★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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フランソワ・ド・ルーベ

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フランソワ・ド・ルーベ:Francois de Roubaix
生年月日:1939年4月4日 フランス・パリ生まれ 
没年:1975年11月22日

映画音楽というとフランス映画に好きな曲が多い。中でも一等好きなのがフランソワ・ド・ルーベ。海を愛し潜水中に亡くなってしまった。テレビ映画や短編映画などを含むと120以上の作品を手掛けていたそうだ。まだまだ名曲を残したに違いないお方なので、とても惜しい。でも、残された楽曲たちは映像と共に永遠。最初に好きになったのは『冒険者たち』。ド・ルーベというと、ロベール・アンリコジョゼ・ジョヴァンニ、リノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロン、ジョアンナ・シムカス、ロミー・シュナイダー...と私の好きな人達が次々と連想される。色んな名曲があるけれど、まだ知らない曲もあるけれど、あまり音楽家!っていう感じがしない。自然に奏でる哀愁を帯びた曲、ちょっと風変わりな曲...さり気なくていい。口笛が印象的な『冒険者たち』のテーマ曲「愛しのレティシア」。アラン・ドロンの歌声も聴けるので急に聴きたくなってはレコードに針を下ろし、青い海と空、そして男のロマンや友情を想いちょっと切なくいい気分になる。

◆代表作◆
追想(1975)
ラ・スクムーン(1972)
ラムの大通り(1971)
パリの気まぐれ(1970)
ジェフ(1969)
オー!(1968)
さらば友よ(1968)
若草の萌えるころ(1968)
悪魔のようなあなた(1967)
サムライ(1967)
ベラクルスの男(1967)
冒険者たち(1967)
生き残った者の掟(1966)


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  1. 2006/05/31(水) 22:28:59|
  2. 映画と音楽:好きなテーマ曲・サントラ|
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ヴェニスの商人

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ヴェニスの商人:THE MERCHANT OF VENICE
2004年 アメリカ/イタリア/ルクセンブルグ/イギリス合作映画 マイケル・ラドフォード監督

出演:アル・パチーノジェレミー・アイアンズジョセフ・ファインズ、リン・コリンズ、ズレイカ・ロビンソン、クリス・マーシャル、チャーリー・コックス

5/17に映画館に駆け込んだ。これは是非とも映画館で観たいと思っていたのだけれど、予想よりも上映期間は短く諦めていた。ところが、アンコール上映!と教えて頂き観る事が出来て良かった。予想よりも・・・って書いたけれど、こんな世情なのかとも思う。信じられない事だけれど、アル・パチーノを知らない人達も多いとか?そうであれば、さらにお気に入りの私の大好きなジェレミー・アイアンズを知らない人はもっと多いのだなぁ...って思う。お二人ともオスカー俳優さまで、アイアンズは舞台を今も続けている。そんな功績から「シェイクスピア賞」受賞者なのだ。監督がシャイロックにアル・パチーノ、アントーニオにはジェレミー・アイアンズ!と最初から決めていたそうだ。対照的な俳優。雰囲気もだけれど演技法も対照的だから。

シェイクスピアの映画化は多い。もう400年も前に書かれたものたちが今も各国で色んな解釈で映画化、舞台化され続けている。凄いなぁ~!と思う。この16世紀のお話を今日的に、シャイロックを中心に描かれている。原作でのユーモアが悲哀に覆われていた。それでも良かった。アル・パチーノの存在感は圧倒的。本当に素晴らしい役者さま。でも、私はアイアンズのアル・パチーノには表現出来ないあの佇まい、あの空間に居るだけで、台詞を語らずとも漂わせるあの憂愁の美にうっとりしてしまう。ジョセフ・ファインズ扮するバッサニーオも、ポーシャ役の初めて見たリン・コリンズという女優さんもそれなりに良かったと思う。ヴェニスの美しい光景と流れる音楽も清らかで素敵だった。最近、レンタル屋さんに行っていないのだけれど、もう新作に並んでいるそうだ。また、観たい。

