★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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大笑いした『チャップリンの黄金狂時代』

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『さよなら子供たち』の事を書いていてチャップリンの映画で大笑いしている少年達の場面が浮かんだ。”チャップリン”という名はあまりにも偉大過ぎて、私如きが語ることさえおこがましい気がする。カラー世代で子供のくせにちょっとおませに『愛の嵐』の映像に魅せられた頃だったと思う。NHKだっただろうか?連日でチャップリン映画を放送していたのを観ていた。タイトルなどはずっと後になって一致した。私の初めて観たサイレント映画はテレビながらチャップリンだった。無声なことがとても不思議に思えた。ところが、この『黄金狂時代』はゲラゲラ笑ったものだった。チャップリンのあのトレードマークのちょび髭や山高帽、ステッキに大きなドタ靴。笑いの中に秘められたメッセージがある事など勿論当時は分かりもしない。ただただ面白かった。あのドタ靴を食べるシーンは特に可笑しかったのでずっと記憶に残っていた。パンにフォークを刺してダンスをするシーンとか。この作品がチャップリンの長編デビュー作で36歳の頃のものだという。1925年!80年も前の映画。えっ...!大正14年。そんな風に思うと時代の推移と不可思議な幸福感を得られるような。ただ可笑しいだけではなく、何かホロリとさせられ、そして希望や勇気を与えてくれる。笑うことってやっぱり大切。”泣き笑い”という言葉は簡単に使えるけれど、演じるのは安易なことではないと思う。チャップリンは「笑いとは反抗精神である。」と語録に残っている。そして、チャップリンに惹かれる魅力の中に音楽もある。無声映画なので台詞は字幕。でも、後ろに音楽が流れている。その音楽も脚本同様ご自身で作曲されていた。やっぱり天才だから~♪と凄いなぁって思う。あと、全くミーハー気質なもので往年のファンの方々からお叱りを受けるかもしれないけれど、奥様が大勢いらしたこと。それも、幼な妻の可愛いお方が多い。妙にそういう所が気になってしまう。お子様も大勢。中でも、ジェラルディン・チャップリンはとても好きな女優さまのお一人でもある。

チャップリンが、赤狩り時代に不遇な扱いを受けた時に、弁護した友人でもあったバスター・キートン。チャップリン以上に作品を知らないけれど、お顔の感じとのギャップが面白い。最初の出会いは1980年代になってから。FLESH FOR LULUという英国の美形なバンドが好きになり、その前身バンドのWASTED YOUTHのレコードを買った時。偉大な喜劇役者さまだとは知る由もなかった。でも、”このジャケットの方は誰だろう?”と美しいので気になった。そんな出会い。申し訳ないような、愉快なような♪

チャップリンの黄金狂時代 チャップリンの黄金狂時代:THE GOLD RUSH
監督:チャールズ・チャップリン 出演:チャールズ・チャップリン.ジョージア・ヘイル.マック・スウェイン.トム・マーレイ.ヘンリー・バーグマン (1925年・アメリカ映画)
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  1. 2007/01/31(水) 03:33:18|
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さよなら子供たち

さよなら子供たち さよなら子供たち:AU REVOIR LES ENFANTS
監督:ルイ・マル 出演:ガスパール・マネス、ラファエル・フェジト、フランソワ・ネグレ、フィリップ=モリエ・ジェヌー、イレーヌ・ジョコブ
(1987年・フランス/西ドイツ合作映画)

この映画は劇場で観た時から今もずっと心に残る作品。当時は私もまだ若かったので寄宿舎の様子や可愛い少年たち、綺麗な映像に見惚れながらも哀しい気分になり感動した気分だった。僅か25歳で『死刑台のエレベーター』で監督デビューした名匠ルイ・マル監督。私は去年何故か何度か『鬼火』を観ていた。そして、この『さよなら子供たち』と何か符合するものを感じたりしている。本当は1月の最初の方に書く予定で少し書いていたけれど、今もこうしている内に涙が出てくるので困った名作なのだ。監督はこの作品が”私の第一作目です。”というようなお話をされていた。60歳近くなった1987年(デビューから30年を経て)にこの御自分の12歳の少年時代の決して忘れられない想い出を映像化した。美しい映像はレナート・ベルタの手腕がここでも大いに発揮されている(大好きなので!)。1944年のナチス占領下のフランス。寒い1月の寄宿舎で過ごした監督の自伝。

裕福な家庭のジュリアンは勉強も優秀。でも、同級にやってきたボネはさらに学業優秀でピアノも上手。そんな気になる存在の少年のロッカーの中の本の表紙裏にジャン・キペルシュタインとう名を見つける。ボネがユダヤ人であると知るジュリアン。そのことをからかって喧嘩になったりもするけれど、次第にお互いの仲は深まってゆくようだった。でも、ジュリアンはよく分からないのだ。12歳の子供なのだから。暗い寄宿舎の中でお祈りを一人しているボネ(ユダヤ教徒としての信仰の深さ)を見つめるジュリアン...こういう”何かよく分からない。でも、ボネが気になる。”という様子の表情がたまらない。この美しい2人の子役の少年は素人の少年。監督はあまり細かく演技指導はしなかったという。でも、撮影中に監督が涙したというラストのシーン。闇商売をしていたことが知られてしまった料理番のジョゼフは解雇され、腹癒せに偽名で校内にユダヤ人がいると密告してしまう。ある朝の授業中、ゲシュタポがやって来る。そこで既に全てを悟ったのだろうボネは静かに立ち上がる。抗えない運命を12歳の少年は受け入れるしかなかったのだと思うと胸が痛い。その場で3人の少年と校長先生(ジャン神父)は連行され、その別れ際にジャン神父が語る”さよなら子供たち。また近い内に。”と。でも、現実は惨く、3人の少年はアウシュヴィッツでジャン神父はマハトハウゼンで亡くなったという。別れ際の手を振るジュリアンの表情もとても好き。何も出来ないその状況にいる。子供らしい。ルイ・マル監督は誠実なお方に思う。ジュリアン少年の描き方を美化していない。美しい映像の中で、少年たちの白い吐息、ベレー帽やマフラー、けなげで愛らしい少年たちを、寒々しい色彩と景色がさらに深い何かを感じさせる。反戦映画でもないし、お涙頂戴ものでもない。10年振りにフランスに戻っての作品。公開当時、賛否両論だった記憶がある。人それぞれ。私はこの作品に出会えたタイミングも良かった気がする。そして、年を重ね再見する度に、この映画が好きになる。チャップリンの映画を観ながら笑う少年たちの姿も忘れられない。

全く、心を言葉にする術の無さ...上手く言えない。また、もっと私が年老いて観るとさらに感じることがあるだろう。好きな映画は観る度に新たな感動が得られる。神父が”アデュー”と言わなかったこと、実に哀切だ。

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  1. 2007/01/28(日) 03:27:09|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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ガスパール・マネスとラファエル・フェジト

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ガスパール・マネス:GASPARD MANESSE
少年時代のルイ・マル監督の分身のようなジュリアン・カンタン役を演じた少年。当時12歳。育ちの良さと利発さ、そして覚束無い様子がとても愛くるしく美しい。

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ラファエル・フェジト:RAPHAEL FEJTO
ジャン・ボネ役を演じた少年。当時12歳でユダヤ人の男の子。純真さと聡明さに溢れた落ちついた役柄がピッタリ。スラリとした体型と綺麗な瞳の少年。


  1. 2007/01/27(土) 11:39:57|
  2. 銀幕の少年少女たち(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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オール・アバウト・マイ・マザー

オール・アバウト・マイ・マザー オール・アバウト・マイ・マザー
監督:ペドロ・アルモドバル 出演:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、ペネロペ・クルス、アントニア・サン・フアン、ロサ・マリア・サルダ (1998年・スペイン映画)

ペドロ・アルモドバル監督作品と知ると観ていると気づく。いつも女性たちが主役で愛の様々な形、様々な女性の生き方を見せてくださるから好き。私は女性なのでどうしても男性のことはよく分からない。なので神秘的なのでもあるけれど、女性映画は身近に思えるのだろうか。この『オール・アバウト・マイ・マザー』はアルモドバル監督作品の中で最も泣いた映画。哀しみや優しさに対する涙に思う。アルモドバル監督は同性愛の方だと思うけれど、いつも女性たちを色んな角度から描く。色彩も綺麗でユーモアもある。そして、スペイン映画からハリウッド進出する今、ここではペネロペ・クルスがシスター・ロサ役で出ていて実に可憐。そして、劇中でも大女優役(女性しか愛せない)としてマリサ・パレデスの凛とした美しさにうっとり。個性的な女優さまのアントニア・サン・フアンは女装したゲイボーイを演じている。そして、息子を事故で亡くす母役のセシリア・ロス。最高!!何て素敵な人なのだろう。

