方に目を注いで見つめていたのは、へりが少しすり切れている黒い蝶結びのリボンをつけた褐色の編んだ髪、彼の目が愛撫していたのはこめかみのあたりの黒くなめらかな少女らしい髪の艶だ。彼女が顔を横に向けて隣にすわっている少女にすばやいほほえみのまなざしを送ると、彼の目にも彼女の頬の強い色彩や、タタール人のように野性的なきらりと光る目のはしりや、笑うたびに交互に広がったりせばまったりする鼻孔の優雅な曲線などが見える。 
(小説『マーシェンカ』より)


このマーシェンカを演じるのは優美なイリーナ・ブルック。国籍は英国ながら1963年のフランス生まれ。また東欧の血をひいている。英国の奇才監督(ロシア系ユダヤ人で亡命者の)ピーター・ブルックを父親に、女優のナターシャ・パリーを母親に持つお方。ガーニン役はこれまた『アナザー・カントリー』以来のお気に入りであるケアリー・エルウィズが演じている。1962年の英国生まれながら、両親はユーゴスラビア人なので彼もまた東欧の血をひいているお方。美しい映像と共に、印象強く脳裏に焼きつく陽光のまぶしさと綺麗なお衣装。衣装デザインは『マリア・ブラウンの結婚』など一連のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品を担当したバルバラ・バウムなので納得!また、コリン役でフランスの名優ジャン=クロード・ブリアリが出演しているのも嬉しいかぎりなのです☆

「ロシアが異常に遠く、郷愁が一生のあいだ狂おしく付きまとい、心を引き裂く郷愁にかられて奇異な振る舞いをいつも人前でさらす身であるから、わたしはこの処女作に感傷的な痛みを感じるほどの愛着を持っていると臆せずに告白したい。」 《ウラジーミル・ナボコフ》

小説『ロリータ』(1955年)発表後の世界的な名声を得てから後にこのように語っておられる。

※★『マーシェンカ』の美しい少女(イリーナ・ブルック:IRINA BROOK 原作:ウラジミール・ナボコフ)として書いたものに少し追記致しました。



  1. 2008/07/16(水) 17:45:02|
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『ガラスの動物園』 ポール・ニューマン監督 (1987年)

ガラスの動物園vhs
ガラスの動物園/THE GLASS MENAGERIE
       1987年・アメリカ映画
監督:ポール・ニューマン 原作:テネシー・ウィリアムズ 撮影:ミヒャエル・バルハウス 音楽:ヘンリー・マンシーニ 出演:ジョアン・ウッドワード、カレン・アレン、ジョン・マルコヴィッチ、ジェームズ・ノートン

テネシー・ウィリアムズの作品は映画化(舞台化)されているものが多く、私は映画からこの作家を知り次第に興味を持ち始めた。学生の頃から図書館では先ずドイツ文学やフランス文学...と優先順位が勝手に決まっていた。アンチ・アメリカではないつもりながら、どこかで好きではないアメリカがずっとある(好きな芸術家や作品もいっぱいなのでその過程)ようにも想うけれど...。そんな自分の心は解読できないけれど、心に響くもの、突き刺さるものに素直でありたい。歳を重ねる中でこんな気持ちで生きている。映画から教えていただくことは限りない!テネシー・ウィリアムズ原作の映画化で知ったものを大まかに辿ると、『熱いトタン屋根の猫』『雨のニューオリンズ』『欲望という名の電車』『去年の夏、突然に』『夕なぎ』『ガラスの動物園』『イグアナの夜』『ローマの哀愁』『蛇皮の服を着た男』...『ベビー・ドール』(これはお話と幾シーンかのお写真でしか知らず、DVD化を熱望しているもの!)。他にも未読・未見の作品はまだまだあるけれど、通じて私が好きなのは漂う哀歓のようなもの。これらの作品は広大なアメリカ、それも南部のアメリカ、その町で生活する人々の姿を見ることができるよう。

『蛇皮の服を着た男』の原作は『地獄のオルフェウス』。映画では『欲望という名の電車』のマーロン・ブランドが再び出演。こうしてみると、映画の中で主要な役柄を演じている名優方は重なっているようだ。ヴィヴィアン・リーやエリザベス・テイラー然り、そして、『熱いトタン屋根の猫』で苦悩する同性愛の男性を演じた(時代的に規制が厳しく描かれ方はかなり抑制されたもの)ポール・ニューマンが『ガラスの動物園』では監督。この『ガラスの動物園』は幾度か観ている。すっきりしない余韻は決して快適ではないけれど、母親のアマンダ(ポール・ニューマンの奥様のジョアン・ウッドワードが演じている)、娘ローラ(カレン・アレン)、息子(ジョン・マルコヴィッチ)、ローラの憧れのジム(ジェームズ・ノートン)という出演者4人による室内劇にアメリカを感じた!アメリカの病理のような(似通った状況の日本に生きる世代のせいだろうか)...それはテネシー・ウィリアムズご自身のお姿や社会を作品に投影しているので迫り来る強力な印象が強い。実際のお姉さまは精神を病み入院されていた。ご自身も精神的な病を抱え、かつ、まだ当時では公表できずにいたゲイであるということも。作家として成功されてからも、ずっと精神病院の姉を見守ったそうだ。この映画は元々は舞台劇で既にジョアン・ウッドワードとカレン・アレンで演じていたという。