シェイクスピアの国の代表の様なアイアンズも、もう50代後半。相変わらず美しい姿勢とスラリとした長身、憂いのあるあの表情は健在だった。もうすぐ「カサノバ」も公開される。その中では神父役。これも楽しみなところ。アル・パチーノはある種のヒーロー像を持つお方なので、古くからのファンの方々もとても多い。私も好き。でも、アイアンズのことばかりをまだまだ書きそうなのでこの辺にしておこうと思う。

そうそう、今年のカンヌ国際映画祭のパルムドールは英国の社会派監督ケン・ローチだった!とても嬉しかったので、その作品も来年位には日本にもやって来るのかなぁ。映画祭はやっぱりカンヌが大好き!今年はアメリカの作品がほとんど出品されていなかった。ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」はブーイングも起こったそうだ。「ダ・ヴィンチ・コード」も・・・賛否両論というのも興味がある。キルステン・ダンストがマリー・アントワネット役で可愛いかった(一部流れただけだけれど)。そして、音楽はニュー・オーダーが使われていた。このミスマッチ感、ソフィア・コッポラの若いガーリー感覚...好き嫌いの分かれるところかも?私は好きだけれど。そう!マリアンヌ・フェイスフルも出演されているそうだ。カンヌでブーイングは可哀想だけれど、私は楽しみ。宣伝・広告、評論はとても有り難い。でも、参考にさせて頂いてやっぱりそれぞれの目で観て色んな感想が生まれる、そんなのがいい。私の最良の娯楽はだからやめられない。


  1. 2006/05/30(火) 08:24:34|
  2. 文芸・文学作品|
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『まぼろし』 のマリー役について語る、シャーロット・ランプリングさま。

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「このマリーの役は、一つの役というよりはこれまでの人生の集大成といったことかもしれません。誰もが通らなければならない道なのです。私の姉は20歳のときに自殺しました。母は姉の死後もずっと姉が生きている如く思い出に生きようとしました。私はといえば、彼女を弔うどころか忘れようとしたのです。でも、死んだ人をいつまでも放してあげないということも問題です。ある時、死後の世界に旅立たせてあげなくてはいけないのではないでしょうか。」by シャーロット・ランプリング

★日本で公開直前のインタビュー記事より。大阪の今はもう無い小さな映画館で観た。観終えた私はお仕事に戻る為に、その帰り道を呆然とフラフラと歩いていたと思う。涙がいつまでも止まらないまま。雑誌の整理をしていたら出てきたこの記事。偶然は有り得ない。当時の私はこのインタビューを繰り返し読んだ。そして、今、ようやくこのお言葉に頷くことが出来るようになった...まだ不安定だけれど、私も両親の死をやっと受け入れる用意ができるところまで。小学生の私をあの視線が釘付けにした。そして今も。特別な思い入れの強いお方。それにしても、素晴らしい作品。オゾン監督を見直した作品であり、ランプリングでなければ!という静かで美しい崩れゆくさま。挿入歌でバルバラのシャンソンも流れる。

「まぼろし」:SOUS LE SABLE
2001年 フランス映画 フランソワ・オゾン監督
出演:シャーロット・ランプリング、ブリュノ・クレメール、ジャック・ノロ、アレクサンドラ・スチュワルト、ピエール・ヴェルニエ、アンドレ・タンジー




  1. 2006/05/29(月) 19:06:29|
  2. 映画人語録・好きな台詞|
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シベールの日曜日

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シベールの日曜日/CYBELE OU LES DIMANCHES DE VILLE 

1962年 フランス映画

監督:セルジュ・ブールギニョン 
原作:ベルナール・エシャスリオー 
脚本:セルジュ・ブールギニョン、アントワーヌ・チュダル 
撮影:アンリ・ドカエ 
音楽:モーリス・ジャール 