最初にこの監督を知ったのは『神経衰弱ぎりぎりの女たち』。何かの雑誌で紹介されていてタイトルが面白そうだったので。そして、『ハイヒール』『キカ』でスッカリお気に入りの監督さまになっていた。カルメン・マウラもヴィクトリア・アブリルも国際女優として各国の作品で拝見するようになった。新作の『ボルベール』は昨年のカンヌで出演女優さま全員が最優秀女優賞に輝いた。古巣のようなアルモドバル監督作品にまたペネロペ・クルスもカルメン・マウラも帰ってきた。監督はとてもお優しいお人柄に思えた。そして、そんな素顔から各作品の核のような愛を強く感じる。アルモドバル監督にとって母という存在はかけがえの無いものなのだろう。様々な女性を描きながらも常に母なる存在がある。なので、子供のいない私でも何か母性なるものを刺激されるようにも思う。

監督のインタビューにより、主要な女性たちには実は引用された先輩女優さまの存在があったという。大女優ウマ・ロッホにはベティ・デイヴィス。息子を失った母マヌエラにはロミー・シュナイダー。黒い瞳の修道女シスター・ロサにはエマニュエル・ベアール。そして、女になりたかった男アングラードはゲーリー・クーパーだと!それを知り、また再見してみるのだった。そして、古き名画『イヴの総て』やヴィヴィアン・リーの『欲望という名の電車』も劇中で引用されている。こうして映画を愛して止まぬ映画人たちは繋がってゆく。スペインで映画制作は安易なことではない。名匠たちが数多くいるのに作品は中断されたり、日本までやって来ない...。幸いにもアルモドバル監督作品は沢山公開され観ることが出来て嬉しく思う。

マヌエラは、息子に父親の存在を知らせずに育ててきた。打ち明けようとした矢先の事故。運命のいたずら。この悲劇からマヌエラは封印してきた過去に向き合う決意をする。マドリッドからバルセロナへと...。最後までダレる瞬間は私にはなく、マヌエラの静かに深く心を刺激する向かう道のりに力強さを感じ堪え切れず涙に溢れる。とっても好きな映画!

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  1. 2007/01/26(金) 13:36:03|
  2. 女性映画・群像劇・映画愛・家族ドラマ|
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マーク・レスター:MARK LESTER

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映画のステキさのひとつには、いくら年月が経ようとも映画の中でその時間が蘇ること。それって私にとってとても大きなもの。特に子供たち。銀幕の美少年は脳内に美少女とは別館で存在し続ける(時々どちらにも属さない様な存在もいるけれど)。たった1作だけの少年たちも多い。数は関係ない。でも、この英国のオックスフォード生まれのマーク・レスターは子役の頃に多くの名作を残し、心に焼き付いて離れない名場面がいっぱい☆最初の代表作は1968年の『オリバー!』。撮影当時9歳位。ディケンズの名作の映画化。個人的な最初の出会いはやはり『小さな恋のメロディ』♪『王子と乞食』でスラリとした青年になっていたのを観たのが最後。ダニエル君もこのオリヴァー君もマーク・レスターの生まれ持った純真さをこの眼差しに感じてキュンとなる私。きっと、いつまでも♪

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  1. 2007/01/25(木) 19:54:25|
  2. 銀幕の少年少女たち(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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から騒ぎ

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から騒ぎ:MUCH ADO ABOUT NOTHING
1993年・アメリカ映画(イギリス映画) 
監督:ケネス・ブラナー 出演:ケネス・ブラナーエマ・トンプソン、デンゼル・ワシントン、ロバート・ショーン・レナード、ケイト・ベッキンセイル、キアヌ・リーヴス、リチャード・ブライアーズ、マイケル・キートン、アレックス・ロー、ブライアン・ブレッスド

大好きな作品ばかり書いてるので、”大好き!”と連呼し続ける私。でも、仕方ない。色んな作風があり比較など出来ないのだから。この『から騒ぎ』も毎年のように繰り返し観てしまう。そして、泣き笑いの感動はまだ飽きない。以前、『映画大好き!Cinema Chouchou』で書かせて頂いたので、あまり重複しないように。

ケネス・ブラナーを知ったのは『ひと月の夏』が最初。でも、お目当てはコリン・ファースの方だったのだ。それから少ししてだろうか、既にファンになっていたジェレミー・アイアンズのインタビューで、”今注目している英国の若い役者は?”というような中で、”ケネス・ブラナーとダニエル・デイ=ルイスだよ。”と絶賛されていた。ダニエル・デイ=ルイスはお美しいのでその時点でチェック済みだったのだけれど、アイアンズがとてもケネス・ブラナーの事も評価していて好きだというので気にするようになったという、いつもの単純なきっかけ。

英国の優れた役者様は先ず映画の前に舞台。アイアンズは大物なのに今でも映画と舞台の両方を続けておられる。メリル・ストリープが”英国の役者には敵わないわ。だって、シェイクスピアの台詞を空で言えるのですから。”と仰っていた。シェイクスピアの国だし、ローレンス・オリヴィエもみんな舞台俳優としても名優。私もシェイクスピアは熱狂的ではないけれど、やっぱり好きで時折ソネット集を読んだりして気分が良くなる。『から騒ぎ』は監督・脚本・主演とケネス・ブラナーが担当。心からシェイクスピアを愛しているのだと伝わる。なので、原作の『空騒ぎ』を彼流の脚本で現代人の私達に伝わり易い感覚で描いている。美しいイタリアの景色、そして村の日に焼けた女性たちの生き生きした感じ、美麗な音楽と全てに於いて好き。もう何十回も観ていて、もうすぐ全部の台詞を覚えそうなくらい。歌は覚えてしまった♪

ケネス・ブラナーの当時の奥様であったエマ・トンプソンも上手く素敵な女優さま。そして、まだ初々しく可愛らしい頃のケイト・ベッキンセイル、ロバート・ショーン・レナード(彼はアメリカ人ながらシェイクスピア舞台の経験もある好青年なので、このクローディオ役もピッタリだと思う)、デンゼル・ワシントン....と私の好きな役者様がいっぱいの豪華キャスト!アメリカ映画となっているみたいだけれど、私の中ではイギリス映画という感じ。最後はハッピー・エンドで爽やかな感動。シェイクスピア悲劇も好きだけれど、このような喜劇もとても好き。ロマンティック・コメディ♪ケネス・ブラナーは役者としても監督としても才能に長けたお方。最近は「ルーズベルト」を演じていたのも良かった。もう一度、また観ようと思っているところ。

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  1. 2007/01/24(水) 14:59:23|
  2. 文芸・文学作品|
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小さな泥棒

小さな泥棒 小さな泥棒;LA PETITE VOLEUSE
監督:クロード・ミレール 出演:シャルロット・ゲンズブール、シモン・ド・ラ・ブロス、ディディエ・ブザス
(1988年・フランス映画)

シャルロット大好き!なので褒め称えるばかりの私。クロード・ミレール監督は『なまいきシャルロット』に続いてこの『小さな泥棒』をシャルロット主演で作ってくださった。16歳の少女ジャニーヌを演じるシャルロットはまだあどけなさは残るけれど大人への手前の不安定な時期を見事に演じている。それも社会に適合できない少女として。この映画は故フランソワ・トリュフォーの遺稿作品で、「イングマール・ベルイマンの『不良少女モニカ』風の作品。ある非行少女の女らしさ、あだっぽさの芽生えを描く”少女版『大人は判ってくれない』。”」と語っている。1950年代の第二次世界大戦後のフランスが舞台。トリュフォー監督の体験が色濃く投影されているように思う。流れる数々の古いシャンソンや映画館...。『なまいきシャルロット』の可愛さから少し成長した少女シャルロット、この時期のシャルロットが実に可愛くて可愛くて♪元々内向的な性格であのはにかんだ感じ。笑うとセルジュにそっくり!だし嬉しくてたまらない。

ジャニーヌは孤児で盗癖のある少女。引き取られた叔父夫婦からも見放され家政婦として住み込む。その頃、年上(中年)の男性ミシェルに恋をし、次に、少年ラウルとの恋。盗癖は直らず遂には救護院に入れられる。そして、そこで知り合った少女モリセットと一緒に逃亡する。このような流れの中で最後までジャニーヌは社会からズレている少女。タイピスト学校の女性たちとジャニーヌの違いを彼女のファッションなども象徴的に描かれていて、何か野暮ったい。ちょっと大人びてハイヒールを履いてみるけれどしっくりこない。この位の歳の女の子なら微妙なところ。ジャニーヌはラウルの子供を宿していたけれど、そのラウルはインドシナ戦争の兵士となっていた。ジャニーヌは一人で生きていく決意をするのだった...。アントワーヌ少年(ジャン=ピエール・レオが演じた)やトリュフォーの青春時代をどうしてもこのジャニーヌとラウルに見てしまう。トリュフォーの遺稿なのだからそうなのだろう。戦争の痛手はあまりにも大きくいつまでも心に焼きつくものだと、様々な映画や手記などから教えられる。その当時子供だった世代の人々だって、そんな社会や大人に反発心や反抗心を持っただろう。そういう時代が事実として歴史にあること、そんなことを思うとまた、他の映画たちが次々と思い浮かんでは感傷的になったりする。

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  1. 2007/01/23(火) 06:56:24|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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モンド 海をみたことがなかった少年

モンド ~海をみたことがなかった少年~ モンド ~海をみたことがなかった少年~:MONDO
監督:トニー・ガトリフ 出演:オヴィデュー・バラン、モーリス・モラン、ジェリー・スミス (1995年・フランス映画)

