★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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ジョディ・フォスター

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ジョディ・フォスター : JODIE FOSTER 1976年

3歳位からテレビのCMなどに出演していたという。映画デビューは1972年、現在まだ43歳。なのにこのキャリアは何だろう!オスカーを2度も獲得し、製作・監督作品 もある。私生活にも大変興味のあるお方。父親の名は明かされていないけれどその子供と女性と暮らしている。ロス生まれのアメリア人だけれどフランス語もペラペラ。ハリウッド・スターでありながらも本物のアクトレス。天才子役から今日までの活動を作品を通して見つめた時、私はジョディの繊細で聡明な研ぎ澄まされた感性に息をのむ。76年から80年頃の作品の少女ジョディのクールな眼差しがたまらなく好き。翳りと知性、子供なのに大人なのだ。そんな彼女にピッタリだと思う役が少女リン。その根底にあるファザー・コンプレックス。私はとても感情移入が簡単。涼しい瞳は今も変わらない、その魅力に今も取り憑かれている。

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  1. 2005/11/22(火) 00:23:47|
  2. 銀幕の少年少女たち(『クララの森・少女愛惜』へ!)|
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死刑台のエレベーター

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死刑台のエレベーター:ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD
1957年 フランス映画 ルイ・マル監督

出演:モーリス・ロネジャンヌ・モロー、ジョルジュ・プージュリー、リノ・ヴァンチュラ、ヨリ・ヴェルタン、ジャン=クロード・ブリアリ、シャルル・デネ
音楽:マイルス・デイヴィス

今年はルイ・マル監督の没後10年だそうだ。遺作となった「42丁目のワーニャ」からもう10年以上も経っているのだなぁ~と時間の過ぎ行く速さを想った。

とても久しぶりに観た「死刑台のエレベーター」。最初はルイ・マルという監督作品であることも知らず、ジャンヌ・モローだけは既に好きだったので観ていた。ロマンスものではなく、とてもスリリングなサスペンス作品だった。あの「太陽がいっぱい」のモーリス・ロネがエレベーターの中に閉じ込められてしまう、その様相とお話の展開にハラハラしながら。そう、私は恐怖症を色々持っているみたいで、高所恐怖症が一番酷いと思う。そして、閉所恐怖症も・・・エレベーターに乗る時緊張するのだ。そんな私なので、この映画がどれ程息詰まる思いだったかことか!

今回気づいた事だけれど、ルイ・マル監督はこの名作を僅か25歳という若さで作り上げたのだ!凄すぎる。今観ても古さなど感じさせない。そして、名優たちのキャスティングも豪華だけれど、やっぱりこの映画はマイルスの即興音楽が無ければ!と。マイルスはスクリーンを観ながらその場で生み出した音楽だと知った時も驚いたもの(シネ・ジャズと呼ばれる名作のひとつでもある)。流石!がいっぱいの名画。

ジャンヌ・モロー扮するフロランスは社長夫人。その会社で働く技師ジュリアンがモーリス・ロネ。実は二人は恋愛関係にあり、邪魔な社長を殺す計画を立て実行する。ところが、計算出来なかったできごとが起こる。ジュリアンは証拠品を忘れて来たので取りに戻るが、エレベーターの中で、管理人に電源を落とされてしまう。誰も居るはずの無い週末だったから。そこから、閉じ込められ、焦りもがく様子。

ジュリアンの車は若いカップルに乗っ取られ、彼らも別の所で犯罪を起こす。「助け出してあげるわ。」とフロランスは独り言を呟く。カッコイイ!ジャンヌ・モロー。「どうなるのだろう?」と観る者を惹きつけ離さない。そして、粋なところだけれど、電話で会話する以外、ジャンヌ・モローモーリス・ロネが直接会話するシーンなどはないのだ。

このモノクロームでクールな映像は50年近くも前の作品だということなんて忘れさせる事を可能にする。ルイ・マルはその後も、沢山名画を残してくださった。好きな監督さんだとやっぱり再認識できた。


  1. 2005/11/21(月) 07:44:39|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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  4. コメント:6

『裏窓』 蓮實重彦 「足場の崩壊」より

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「『裏窓』の特権的な舞台装置は窓そのものではなく、窓と窓とを距てている中庭という虚空の存在であるということだ。」by 蓮實重彦 「足場の崩壊」より抜粋

★不規則な周期でヒッチコックが観たくなる。恐怖映画も多種に渡るけれど心理サスペンスはどうも好きな私。怖がりの癖にこの矛盾は意味不明。鮮血ものホラーは大の苦手。これは蓮實氏がヒッチコック作品について語っている中のもの。グレイス・ケリーの美しさと時にユーモラスなので大好きな作品。ハラハラ感と巧妙な展開はこうした窓や中庭という舞台装置としての設定、その計算されたトリックの巧妙さから生み出されるものなのだと納得。凄い!