母親との葛藤、姉を慕う弟トムはウィリアムズと重ねてしまう。カレン・アレンはアル・パチーノがゲイに扮して話題になった『クルージング』で知った。この頃のカレン・アレンはとても体型もか細く、神経も繊細でヒリヒリする感じがして好き。脚が不自由で高校を中退してしまうローラが憧れていた青年ジムとの再会の場面と最後のトムの語りが心に残ったまま。『ガラスの動物園』の前に、短編で『ガラスの少女像』としてほぼ同じお話で書かれているのだけれど、私はこの”ガラスの少女”という響きが好きで、部屋に篭り、ガラス細工の動物たちを大切に静かに(深い劣等感と共に)過ごしているローラは映画の中でも今にも壊れてしまいそう。カレン・アレンはそんなローラ役にピッタリだったように想う。ジムは結局ローラの心を救うどころか...彼の語る”普通の人々”とはジムもではないだろうか!とローラの心に光が射したかと想うと曇り壊してゆくのは簡単なのだ。ジムに悪気はないけれど私はローラが好きでたまらない...何故だろう。

『ガラスの少女像』あるいは『ガラスの動物園』の娘ローラ (原作:テネシー・ウィリアムズ) として綴ったものです。



  1. 2008/07/11(金) 06:58:07|
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『アンナ』の映画とサウンドトラック(セルジュ・ゲンスブール)

アンナアンナ/ANNA
1966年・フランス映画
監督:ピエール・コラルニック 撮影:ウィリー・クラン 作詞・作曲:セルジュ・ゲンスブール 音楽:ミシェル・コロンビエ 出演:アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、セルジュ・ゲンズブールマリアンヌ・フェイスフル


『アンナ』(1966年)は、『ガラスの墓標』のピエール・コラルニック監督作品(思い込みで暫くセルジュが監督だと勘違いしていた)。主演はこれまた大好きな女優さまのおひとりであるアンナ・カリーナ♪そして、去年お亡くなりになられたジャン=クロード・ブリアリ、パーティー・シーンで可憐に登場され歌われるマリアンヌ・フェイスフルさま♥お話云々以前の歓喜!映像も綺麗で音楽も最高!アンナ・カリーナの魅力に溢れている。丸い黒ぶちの眼鏡が欲しいなぁ~♪と思ったり、公開時に着もしないのにTシャツを買ったり大騒ぎしていた。DVD化されすぐに買った。大好きな方々が勢揃い!中でもマリアンヌ・フェイスフルの登場シーンばかり繰り返し観ていた。この頃のマリアンヌさまは既にドラッグを始めていたので、どうも目が虚ろ。可憐で儚い可愛らしさで、当のご本人まで夢うつつ♪な感じ。そんな時代の空気感がファッションなどにも顕著でとてもカラフル・ポップ!劇中でアンナ・カリーナが歌うとってもカッコよくてキュートな『ローラー・ガール』や、『太陽の真下で』は”名曲!”という成句を軽く遥かに超えた素晴らしい楽曲★

この映画はアンナ・カリーナの為に、讃えるかのように製作された映画だと想う。長い間公開されずにいたけれど拝見できたことを幸せに想う。セルジュの音楽(サウンドトラック)の素晴らしさ抜きには語れないと想う。セルジュは勿論!アンナ・カリーナやのジャン=クロード・ブリアリの歌声も聴ける♪また、ミシェル・コロンビエもとても好き!とりわけこの時期は神懸り的に想える程に相性が良い私。

annacinemachouchou



  1. 2008/07/07(月) 21:39:54|
  2. 映画と音楽:好きなテーマ曲・サントラ|
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『秘密の儀式』 ジョセフ・ロージー監督 (1968年)

secretlizcinemachouchou
☆亡き娘の写真を持つレオノーラ(リズ・テイラー)♪

ジョセフ・ロージー監督の1968年映画『秘密の儀式』がようやくソフト化決定(2008年8月6日発売)。私はミア・ファローが20数年間ずっと好きでいる。ミアの出演作品はまだもう少し未見のものがあるけれど、今のところ、この作品が一等大好きなのだ。80年代にローカル(UHF放送)な映画番組からの録画のビデオを幾度もくり返し観ていたものだ。その放送は吹き替え版だったので、すっかりミア扮する風変りな気のふれた少女チェンチの台詞を暗誦してしまっていた程。そして、外国版のビデオを取り寄せて(当時は随分高かったのですが)英字幕ながらそれも幾度も観ているもの。この少女というのも設定では22歳なのだけれど、時が止まった少女のようなチェンチ(撮影当時のミアは24歳頃)。また、大女優のリズ扮する娼婦レオノーラの哀れさ、義父役のロバート・ミッチャムの不気味さ、美しい映像と少し怖いサスペンス仕立てはジョセフ・ロージー監督のお得意とするところ。最初に観たロージー作品はダーク・ボガード主演の『召使』!!