少年映画は少女映画同様に反応が敏感なので、この「モンド」は当時チラシを頂き”これは!”と小さな劇場で観る事の出来た作品。その後、ビデオも欲しくて購入した。DVD化されたタイトルにあるように、原作はル・クレジオの短編集『海を見たことがなかった少年』。別に原作を読まなくてもこの不思議な優しさに満ちた世界は心ある方なら感じるものなのでは...って傲慢だけれど思ってしまう程。観終えた後、なかなか席を立てずにいたのはどうしてだろう?90年代の映画ながら、古くからのヨーロッパ映画たちの中で描かれてきたような心の純真さと自由さを、このどこからやって来てどこに行ってしまったのか分からない不思議な可愛いモンド少年を中心に、彼と触れ合う老人や町の人々、そして南仏の自然と日に焼けたモンド君の素朴な表情や行動が胸を打つよう。上手く言えないけれど。孤児のモンド君はまだ幼いので施設に入れられてしまう年。なので、警官がいると逃げ回る。”僕を養子にしてくれる?”と大人たちに語りかけるけれど、そう簡単なことではない。しかし、終盤にあるベトナムの老女が彼を引き受けるために、いつも家の門を開いていてくれる。でも、モンド君はいつしかどこかへ行ってしまった...。何か寂しい余韻と優しい風が吹くような心に残る作品。モンドとは世界を意味するフランス語。そんな名の少年はどこにも属さない存在なのだろう。

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  1. 2007/01/22(月) 06:39:47|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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イギー(ジム)とトム

コーヒー&シガレッツ コーヒー&シガレッツ:COFFEE AND CIGARETTES
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ロベルト・ベニーニ、イギー・ポップトム・ウェイツ、ケイト・ブランシェット、スティーヴ・ブシェミ、ビル・マーレイ(2003・アメリカ映画)

ジム・ジャームッシュ監督の11の「コーヒーと煙草」に関するエピソードからなる短編集作品。豪華メンバーだけれど、やっぱり中でも「カリフォルニアのどこかで」の中のこの実名で登場のお二人のやり取りが最高に面白く嬉しいもの♪トム・ウェイツが”俺達はコーヒー&シガレッツ世代なんだ。”という。いつまでもカッコイイ!イギー・ポップといつ見ても存在感のあるトム・ウェイツ。この組み合わせを実現させたジャームッシュのセンスも最高!

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  1. 2007/01/21(日) 07:18:31|
  2. シネマ蒐集(好きな場面・資料など)|
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アルフィー

アルフィー (1966) アルフィー:ALFIE
監督:ルイス・ギルバート 出演:マイケル・ケイン、シェリー・ウィンタース、ジェーン・アッシャー、シャーリー・アン・フィールド、デンホルム・エリオット、ジュリア・フォスター
(1966年・イギリス映画)

若かりし頃のカッコイイ!マイケル・ケインの代表作。ジュード・ロウ版でのリメイクの方が有名かもしれない。きっと、そのお陰でこの本家もDVD化の運びとなったのだろう。どちらも楽しいロマンティック・コメディ。でも、先にマイケル・ケインの方で知っていたこと、ジュード・ロウ好きだという上で、でも、サー・マイケル・ケインには及ぶまい。なんて~思う。この悪気はないがプレイボーイ。色男なのでカッコ良くないとダメ。この頃のマイケル・ケイン(今も素敵だけれど)は、とても当時のロンドンを体現していて、身長もあるしまだお腹も出てない頃なのでスーツ姿がお似合い!スウィンギング・ロンドンという時代の英国のファッションや雰囲気が画面から溢れている。しかし、この色男アルフィーは本当の愛、心からの愛というようなものを持ち合わせていない人。なので、どこか寂しげなのだ。軽快なテンポ、ソニー・ロリンズのジャズ、バート・バカラックの主題歌♪そして、アルフィーは時々、カメラに向かって語るので、最初観た時とっても新鮮な感じがした。面白いなぁ~って。イギリスらしいコミカルさでこういうコメディって大好き!カテゴリーを作ったのだからどこかに入れないと...”ラブ・コメ”(今で言う感じの)だと思うのでそうしよう。

それにしても、マイケル・ケインは今も沢山の作品に出演し続けておられる。最近は脇役が多くなっているけれど、それでも嬉しい。時々、あれ?っていう役もされるのも楽しい。テレビの方が仰っていたのだけれど、マイケル・ケインのモットーは”依頼された仕事は断らない。”だそうだ。なるほどぉ...と同時に、色んな役が出来るのも凄いし、そんな身軽さが好きな気がする。演技力、存在感と英国を代表する名優のお一人なのに、高慢さも感じられない。そして、マイケル・ケインというと、あのお声!最高に素敵。なので、あのカメラに向かって語る調子も粋で自然な感じでピッタリなのだと思う。

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  1. 2007/01/20(土) 02:43:06|
  2. コメディ・ロマンティックコメディ|
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アリスの恋

アリスの恋 特別版 アリスの恋
監督:マーティン・スコセッシ 出演:エレン・バースティン、クリス・クリストファーソン、アルフレッド・ルッター、ジョディ・フォスターハーヴェイ・カイテル
(1974年・アメリカ映画)

マーティン・スコセッシ監督がエレン・バースティンを主役に描いた女性ドラマの秀作。エレン・バースティンは素晴らしい!今も。この頃はご本人もシングル・マザーで息子さんと愛犬との暮らしをされていたそうだ。なので、このアリス・グレアム役は私生活と重なる部分も大きい。19歳で結婚して息子トムがいる。ご主人が急な事故で他界。お葬式代でお金が底をついてしまい二人は故郷のモンタレイへ移ることにする。未亡人になってしまったアリスだけれど、何か二人には安堵感もあった。そういう父親だったのだ。1970年代のアメリカ。社会の中で自立して生きていく女性たち。そんな女性ドラマが多数あるけれど、この「アリスの恋」は代表作のひとつ。マーティン・スコセッシ監督にしては珍しい作風だけれど、こういうのも作って下さって嬉しい。アリスは未亡人とは言え、まだ32歳。歌手になる夢も捨ててはいない。でも、その日その日を生きていくためにはお金が必要。ツーソンの町のウェイトレスをしながら息子トムと喧嘩したりじゃれ合ったりして、泣いたり笑ったりして生きている。恋もする。でもその相手が悪い場合もある(ここではハーヴェイ・カイテルがサディスティックな妻のある男性としてちょっと出てくる)。息子のトムも母親に恋人ができると何か面白くない!でも、風変わりなちょっとおませで不良の少女オードリー(ジョディ・フォスター)と仲良くなる。デヴィッド(クリス・クリストファーソン)がアリスを気に入りふたりは仲良くなるけれど、トムは反抗する。恋もしたい、仕事もある、夢もある、でも息子はかけがえの無い存在。そんな葛藤から、アリスとトム親子は町を出て故郷に向かう決意をする。でも、デヴィッドから結婚を申し込まれるアリス。そして、実はトムもデヴィッドが嫌いではなかったので喜ぶ。二人は笑いながら町を歩く...その親子の姿が自然で素敵に思える。エレン・バースティンはとても生き生きとした感情豊かなアリスを演じている。この作品でオスカー受賞となった。私は12歳のジョディの登場するシーンは特に好き♪横分けのショートめのブロンドの髪と相変わらず冷めたあの感じで、少年ぽく可愛い(この後、同じくスコセッシ監督の『タクシードライバー』への出演と続く。ハーヴェイ・カイテルも一緒に)。トム役の眼鏡のひ弱な感じとソバカスが愛らしいアルフレッド・ルッター君はこの後、『がんばれ!ベアーズ』にも出演している。

アメリカの女性って逞しいイメージがずっと私の中にある。精神的な部分や雰囲気かな。今では日本でもシングル・マザーでしっかり生きている女性たちも多い。私は無理だなぁ...と思いながらもこういう女性たちの生き様から何かを得ている気もする。でも、以前『ヴァージン・スーサイズ』でも触れたのだけれど、この時代のアメリカを想う...。全ての女性が強く逞しく自立して生きていけるはずはない。どの国にだって色んな女性がいる。私ならどうしていただろう...とこの女性のエネルギーが爆発している活気に満ちた70年代のアメリカで。そんな風にふと思ったりしながらも、このアリスのチャーミングで自然体な魅力に引き込まれてしまう。脇役もいいし、派手さはないのだけれど心に残る作品のひとつ。

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  1. 2007/01/19(金) 10:52:21|
  2. 女性映画・群像劇・映画愛・家族ドラマ|
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ジョゼ・ジョヴァンニが語る「男」について

父よ 父よ:MON PERE IL MA SAUVE LA VIE
監督:ジョゼ・ジョヴァンニ 出演:ブリュノ・クレメール、ヴァンサン・ルクール、ミシェル・ゴデ、リュフュス
(2001年・フランス映画)
この『父よ』が遺作となってしまったジョゼ・ジョヴァンニが90年代に語っていた語録より。監督のこの男の美学は残された作品たちの中で、最後まで貫かれている。

「”男”とは、なによりも先ず”自らの旗印のために戦いぬく”者です。たとえ戦う相手が数において勝っていようとも、富において圧する力をもっていようとも、彼は戦いぬき、そして、戦いぬく限り、誰も彼を坐くことはできない。彼を殺すことはできても、滅ぼすことはできない。女が彼を捨てても「男」は存在し続ける。鎖につながれても、奴隷にはならない。それが「男」です。「男」とはそれ自身でひとつの独立した存在でなければならないのです。」

女々しい私はこの様なお言葉に胸を打たれる。カッコイイ!