出演:ハーディ・クリューガー、パトシリア・ゴッジ、ニコール・クールセル、ダニエル・イヴェルネル、アンドレ・オウマンスキー 

◆あらすじ◆
インドシナ戦争中パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は少女を射殺したと思いこみ、以来、墜落のショックから記憶喪失性となっていた。恋人マドレーヌ(ニコール・クールセル)と同棲し、芸術家の友人カルロスもピエールを優しく見守っていた。ある日、ピエールは一人の少女(パトリシア・ゴッジ)に出会う。少女の名はフランソワーズで父親に見放され寄宿学校に入れられた日だった。父と娘を装い、二人は日曜日毎に森で会い遊んでいるうちに、互いの孤独な心は笑顔を甦らせ、次第に愛情が生まれていた。森で楽しいクリスマスを過ごし、少女は本当の名前はシベールだと告げる。マドレーヌがピエールの不在に気づき、友人が不審感(偏見)から警察に連絡する。警察は勘違いしピエールにピストルを向けた。ピエールの死はシベールをまた一人ぼっちにしてしまった。泣き叫ぶ悲痛なシベール、悲しい結末。美しいモノクロームな映像と純粋で孤独な二人、愛くるしいシベールの表情や仕草・・・いつまでも色褪せないでいる。

★この映画が大好きで、色んなところに「好き」と馬鹿みたいに書いたりしてしまう。とても古いフランス映画なのに、何度観ても号泣。時空を超える。ピエールは大人の男性だけれど、純粋な少年の心を持つ。そんな清らさがお互いの孤独をうめていたのだと思う。でも、ハッピーエンドではない。この名作がまだDVD化されない。色眼鏡や偏見の周囲の眼差し...日本でも少年少女の被害が多発している。色んな事を考える事が出来る、今では。




  1. 2006/05/26(金) 00:17:53|
  2. 少年・少女映画(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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プロデューサーズ

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プロデューサーズ:THE PRODUCERS
2005年 アメリカ映画 スーザン・ストローマン監督 製作:メル・ブルックス

出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート、メル・ブルックス

雨の夕刻、早くしないと上映が終わってしまいそう...と先月から行こう、行こうと思っていた「プロデューサーズ」を観てきた。1968年のオリジナルを以前観て面白かったこと、2001年の舞台化で数々の賞を獲り話題になっていたこと、ユマ・サーマンのミュージカルって初めてだったので...そんな興味心からワクワクしていた。

最高!予想を遥かに上回る楽しさ。シリアスな作品ではないのでポップコーンを食べながら何度も笑った。華麗で楽曲たちも楽しいし、ユマ・サーマンの歌も聴けて嬉しかった。このスウェーデン人で英語もカタコト、ちょっとお頭の弱そうな役ウーラはそれなりに良かった。でも、個人的に最高に好きだったのは中盤以降登場するゲイリー・ビーチとロジャー・バート(ゲイの方々)。舞台版でも主演のお二人共に出ておられたそうだ。舞台も観たかったなぁ~って思う。艶やかでノスタルジックで楽しい世界。

ウィル・フェレルのドイツ人フランツ役も良かった。鳩ちゃんたちに一羽ずつ名前をつけ飼っている、ヒトラーを敬愛するおかしな役。でも、歌も上手なお方なのだなぁ~と。そう言えば、ウィル・フェレルと共演したニコール・キッドマン(「奥さまは魔女」)が、本来ウーラ役だったそうだ。

「春の日のヒトラー」・・・最低の台本と演出家、役者たちで1日で打ち切りになる計画が大はずれ。大喝采!大爆笑!でロングラン上映。ヒトラー役に急遽立つ演出家のロジャー・デ・プリー(ゲイリー・ビーチ)が本当に素晴らしかった。とても上品で美しいドレスを纏ったゲイなのだが、彼がヒトラーを演じるのだ。帰りかけていたお客様達も席に戻って大爆笑。私も大爆笑!とっても楽しい気分で見終えた。こういう映画の帰り道は足取りも軽い。シリアスな作品を好む傾向が強いのだけれど、ミュージカルも好き。音楽もいっぱい素敵だし。でも、最後のエンドロールになって、私の前の席に座っておられたお若い女性のグループの方々が席を立たれた。私は最後まで観ないと嫌なので「あれ?勿体無い・・・」って思った。すると、おまけがあったのだ~♪ブラック・ユーモアもいっぱいの、最後の最後まで楽しい映画だった。まだまだ、好きだったシーンを書きたいけれど、まだ上映中なのでこの辺で。


  1. 2006/05/10(水) 08:23:25|
  2. ミュージカル・舞踏・音楽映画|
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