『ローズマリーの赤ちゃん』と同じ年に製作され公開されたもの。当時のミアはビートルズ達とインドに行ったりしていた頃だと想う。また、ミア・ファローが英国映画にとても合うのは少女期を英国で過ごし教育を受けた国なので。その後、アメリカで本格的な演技の勉強と舞台でデビューを果たすという経歴のお方。この『秘密の儀式』の大まかなあらすじは、9歳の頃に父を亡くし母親と再婚相手の義父と暮らしていた少女チェンチ。その母親も死んでしまう。そして、その義父は不審な男性でアメリカへ渡っていた。そんな母親の面影を忘れられず、豪華な豪邸で一人で暮らしている孤独な少女が、ふと町で母親に瓜二つの娼婦レオノーラと出逢う。レオノーラも溺死した幼い10歳の娘を忘れられず、墓地に参り彼女と心の会話をすることだけが楽しみな孤独な女性。やがて、二人は本当の母と娘のように生活を始めるのだけれど、チェンチの空虚な心は満たされることはない。現実と虚構を混同し自分だけの世界に埋没してゆくチェンチ(この辺りのミアの演技はハマリ過ぎ!)。また、この映画は主演はミア・ファローだとも言える脚本。なので、リズ・テイラーは助演を初めて引き受けた作品だそうだ(子役時代は別として)。私は共に主演だと想う。このお二人の奇妙さが素敵で大好き!レオノーラはチェンチを救うことは出来ずに少女は命を絶つ最期も壮絶。そして、葬儀の日にレオノーラは・・・。

《死んだ子供を忘れかねている売笑婦と、死んだ母を思って気が狂っている娘。「秘密の儀式」は、これをエリザベス・テイラーとミア・ファローという顔合わせで映画化した。これをジャンヌ・モローとジョアンナ・シムカスで演じさせなかったロージー監督の俳優感覚に注意したい。ジャンヌ・モローの智的さをリズは持っていないし、ジョアンナ・シムカスの美しい哀感をミア・ファローは持っていない。リズもミアも妙な云い方だが、どこか狂的なところがあって、まともでない女としては、リズとミアの方がずっと面白い。》 (淀川長治)

『秘密の儀式』 少女チェンチ(ミア・ファロー)と娼婦レオノーラ(エリザベス・テイラー)♪として触れたものの一部に追記致しました。

secretcinemachouchou
秘密の儀式/SECRET CEREMONY
1968年・イギリス映画
監督:ジョセフ・ロージー 原作:マルコ・デネビー 脚本:ジョージ・タボリ撮影:ジェラルド・フィッシャー 音楽:リチャード・ロドニー・ベネット 出演:エリザベス・テイラー、ミア・ファロー、ロバート・ミッチャム、ペギー・アシュクロフト、パメラ・ブラウン




  1. 2008/07/02(水) 00:42:45|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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『ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭 映画上映会』

ファスヴィンダー

大阪の映画館:シネ・ヌーヴォさんとドイツ文化センター大阪さんとの共催で、
ドイツを代表する映画監督ファスビンダーの特集が開催されます!

60年代末から70年代の変革の時代を疾走し、
ドイツ映画の未来を託される稀有な存在となった矢先、
1982年に37歳の若さで急死しました。

彼の作品は、女性の抑圧、同性愛、ユダヤ人差別、テロリズムなど
スキャンダラスなテーマが多く、常に激しい論争を巻き起こし、
遺された42本の作品は、今日にも多くの問題を提起し続けています。

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭 映画上映会】 
日程:2008年7月12日(土)~18日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ
   大阪市西区九条1-20-24  最寄り駅(地下鉄中央線「九条駅」)
値段:1回鑑賞(1000円)、会員(800円) 、当日5回券(4500円)
問合せ:06-6582-1416

上映作品:計18作品、ドイツ語(日本語字幕)
「出稼ぎ野郎」「なぜR.氏は発狂したか」「マリア・ブラウンの結婚」
「ローラ」「ヴェロニカ・フォスのあこがれ」「四季を売る男」「悪の神々」
「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」「マルタ」「不安と魂」
「エフィー・ブリースト」「少しの愛だけでも」「悪魔のやから」
「シナのルーレット」「哀れなボルヴィーザー」「リリー・マルレーン」
「少しの愛だけでなく」「自由の代償」

プログラム一覧は次からどうぞ。
http://www.cinenouveau.com/cinemalib2008/fassbinder/fass_Frame.html

巨匠ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーへの敬意を込めて、
今回紹介するのは、彼の作品の中でも最も重要なものばかりです。
非常に興味深くて、貴重な作品が多いです。

また、彼の作品の多くは、
DVDなどでも観る事ができないので、是非この機会にどうぞ♪



  1. 2008/07/01(火) 19:28:20|
  2. 個人的な大ニュース!|
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