とはいうものの、優男や女々しい弱い男性の映画も心打たれるものはある。悪女も根性悪の悪女は素敵ではない。美少女だって外見だけでは飽きてしまう...でも、それぞれ人間。多分に私は人間好きなのだと思う。


  1. 2007/01/18(木) 19:55:26|
  2. 映画人語録・好きな台詞|
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「フィルム・ノワール」について

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フィルム・ノワール」という言葉や作品がずっと好き。特に父がそれらの時代の作品を好んでいたことで影響されたように思う。嘗てはフランス語なのでフランス映画だけに限られた呼称と思っていた。元来は1940年~1950年頃のアメリカでの男たちの犯罪映画(『マルタの鷹』ハンフリー・ボガードが粋!などの優れた作品が多数ある)が先だと知る。私が好む「フィルム・ノワール」ものはフランス映画が中心となりそう。しかし、今の時代ではもうほとんど見られなくなったよう。ジョゼ・ジョヴァンニ監督が亡くなった時、その思いは強く感じた。でも、映画は色褪せることはない。優男も好きな私ながら、このような社会の裏側、ある意味ドロップアウトした男たちの世界、そこに描かれる友情や裏切りや復讐。任侠の世界。乾いたブルーさと男の心意気!女性の私には持ち合わせていない美学がこれらの世界にあり、それらに憧れるのだろうか...ミステリアスな存在として悪女も登場することも多く、それらの女優さまに好きなお方も多いのも魅力。時代的には限られた作品となり、最近の犯罪サスペンスやギャング映画などは違うカテゴリーに入れさせて頂きます。曖昧な私なりのカテゴリー。微妙に迷うものも多いけれど、どうぞご了承ください。


  1. 2007/01/17(水) 15:45:10|
  2. フィルム・ノワール|
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日曜はダメよ

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日曜はダメよ/POTE TIN KYRIAKI
1960年・ギリシャ映画
監督:ジュールス・ダッシン
出演:メリナ・メルクーリジュールス・ダッシン、ジョージ・ファウンダース

かっこいいお方!”ギリシャの太陽”。メリナ・メルクーリは歌う女優さまでもあるけれど、『日曜はダメよ』は女優さまとしての代表作のひとつだと思う。主題歌も有名♪監督はアメリカ人のジュールス・ダッシン。当時の赤狩りでヨーロッパで活動していた頃のもの。おしどり夫婦でメリナ・メルクーリが1994年に亡くなるまで活動を共にしていた。この映画はユーモラスな恋愛ドラマ。堅物の考古学者ホーマー(ダッシン)は粋な娼婦のイリヤ(メルクーリ)に恋をする。イリヤはギリシャの港町の人気者。日曜日だけは大好きなギリシャ悲劇を観に行くためにお仕事はお休み。そして、酒場で気に入った男性だけを招いてウーゾというギリシャのお酒を飲みながらパーティーを開く。この映画は冒頭からメルクーリの魅力に溢れているのだけれど、名場面のひとつは酒場で見られるグリーク・ダンスのシーン。ブズーキと呼ばれるギリシャの民族楽器をバックに、肩を組み上半身は動かさずに首と下半身だけで踊るもの。きっと難しいだろうなぁ~と思うけれど、観ていてとっても楽しい場面。イリヤは無学ながら数ヶ国語を話せる。それはお客の男性達から学んだものだと颯爽としている。対照的なホーマーは教養豊かながら人生を楽しめないアメリカ人。さり気なく母国の批判も見え隠れする。

ジュールス・ダッシンの息子さんは、70年代のシャンソン界のスターであるジョー・ダッサン(先妻さんとの間の息子さんで、惜しくも1980年に42歳で他界されている)。あまり有名ではないけれど娘さんのジュリー・ダッサン(ブリジット・フォンテーヌの初期の作品にも参加されてる)もいらっしゃる。ややこしいけれど、監督はハリウッドで40年代から映画を撮っていて、赤狩りでヨーロッパに。ギリシャが軍事政権にあった時期はメルクーリ共にアメリカに一時渡米(亡命)。この映画はアカデミー賞にもノミネートされアメリカでもヒットしたので、世界的にアメリカ読みの父、フランス読みの息子たちとなったのだろう...。激動の時代をこの夫婦は軽やかでいながらも一貫した意志の強さを感じさせる。それにしても、メルクーリの笑顔、大きな笑い声を聞くと元気になれる。

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  1. 2007/01/16(火) 01:52:07|
  2. 恋愛ドラマ・ラヴロマンス|
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ホテル・ニューハンプシャー

ホテル・ニューハンプシャー ホテル・ニューハンプシャー
監督:トニー・リチャードソン 出演:ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ、ナスターシャ・キンスキー、ボー・ブリッジス (1984年・アメリカ映画)

これまた、何から...というくらい好きな映画。まだ10代で現代アメリカ文学のことなど全く興味も持てずに無知極まりない頃。ある友人がジョン・アーヴィングのこと、『ガープの世界』の映画が最高だと嬉しそうにお話してくれた。そして、この『ホテル・ニューハンプシャー』は激推薦され観たもの。原作は後から読み、そしてもう20年以上経った今もふと観たくなって観てしまう。当時の感想は、好きなジョディとナスターシャの共演♪というだけで彼女たちを観ていた。ところが、私も年を重ねる中で両親の死や飼っていた犬の死、変わった愉快な友人達との出逢いや別れ...まだまだ青いけれどなんとなく”人生って色々あるんだなぁ...”と悲喜交々なものを感じている。そして、出来るだけ人生讃歌な気持ちでいたいと思えるようになった。この作品にはそんな色んなことが詰まっていて、それもテンポ良く進み、最後は死んだ人々も一緒に『ホテル・ニューハンプシャー』の美しい緑の芝生の中で彼らは走り踊り笑っている。背が延びない少女作家となり自殺してしまうリリーの背がグ~ンと伸び、ジョンがリリーなら言うよ、”人生はおとぎ話よ。”って。カテゴリーは文学作品に入れたけれど、これはもう最高のファンタジーの世界。そして、家族というものを強く感じさせられ、色んな悲劇が起こるけれども夢を捨てないパパは盲目になっても素敵な笑顔で生きている。観終えたあと、とっても気分が良くなる。

キャスティングも素晴らしい!当時大人気だったロブ・ロウ(私はあまり興味がなかったけれど)も今観ると悪くないし、中心人物のフラニー役のジョディ・フォスターの演技力と存在感、そして、スージー・ベアことサラー・ローレンス役のナスターシャ・キンスキーの存在感、さらに二役で登場するマシュー・モディン(珍しく悪役なのだけれど演技派だし、何をしてもかっこいい!)と私のお気にリの役者方がいるのも嬉しい。フラニーとパパの役は監督は当初から決めていたらしい。スージー役のナスターシャは撮影に入る少し前に決まったという。それも、ジョディが監督に語った一言で。”ナスターシャって、自分のことを魅力がないと思ってるの。信じられる?”と。私も同感!信じられないけれどそんなナスターシャが大好き~♪でそんなジョディも大好き!若手の実力派と生き生きした感じの素敵なキャスティング。近親相姦やレイプ、自殺や過激派という問題も出てくるけれど、長男はゲイで妹は背が延びない、暗い過去の傷を隠すために熊になっているスージーはフラニーに恋をするし...もう凄いことになっているけれど、最後は人生讃歌。アーヴィングの原題は『KEEP PASSING THE OPEN WINDOWS』。ホテルの多くの窓たちは象徴的なのだろう。開いた窓を見過ごさないで生きよう!飛び降りるなってことだと。人生はおとぎ話。嫌なことに次々と遭遇しやるせない。でも、嘘でもいいから楽しく生きようよって。監督はイギリスのトニー・リチャードソン(元ヴァネッサ・レッドグレイヴのご主人でもある)。監督はアーヴィングを英国のディケンズに近いと語っていた。そして、アーヴィングは自らのことを語る中で”私は現代の文学の主流から外れている。でも、現代の文学が真の文学の主流から外れているのです。”と。既成概念などどうでもいいのだともこの作品は伝えてくれる。シリアスなことも描きながらも軽やか。なのでとっても爽快!

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  1. 2007/01/15(月) 02:31:15|
  2. 文芸・文学作品|
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『太陽がいっぱい』 ルネ・クレマン監督 (1960年)

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太陽がいっぱい/PLEIN SOLEIL
1960年・フランス/イタリア合作映画
監督:ルネ・クレマン 出演:アラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレ

アラン・ドロンの名は永遠だろう。この『太陽がいっぱい』はきっと今後ずっと名画として語り継がれてゆくもののひとつだと思う。これはパトリシア・ハイスミスの原作を、ルネ・クレマンが脚本化し映画化されたもの。好きな名場面の連続で大好き!こんなに幾度も観たくなる映画なのだからかなり好きなのだろう。アラン・ドロンがトム・リプレーを演じるにあたって、ルネ・クレマン監督は原作から部分的に変えていったように思えてならない。当時24歳の美青年、演技だけではなくアラン・ドロンというお方の内から滲み出る背徳の匂い、そのような魅力を監督は察知していたに違いないと。当初はモーリス・ロネがリプレーという設定だったともお聞きする。モーリス・ロネもハンサムで素敵なお方。淀川長治さんは古くからこのリプレーとフィリップの同性愛的な描写について語っておられた。私は最初は貧しい青年の嫉妬心からの完全犯罪を描いたものだと思っていた。でも、何十回も観る映画のひとつなので、今ではちょっとしたふたりの会話やシーンを思い浮かべそのようなニュアンスを感じることもできるようになった。そして、美しい男同士だからこそ描き得た、何とも言えないナルシシズムが香る。カミュの『異邦人』が少し重なったりも。そして、カテゴリーはサスペンスに入れたのだけれど青春映画だとも思う。
モーリス・ロネ、アラン・ドロン、マリー・ラフォレという美しいこの組み合わせも完璧!少しずつ実年齢が離れていてそれぞれの魅力がどのシーンにも見られる。青い海と空、そして太陽。終盤の破綻の訪れ寸前の海辺のリプレー。”太陽がいっぱいだ。”と語る。マルジェの手にキスをする時のあの陰鬱な野心に満ちた眼差しのインパクト!同じ1960年にルキノ・ヴィスコンティ監督は『若者のすべて』で心優しい青年役としてこれまた哀しくも美しくアラン・ドロンの眼を捉えている。でも、全く違う。アラン・ドロンのお話も尽きない私...。そうそう、船上での3人のやり取りも複雑なお互いの心理描写でドキドキする。そして、忘れてはならない!この映画が完璧だと思うのは撮影がアンリ・ドカエ。そして、あの哀愁を帯びた旋律の名曲はニーノ・ロータ。嗚呼、見事な揃い組み。両親の洗脳から小学生の時から”アラン・ドロン好き~♪”と言っていた私はいつの間にかアラン・ドロンのファンに自らなってゆき、今も毎年アラン・ドロン大会をしてしまう。モーリス・ロネも素晴らしいお方なのでもう少し長生きして頂きたかった。マリー・ラフォレは歌う女優さまのおひとりでもあり、レコードも色々持っている。60年代から70年代頃のそれらのジャケットを時折眺めるために並べてみたりする。とっても美しいお方でうっとり☆

*マット・デイモンの『リプリー』はリメイクというか別物として楽しむ方がいいと自分に言い聞かせている。そう考えないとどうしたって比較してしまう。でも、ジュード・ロウは美しかったけれど~♪

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  1. 2007/01/14(日) 11:10:49|
  2. 同性愛・QUEERクィア映画・菫色の刻|
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太陽がいっぱい

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太陽がいっぱい/PLEIN SOLEIL
1960年・フランス/イタリア合作映画
監督:ルネ・クレマン 出演:アラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレ

アラン・ドロンの名は永遠だろう。この『太陽がいっぱい』はきっと今後ずっと名画として語り継がれてゆくもののひとつだと思う。これはパトリシア・ハイスミスの原作を、ルネ・クレマンが脚本化し映画化されたもの。好きな名場面の連続で大好き!こんなに幾度も観たくなる映画なのだからかなり好きなのだろう。アラン・ドロンがトム・リプレーを演じるにあたって、ルネ・クレマン監督は原作から部分的に変えていったように思えてならない。当時24歳の美青年、演技だけではなくアラン・ドロンというお方の内から滲み出る背徳の匂い、そのような魅力を監督は察知していたに違いないと。当初はモーリス・ロネがリプレーという設定だったともお聞きする。モーリス・ロネもハンサムで素敵なお方。淀川長治さんは古くからこのリプレーとフィリップの同性愛的な描写について語っておられた。私は最初は貧しい青年の嫉妬心からの完全犯罪を描いたものだと思っていた。でも、何十回も観る映画のひとつなので、今ではちょっとしたふたりの会話やシーンを思い浮かべそのようなニュアンスを感じることもできるようになった。そして、美しい男同士だからこそ描き得た、何とも言えないナルシシズムが香る。カミュの『異邦人』が少し重なったりも。そして、カテゴリーはサスペンスに入れたのだけれど青春映画だとも思う。
モーリス・ロネ、アラン・ドロン、マリー・ラフォレという美しいこの組み合わせも完璧!少しずつ実年齢が離れていてそれぞれの魅力がどのシーンにも見られる。青い海と空、そして太陽。終盤の破綻の訪れ寸前の海辺のリプレー。”太陽がいっぱいだ。”と語る。マルジェの手にキスをする時のあの陰鬱な野心に満ちた眼差しのインパクト!同じ1960年にルキノ・ヴィスコンティ監督は『若者のすべて』で心優しい青年役としてこれまた哀しくも美しくアラン・ドロンの眼を捉えている。でも、全く違う。アラン・ドロンのお話も尽きない私...。そうそう、船上での3人のやり取りも複雑なお互いの心理描写でドキドキする。そして、忘れてはならない!この映画が完璧だと思うのは撮影がアンリ・ドカエ。そして、あの哀愁を帯びた旋律の名曲はニーノ・ロータ。嗚呼、見事な揃い組み。両親の洗脳から小学生の時から”アラン・ドロン好き~♪”と言っていた私はいつの間にかアラン・ドロンのファンに自らなってゆき、今も毎年アラン・ドロン大会をしてしまう。モーリス・ロネも素晴らしいお方なのでもう少し長生きして頂きたかった。マリー・ラフォレは歌う女優さまのおひとりでもあり、レコードも色々持っている。60年代から70年代頃のそれらのジャケットを時折眺めるために並べてみたりする。とっても美しいお方でうっとり☆

*マット・デイモンの『リプリー』はリメイクというか別物として楽しむ方がいいと自分に言い聞かせている。そう考えないとどうしたって比較してしまう。でも、ジュード・ロウは美しかったけれど~♪

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  1. 2007/01/14(日) 11:10:33|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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『ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER』

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ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER
生年月日:1944年5月29日 双子座 オーストリア・ザルツブルグ生まれ
本名:Helmut Steinberger
身長:186cm 髪:ブロンド 瞳:ブルー・グリーン

「私はヴィスコンティの未亡人」と本人が語ったようにヘルムート・バーガーとルキノ・ヴィスコンティとの親密な関係は忘れることはできない。ヴィスコンティの死後、1977年には失意の中自殺未遂を図るが助かって良かった。イタリア女性と結婚したが後に離婚している。1990年の『ゴッドファーザーⅢ』以降、全く日本公開作品はなく残念でならない。でも、ヘルムート・バーガーはヴィスコンティの寵愛を一身に受け、外見の美しさだけではなく、あの頽廃的な狂気や内に秘めた繊細さを『ルードウィヒ』等の作品の中で堪能することができる。ホテル業を営む家に生まれるが、幼い頃から女装したりお化粧したりお芝居に興味のある少年だったという。イタリアで演技の勉強をし、イタリア語、英語を学ぶ(ドイツ語、イタリア語、英語、フランス語に堪能)。ヴィスコンティ亡き後は何か美しすぎる不幸。しかし、稀なる個性と美しき男優で比類なき存在。もうこのような芳香の美しきスターは現れないだろう。

まだ好きな男優さまを一人も書いていないので、そろそろ挙げていこうと思う。今現役で一等好きな男優さまはジェレミー・アイアンズ。アラン・ドロンを最初にしたい気もするし、ダーク・ボガードも、マチュー・カリエール、ジェラール・フィリップ、イヴ・モンタン...と浮かぶ。この世にもう居られない方やおじ様方が並んでしまう。でも、初めてその美しさに魅了されたお方はヘルムート・バーガー。取り憑かれたという感じだろうか。ただ美しいだけではないあの魔性の魅力。妖しく変!またそんな役が多いしお似合い。でも、抑えた演技の青年役も素敵。一番有名なのは『地獄に堕ちた勇者ども』だろう。私の最初の出会いはグラビアのお写真。そして、動くお姿を拝見したのはテレビで観た『雨のエトランゼ』。その日から熱狂。どこか冷たい翳りの漂う浮世離れした風貌。マルティンともルートヴィヒ2世とも違う、このアランの衝撃は今も忘れられないもの。こんな衝撃を受けたのは、デヴィッド・ボウイ以来。特に70年代の作品群が好き。もう、今は60歳を過ぎておられる。でも、素敵な老紳士として晩年のジャン・マレーの様にチラリとスクリーンでお目にかかれる日が来るかも...なんて考えてにんまりしてしまう。


◆代表作◆
ゴッドファーザーPART Ⅲ (1990)
スコルピオン・キッス (1990)
フェイスレス (1988)
コードネームはエメラルド (1985)
官能のメヌエット (1984)
ザ・ビッグ・バトル (1977)
エンテベの勝利 (1976)
カジノの男 (1976)
サロン・キティ (1976)
愛と哀しみのエリザベス (1975)
暗殺指令・虎狼の手口 (1974)
家族の肖像 (1974)
別離 (1973)
ルードウィヒ/神々の黄昏 (1972)
悲しみの青春 (1971)
雨のエトランゼ (1970)
ドリアン・グレイ美しき肖像 (1970)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
華やかな魔女たち (1966)


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  1. 2007/01/13(土) 22:17:48|
  2. 未分類|
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ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER

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ヘルムート・バーガー:HELMUT BERGER
生年月日:1944年5月29日 双子座 オーストリア・ザルツブルグ生まれ
本名:Helmut Steinberger
身長:186cm 髪:ブロンド 瞳:ブルー・グリーン

「私はヴィスコンティの未亡人」と本人が語ったようにヘルムート・バーガーとルキノ・ヴィスコンティとの親密な関係は忘れることはできない。ヴィスコンティの死後、1977年には失意の中自殺未遂を図るが助かって良かった。イタリア女性と結婚したが後に離婚している。1990年の『ゴッドファーザーⅢ』以降、全く日本公開作品はなく残念でならない。でも、ヘルムート・バーガーはヴィスコンティの寵愛を一身に受け、外見の美しさだけではなく、あの頽廃的な狂気や内に秘めた繊細さを『ルードウィヒ』等の作品の中で堪能することができる。ホテル業を営む家に生まれるが、幼い頃から女装したりお化粧したりお芝居に興味のある少年だったという。イタリアで演技の勉強をし、イタリア語、英語を学ぶ(ドイツ語、イタリア語、英語、フランス語に堪能)。ヴィスコンティ亡き後は何か美しすぎる不幸。しかし、稀なる個性と美しき男優で比類なき存在。もうこのような芳香の美しきスターは現れないだろう。

まだ好きな男優さまを一人も書いていないので、そろそろ挙げていこうと思う。今現役で一等好きな男優さまはジェレミー・アイアンズ。アラン・ドロンを最初にしたい気もするし、ダーク・ボガードも、マチュー・カリエール、ジェラール・フィリップ、イヴ・モンタン...と浮かぶ。この世にもう居られない方やおじ様方が並んでしまう。でも、初めてその美しさに魅了されたお方はヘルムート・バーガー。取り憑かれたという感じだろうか。ただ美しいだけではないあの魔性の魅力。妖しく変!またそんな役が多いしお似合い。でも、抑えた演技の青年役も素敵。一番有名なのは『地獄に堕ちた勇者ども』だろう。私の最初の出会いはグラビアのお写真。そして、動くお姿を拝見したのはテレビで観た『雨のエトランゼ』。その日から熱狂。どこか冷たい翳りの漂う浮世離れした風貌。マルティンともルートヴィヒ2世とも違う、このアランの衝撃は今も忘れられないもの。こんな衝撃を受けたのは、デヴィッド・ボウイ以来。特に70年代の作品群が好き。もう、今は60歳を過ぎておられる。でも、素敵な老紳士として晩年のジャン・マレーの様にチラリとスクリーンでお目にかかれる日が来るかも...なんて考えてにんまりしてしまう。


◆代表作◆
ゴッドファーザーPART Ⅲ (1990)
スコルピオン・キッス (1990)
フェイスレス (1988)
コードネームはエメラルド (1985)
官能のメヌエット (1984)
ザ・ビッグ・バトル (1977)
エンテベの勝利 (1976)
カジノの男 (1976)
サロン・キティ (1976)
愛と哀しみのエリザベス (1975)
暗殺指令・虎狼の手口 (1974)
家族の肖像 (1974)
別離 (1973)
ルードウィヒ/神々の黄昏 (1972)
悲しみの青春 (1971)
雨のエトランゼ (1970)
ドリアン・グレイ美しき肖像 (1970)
地獄に堕ちた勇者ども (1969)
華やかな魔女たち (1966)


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  1. 2007/01/13(土) 14:22:47|
  2. ★大好きな男優さま★(男優館へ!)|
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ウェディング

ウエディング ウエディング
監督:ロバート・アルトマン出演:キャロル・バーネット、ミア・ファロー、リリアン・ギッシュ、ジェラルディン・チャップリン、ローレン・ハットン(1978年・アメリカ映画)

2006年の夏にはダニエル・シュミット監督が、そして、新作の完成のニュースを嬉しく思っていたら11月20日にロバート・アルトマン監督がお亡くなりになった。好きな監督のお一人。アメリカ人ながらヨーロッパでの評価の方が高いような気もする。アルトマン監督作品で好きなものは多い。特に群像劇はどれも!この『ウェディング』を最初に観て監督の名前を知った。ミア・ファローが出ているので観たのだった。もう!とっても楽しくて色んな事が起きる起きる。富豪の御曹司と名家の子女の結婚式とパーティー。その二つの舞台で繰り広げられる様々な人間模様。両家の家族と結婚式のコーディネーターやカメラマン、料理人たち48名。これだけの人が出てくるのでなかなか1度では名前やどちらの身内の人なのかよく分からない。でも、とんでもないことが次々と起こり、ミア・ファローのねじが歪んでいるかの様な可愛らしさも最高!そして、私はこの映画で初めてリリアン・ギッシュを観ることができた。名前しか知らずもう老女優のお年の頃なので婿側の祖母の役。それも、結婚当日に亡くなってしまうという。奇想天外な可笑しさで最後は何となく不可思議なぼんやりさ。エンディング・ナンバーはこれまた大好きなレナード・コーエンの歌声が流れる♪豪華キャストなのもとっても贅沢な気分。そんな思い入れの強い作品のひとつを思い出しながら追悼。

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  1. 2007/01/12(金) 07:12:27|
  2. 女性映画・群像劇・映画愛・家族ドラマ|
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ピクニック at ハンギング・ロック

ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版
監督:ピーター・ウィアー出演:レイチェル・ロバーツ、アン・ランバート、ヘレン・モース、ドミニク・ガード
(1975年・オーストラリア映画)

大好きすぎて何から書けばよいか分からない。生涯共にしたい映画とも言える。冒頭からラストまで、私の好きな少女たちの芳香に満ち溢れている。少女趣味という言葉をあまり好まない方も居られる。私は少女趣味だと馬鹿にされても平気だった。”だって、好きなんだもん...”と心の中では寂しい思いを隠し言ってきた。そんな頑固さは大事にして良かったと、今では共有できるお友達も居てくださる。さて、このお話は1900年2月14日(聖ヴァレンタインの日)にオーストラリアの厳格な寄宿制女子校生徒の謎の失踪事件の実話を元に書かれた小説を、ピーター・ウェアー監督が見事に映画化したもの。オーストラリア映画だけれど、かなり英国的。それもヴィクトリア女王の時代。大好きな時代背景、白いレースの制服、校舎内の装飾や小物たち、美しく気品のあるマドモワゼル(先生)、厳格な校長先生、美しい自然、シェイクスピアのソネット、光と影...完璧!この映画のお話でいったいどんなに書き続けられるだろうというくらい。

この映画の主役は誰かな?最初観た時はとびっきりの美少女ミランダにドキドキした。でも、彼女と同室のセーラに何かしら感情移入している私が居た。それから何回観てるだろう...そんな内にこの映画のもつ強烈な神秘性は正にミステリアス。英国の名女優のお一人であるレイチェル・ロバーツのあの存在感!当然の演技力なのだけれどかなり怖い。このお方の存在が共にあるのだと。この怖い校長先生は生徒が消えた謎の岩の麓で1900年3月27日遺体で発見。この後もいくつかの作品に出演されていたけれど、1980年にレイチェル・ロバーツは自殺しているのだ。こじ付けた妄想かもしれないけれど、あの迫真の演技、あの怖さに震えるようなものを感じてならない。ミセス・アップルヤードそのものになりきっていたかのよう。

午後12時で時計がピタリと静止する。この時の狭間、少女の儚さ、美しさを映像は繊細に伝えてくれる。消えてしまった少女と自らの命を絶った少女。ミランダもセーラも永遠の少女のまま。残った多くの生徒たちはその時を駆け抜けそれぞれ大人への階段を登っていくのだろう。セーラは内気で詩の好きな可愛い少女。光輝くブロンドの美少女ミランダに寄せるほのかな淡い想い。少女同士の秘め事のような囁きや笑顔。

私は彼女たちの年の頃、時が止まればいい!と思っていた。でも、今も生きている。年を重ねる喜びもようやく感じているのだけれど、どうしてもあの時が忘れられない。多くのものが凝縮されて結晶のように存在しているよう。この様な女の子同士の限られた時の心模様、世界感を男の子同士で描いた少女マンガの世界。そんな世界を先に読み幻想と現実にうろたえながらもどうにか愉しく生きてきた。これは私個人の想い。世代感というものもあるのかもしれない。ある意味、幼い頃からの免疫だとも思える。悦ばしい出会いたちに感謝している★

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  1. 2007/01/11(木) 09:10:18|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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日本で最初の「字幕スーパー」作品

モロッコ モロッコ

監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ出演:ゲイリー・クーパー、マレーネ・ディートリッヒ、アドルフ・マンジュー(1930年・アメリカ映画)

日本で最初の字幕スーパー(スーパーインポーズ)の登場は『モロッコ』だった。1931年公開と記録されている。監督はウィーン出身のジョセフ・フォン・スタンバーグ。まだ新人だったマレーネ・ディートリッヒを主演に『嘆きの天使』をドイツで制作後、アメリカに進出。トーキー初期の名作のひとつ。それまでの日本では、弁士が日本語でお話を語っていたそうだ。そういうのも楽しそうだけれど。スクリーンに字を焼き付けるのだから、それは大変な作業なのだと思う。古い映画を観ると字幕の書体にも味わいがあり何となくいいなぁ~と思うことがある。

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  1. 2007/01/10(水) 08:13:38|
  2. ドキドキ★シネマ万華鏡|
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友だちのうちはどこ?

友だちのうちはどこ? 友だちのうちはどこ?
監督:アッバス・キアロスタミ出演:ババク・アハマッドプール、アハマッド・アハマッドプール、イラン・オタリ
(1987年・イラン映画)

私の好きなアジア映画というとイラン映画!アッバス・キアロスタミ監督は中でもダントツに好き。素人の子供たちを自然な感じで撮っているようで観ていて親近感を覚える。この「友だちのうちはどこ?」はジグザグ道三部作の第一弾となるもので、もう!とってもとっても大好きな映画♪主役のモハマッド君がとにかく健気で可愛い!イランの人の名前って覚えにくい。特にこの二人の少年の名前は似ているので注意を払ってっと。その主人公の少年モハマッド君は隣の席のアハマッド君のノートを持ち帰ってしまう。その小学校の先生は厳しくてアハマッド君は”明日ノートに宿題をしてこなければ退学だ!”と言いつける。泣きじゃくるアハマッド君も可愛いけれど、モハマッド君の心配そうなその時の表情とか、もうキュン~となってしまう。お家に帰ると兄弟達の世話やお母さんのお手伝い、そして宿題...ととってもハード。机もなく背を曲げて床で勉強する。日本の状況とは全く違う。

アハマッド君のノートが鞄に入ってると気づくと返さないと退学にされてしまう!と隣町のアハマッド君のお家を探しに行く決意をする。でも、なかなか辿り着けない。道中に登場する大人たち、最後に親切な老人に案内してもらうけれど間違っていた...もう日が暮れ真っ暗。諦めて我が家に帰ると両親に叱られ晩ご飯も喉に通らない。そして、アハマッド君の宿題もしてあげるのだ。何て優しいモハマッド君!翌日、学校に登校するがアハマッド君は遅れてやって来る。そして、さり気なく”やってあるから大丈夫。”とノートを渡す。そして、先生は”よくできました。”って仰る。・・・ふぅ~良かった!と私は胸を撫で下ろす気持ちになる。監督は”子供の為の映画ではない。子供についての映画です。”と語っていた。よく知らないイランの子供たちの様子を少し知ることができる。少年の純粋で親や先生、目上の人の言う事は絶対!という一昔前の日本もそうだったのだろうけれど、厳しい社会だなぁって思う。モハマッド少年の心が台詞少なに動きや表情で伝わってくる。なので、もうハラハラしたり、イジイジしたりしながら彼の行動を見守るしかないのだけれど、”急がなきゃ!”とか”ちゃんと聞いてあげてください!”とか心の中で言っていた。でも、お友達が退学にならなくてよかった。この少年の瞳の美しさ!が語ってるいるものに感動していたとも言える程に綺麗な瞳。こんな少年大好き!

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  1. 2007/01/09(火) 23:48:05|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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地球に落ちて来た男

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地球に落ちて来た男/THE MAN WHO FELL TO EARTH
1976年・イギリス映画
監督:ニコラス・ローグ
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク

”デヴィッド・ボウイほど、ふたつの分野(映画とロック)にエネルギーを注ぎ、成功している例はない。”と水上はるこ氏を始め多くの方が語っておられる。そういう文章を拝読する度に”流石!ボウイさま~♪凄いです。”って誇らしく嬉しく思う。今日はボウイさまの60歳のお誕生日でもあるので、ボウイ映画と決めていた。ボウイ映画と言えば、やはりニコラス・ローグ監督の「地球に落ちて来た男」。ちょっとした内容や感想は『ボウイ館』でも綴ったのであまり重複しないように。このニコラス・ローグ作品はボウイがロック界のスーパースターではなく、過去の美青年俳優のおひとりならば、きっと”カルト映画”とされていたように思う。SFというジャンルの傑作という扱いの今日だろうけれど。でも、”愛の物語”だと監督は語っていたし、ジャンルに囚われない不可思議な映画。とにかく、ボウイが美しい!あの痩せこけた真っ白い肌。変な歩き方。自ら選んだお衣装やサングラスなど...全てボウイの為の映画のよう。宇宙人役もこの頃のボウイは正にハマリ役。本当にこの世に住んでいる人なのだろうか?と思っていた程。レンタル屋さんによっては、音楽のコーナーに置いているお店もあった。それはデヴィッド・ボウイという名前が大きいからなのだろう。ボウイは元々演劇畑のお方で、映画ファンとしても有名。俳優デヴィッド・ボウイとしても認知されているけれど、どうしたって音楽シーンに与えた影響は計り知れない。今も現在進行形であることも安易なことではないだろう!

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  1. 2007/01/08(月) 21:17:29|
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地球に落ちて来た男

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地球に落ちて来た男/THE MAN WHO FELL TO EARTH
1976年・イギリス映画
監督:ニコラス・ローグ
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク

”デヴィッド・ボウイほど、ふたつの分野(映画とロック)にエネルギーを注ぎ、成功している例はない。”と水上はるこ氏を始め多くの方が語っておられる。そういう文章を拝読する度に”流石!ボウイさま~♪凄いです。”って誇らしく嬉しく思う。今日はボウイさまの60歳のお誕生日でもあるので、ボウイ映画と決めていた。ボウイ映画と言えば、やはりニコラス・ローグ監督の「地球に落ちて来た男」。ちょっとした内容や感想は『ボウイ館』でも綴ったのであまり重複しないように。このニコラス・ローグ作品はボウイがロック界のスーパースターではなく、過去の美青年俳優のおひとりならば、きっと”カルト映画”とされていたように思う。SFというジャンルの傑作という扱いの今日だろうけれど。でも、”愛の物語”だと監督は語っていたし、ジャンルに囚われない不可思議な映画。とにかく、ボウイが美しい!あの痩せこけた真っ白い肌。変な歩き方。自ら選んだお衣装やサングラスなど...全てボウイの為の映画のよう。宇宙人役もこの頃のボウイは正にハマリ役。本当にこの世に住んでいる人なのだろうか?と思っていた程。レンタル屋さんによっては、音楽のコーナーに置いているお店もあった。それはデヴィッド・ボウイという名前が大きいからなのだろう。ボウイは元々演劇畑のお方で、映画ファンとしても有名。俳優デヴィッド・ボウイとしても認知されているけれど、どうしたって音楽シーンに与えた影響は計り知れない。今も現在進行形であることも安易なことではないだろう!

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  1. 2007/01/08(月) 08:31:53|
  2. 耽美・デカダン・幻想・映像詩・アート|
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「麗しのクラシック映画にうっとり」について

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私が映画(主に洋画)にめざめたのは小学生の時。1970年代です。家族で洋画劇場を毎週観ていました。映画館に母に連れられて行ったり。母は私を当時では高齢出産と言われる年でやっと産んでくれたのです。なので、とても世代がかけ離れている。その事が今になればとても古い映画を教えて頂いたのだと貴重な思い出となっています。でも、一人で劇場に足を運ぶ毎日の時代は1980年代になってから。今では”クラシック映画”が色々とDVD化され結構安価なお値段で買えたり、レンタル屋さんにコーナーが設けられたり、テレビで観る事ができる時代になりました。母の持っていた古い映画雑誌などが今も私のお部屋にはあります。それらを眺めると知らない時代、知らない映画もいっぱい。でも、美しいのです。うっとりと魅入ってしまうそのクラシカルな雰囲気は私の世代の美しい映画とはまた違う趣きです。時代の空気感はその時だけのもの。今はそのような古い映画も気になるものは観るようになり、時代の流れの中、映画の中で世界の流れも見れたりします。元来女優さんが大好きなので、作品を知らなくても綺麗な名花たちのメイクやファッションを見るだけでも愉しくて。そして、それらから私の好きな世界のものがリンクし合っていくように思えます。

クラシック映画。でも、いつまでがクラシックなのだろう?と考えてしまう。ヌーヴェル・ヴァーグ映画は私にはクラシックな世代。でも、リバイバル上映や再評価という時期があり、そのヌーヴェル・ヴァーグを引き継ぐ存在のようなレオス・カラックスはリアルタイムな私。この辺りはとても曖昧なのですが、私なりのクラシック映画とはヌーヴェル・ヴァーグ以前という感じがしています。女優さんで喩えるとブリジット・バルドーの登場以前という大雑把なイメージがあります。

当時をご存知の先輩方からすると感覚がズレていたりすると思います。でも、追体験ながらそれらの時代の作品に好きなものもあり、お気に入りの役者さまもおられますので、また各カテゴリーで幾度か登場して頂きたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。


  1. 2007/01/07(日) 10:51:55|
  2. 雑記など|
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初恋 ~ファースト・ラブ~

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初恋~FIRST LOVE~ 西ドイツ/アメリカ合作映画 1970年
監督:マクシミリアン・シェル 出演:ドミニク・サンダ、ジョン・モルダー=ブラウン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、マクシミリアン・シェル

「あなたの好きな俳優さんは?」と尋ねられたなら。男優さんの名前は5,6人はスラスラと出て来ますが、女優さんとなると何十人もの名を次々と並べることになる私です。その時、いつも最初に挙げる人は決まっています。2番目も。その私の一番大好きな女優さんはドミニク・サンダ!日本未公開ものも沢山あるのですが、彼女の名を見つけたものはかなり観ています。どれも好きなのですが、19才の時の主演第3作目となる1970年の「初恋」は中でもとっても大好きな作品です。

原作はロシアの文豪ツルゲーネフ。16歳の少年が別荘で過ごした数週間。その間に年上の女性に初恋し、その愛した人が父親の愛人であると知った少年のナイーブに揺れ動く心理を見事に描いたものです。その年上の女性:ジナイダー役がドミニク・サンダ。このジナイダー役のイメージはドミニク・サンダにピッタリです。少年:アレキサンダー(原作ではヴラジーミル)に対して、異常な程の寵愛ぶりを見せるかと思えば、ある時はサディスティックにいじめるという、得体の知れない神秘的な存在。当時のロシアの旧体制崩壊という時代背景と共に、この没落貴族の令嬢の気高き誇りと現実との狭間でバランスを崩す精神状態を想像するととてつもない想いがします。そんなジナイダー役を見事に演じてしまうサンダ。美しい映像の中でサンダの身に纏っている長いドレスも実に素敵です。この美しい映像を撮影しているのはスヴェン・ニクヴィスト(ベルイマン作品でも有名)で、ハンガリーを中心にヨーロッパ各地でロケを行ったもの。この耽美的でかつロマンティックで詩的な風景達と共に、好感の持てる爽やかなマスクの英国少年俳優のジョン・モルダー=ブラウンと気高き妖精!ドミニク・サンダのふたりのキャスティングは見事だと思います。当時19歳とは思えないドミニク・サンダですが、私はこの方の持つ(どの作品にも表れる)孤高の冷たい眼差しが死ぬ程大好きなのです。その視線はどこか危うくて何もかも見抜いている様でもあり、途方も無い彼方に向けられている様でもあります。美少女、ロリィタも大好きですが、この方だけはどこにも属さない存在。私にとってのまだ未知の妖精の国、あるいは150年~200年前から生き続けている架空の夢物語りのヒロイン...。私の心の中にいつもしまってある一際気高き輝きを放ち続けている宝石の様な大切な存在です。ドミニク・サンダを想うだけで緊張してしまう程に大好きな極限の美!

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  1. 2007/01/06(土) 00:00:00|
  2. 文芸・文学作品|
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ダニエル・シュミット:DANIEL SCHMID

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生年月日:1941年12月26日 山羊座 スイス生まれ 没年:2006年8月5日

スイスの大きなホテルを営む一家に生まれ、少年時代からホテル内の探索と映画や音楽に興味を抱いていたという。1962年にベルリン自由大学に入学。この時期、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーたちに出会い映画を志す。1968年にテレビ用の短編映画で監督デビューし、1972年の「今宵かぎりは…」で劇場映画デビュー。80年代には「青髭」「ルル」「シャモニーのリンダ」などオペラ演出家としても活動されていた。また「アメリカの友人」「ロベルトは今夜」などでは俳優として出演。残念ながら2006年8月5日死去。個人的に2006年の大切な悲しいニュースのひとつとなる。

追悼。決定的な映像が私に焼きついている数少ない監督。その虚構美とも言われる現実と幻想の境界線を超越したかのような映像。夢へと誘う至福の瞬間を映画館のスクリーンで体験出来た。あのイメージは今も忘れられない。ルキノ・ヴィスコンティの耽美、ルイス・ブニュエルの幻想美とも違った、魔法のような映像だった。静かで綺麗なロマネスク。また貴重な映画人がこの世を去ってしまったのだな...。この訃報を知り今もまだ上手く気持ちが言葉にならないでいる。

◆代表作◆
ベレジーナ (1999)
書かれた顔 (1995)
季節のはざまで (1992)
デ・ジャ・ヴュ (1987)
人生の幻影 (1984)
トスカの接吻 (1984)
ヘカテ (1982)
カンヌ映画通り (1981)
ラ・パロマ(1974)
今宵かぎりは… (1972)


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  1. 2007/01/05(金) 19:12:47|
  2. ★好きな監督★|
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エラゴン 遺志を継ぐ者

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エラゴン 遺志を継ぐ者:ERAGON
2006年 アメリカ映画 シュテフェン・ファンマイヤー監督 

出演:エド・スペリーアスジェレミー・アイアンズシエンナ・ギロリーロバート・カーライルジョン・マルコヴィッチ、ギャレット・ヘドランド

あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

10代の少年クリストファー・パオリーニの大ベストセラーの映画化。冒険ものは大好き!な甥と一緒に観てきたのだけれど、まだ急に咳が出たりするのでのど飴とお水は必須だった。真剣にワクワクして魅入っている甥の様子を覗いながら楽しい感動作だった。主役のエラゴンを演じる17歳の少年はこれが映画デビューとなるエド・スペリーアス君。エルフ族の王女アーリア役のシエンナ・ギロリーが凛とした美しさで相変わらずお美しかった♪しかし、私の一番のお目当てはエラゴンを導くブロム役のジェレミー・アイアンズ!なので死んでしまった後は次のお目当てのロバート・カーライルの悪役メイクにクスクスしてみたり、ガルバトリックス役のジョン・マルコヴィッチ(今回出番は少なかったけれど、続編にも登場するので期待!)、サフィラ(ドラゴン)の声はレイチェル・ワイズだったし、主題歌もしっとりと美しい曲で誰だろう?とエンドロールを見ているとアヴリル・ラヴィーンだった。何だか豪華な気分、大作ならではの感想というのかな?甥が行かなければレンタルで済ませていたかもしれないけれど、劇場でのあの音や映像の迫力は得られないのだから、大満足だった。まだ続編が続くのだけれど、原作を読んでいない私はブロムが蘇ることを期待したいのだけれど...。アイアンズやマルコヴィッチ(「仮面の男」の同志!)がいるので作品がシマル!そんな風に思えた。

新年最初の映画日記は冒険ファンタジーもの。「ハリー・ポッター」にいつか何かの役でアイアンズが登場しないかなぁ~とか。今回も英国俳優の方も多く、神話やエルフの物語は好きなのでまた続編が楽しみ。気楽に鑑賞できる、この娯楽性、これも映画の魅力のひとつなのだと痛感した。此処は映画日記なので、劇場で観た作品やレンタルやTVなどで観た新作、久しぶりに観た古い映画などを綴っていきたいと思います。映画関係は今後はこちらを主に出来るだけマメに更新していきたいと思っています。どうぞ今後とも、よろしくお願い致します。

好きな作品は何度も観る癖は悪化しているよう、記録していないので漠然とながら2006年に観た回数の多い映画を挙げてみます。これはケーブルなどの再放送なども影響しているのですが、やっぱり”好き”なのでしょうね♪

1.「太陽がいっぱい」2.「から騒ぎ」3.「翼をください」4.「キャリー」5.「華麗なるギャツビー」6.「鬼火」7.「ピンクの豹」8.「カジノ・ロワイヤル」9.「ジュリア」10.「彷徨う心」...こんな具合でした。コッソリ観ては泣いたり考え込んだり、笑ったりという作品たちも沢山。それらのどうしても好きな作品をテーマは時にタブーに及ぶものもありますが、好きなのだから仕方がありません。時に顰蹙やお怒りを受けてしまうこともあるかもしれませんが、『輝きの館★美しき菫色の刻に愛を込めて』は今年からの私の毎日更新を目指す愉しい作業となりそうです。どうぞ、お気軽にそちらにもコメントやTBにお越しくださると嬉しいです。




  1. 2007/01/05(金) 09:04:11|
  2. ファンタジー・タイムトリップ|
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グロリア・スウェンソン(ジーナ・ローランズ)

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女性から見て「かっこいい!」「ハンサムな女!」という方もいる。決して所謂美人女優さまでなくても。その筆頭を挙げるならばジーナ・ローランズならではの『グロリア』。ピストルを男性に向け立ち向かうこの優美なお姿。ブロンドの髪でスカートにハイヒール。走りにくいだろうなぁ~と思うけれどグロリア・スウェンソンがパンツ姿だとダメなのだから。

  1. 2007/01/04(木) 07:04:04|
  2. ☆讃美 知的な悪女・ハンサムな女優☆|
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