「裏窓」:REAR WINDOW

1954年 アメリカ映画 アルフレッド・ヒッチコック監督

出演:ジェームズ・スチュワート、グレイス・ケリー、レイモンド・バー、セルマ・リッター、ウェンデル・コーリイ


  1. 2005/11/20(日) 07:21:27|
  2. 映画人語録・好きな台詞|
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アイドルたち

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アイドルたち:LES IDOLES
1968年 フランス映画 マルク'O監督

出演:ビュル・オジェ、ピエール・クレマンティ、ジャン=ピエール・カルフォン、ヴァレリー・ラグランジュ、ミシェル・モレッティ、ジョエル・バルブート、フィリップ・ブリュノ、ベルナデット・ラフォン

遂に日本でも各地でこの秋から来春にかけて公開される事になっている、フレンチ・カルト・ムーヴィー!の「アイドルたち」。元々は舞台作品との事なので、かれこれ40年ぶりにこの日本で初公開されるという、これぞカルト映画なり~!
その公開記念イベントが11/10のトーク会、11/18のライヴ・イベントと2つ企画されている。私もちょっとお手伝いさせて頂くので宣伝も兼ねて、この日記にも記しておこうと思う。

実は先月、試写会にお招き頂き鑑賞させて頂けた。(堂山と堂島を間違い、梅田を1時間も徘徊して大遅刻!なので後半しか観ていないけれど、それは公開時の楽しみに取っておきなさい。という事だと言い聞かせている。)内容はネタバレしてはいけないのであまり触れないように・・・。ただ、個人的に大好きな俳優様たちが出ているのでそれだけで胸躍るものだった。欧州映画の巨匠たちに愛されたビュル・オジェ、故ピエール・クレマンティは主役!その他、豪華な顔ぶれで色鮮やかなファッションとイェイエ♪主役3人の役名(芸名)も面白い。狂乱ジジ、短刀チャーリー、魔術師シモン。シモンは特に歌が下手だった。

それにしても、退廃的な作品や幻想的な作品で独特の雰囲気を醸し出していたビュル・オジエとは違い、よく笑いとってもキュートなアイドル姿で可愛い。そして、ピエール・クレマンティのアナーキーな感じ。破滅的でパンクなロッカー姿は実にカッコイイ!(でも、ファンだからこそ笑ってしまえるという部分が多々あり、それも楽しかった。)

フランスの五月革命、イェイェ・サウンド、アイドルたちの作られた顔と素顔、それは業界の表と裏でもある。そういった時代背景と辛辣かつ滑稽な揶揄が気持ちいい。バカバカしさの面白さというものが映画にも音楽も・・・あるけれど、そういうものを嫌がる人も居れば、楽しめる人も居る。私はこういう映画も大好き!

しかし、このマルク'O監督についてはあまり詳しくないけれど、編集者はこれまた、好きな監督である故ジャン・ユスターシュなのだ!こんなに贅沢な顔合わせの作品が観れるなんて~!とても幸運にさえ思える。ダニエル・シュミットやジャック・リヴェット、さらにマルグリット・デュラスの親友でもあったビュル・オジェのまだお若くて躍動的で可笑しな歌詞の歌を歌い踊るお姿。同じくピエール・クレマンティのまだお若く、でも相変わらず不思議な顔色と愛らしい口元と派手なお衣装で歌う(動く)お姿・・・もう、必見!としか言えない私。

こんな秘蔵ものが埋もっていたとは!やっぱり恐るべしフランス映画界★私の好きなフランスの時代でもある。五月革命の寵児たちに好きなアーティストが多いので、色々と頭の中で連想ゲームをして楽しむことも出来た。各シーンのバックに貼られている当時のアイドルたちのポスターを見てときめく事も出来た。そして、「アイドルを探せ」(ジョニー・アリディ、シルヴィ・バルタン、シャルル・アズナブール他)という映画を思い出したり・・・とにかく、公開が楽しみ~♪

(追記)
※これも2005年の試写での感想なのですが、その後、何度も観ておりまして大好きな!!映画なのです。また、その後の感想などをそのうち再見し綴ってみたいと思っています♪

  1. 2005/11/06(日) 07:41:17|
  2. ミュージカル・舞踏・音楽映画|
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評決

評決評決:THE VERDICT
(1982年・アメリカ映画)

監督:シドニー・ルメット 出演:ポール・ニューマンシャーロット・ランプリングジェームズ・メイソンジャック・ウォーデン


何故かまだDVD化されていないのだと気づく。法廷サスペンスの秀作としても有名な作品。元々、この映画を観るきかっけはランプリングさまが出演していること。そして、有名なポール・ニューマンの魅力に慄いた思い出深い作品として今も心に残るもの。

落ちぶれて依頼も減り酒びたりの弁護士ギャビンを演じるポール・ニューマン。前半のダメダメの様子からだんだんと本来の正義や真実を追究する姿を取り戻す様...上手い!と素人ながら思えるシーンに飛び上がりそうに感動する。個人的に、中年期(特に70~80年代)のポール・ニューマン作品に好きなものが多い様に感じている。

ライバルの弁護士役はジェームズ・メイソン。英国の素晴しい俳優さま。キューブリックの「ロリータ」ではハンバート教授を演じたけれど、その他沢山の作品でお見かけするのですっかり今では声で分かるくらいになってしまった。主役というよりも見事な助演俳優とも言える気がする。上品な佇まいは英国紳士らしく美しい話し方は優雅。この映画でも、とても重要な独特の存在感のある役を演じていた。

そして、ジェームズ・メイソンのスパイとしてミステリアスな美しい女性を演じるのがシャーロット・ランプリング!(私が初めて魅せられた女優さまでもうミーハーなファン歴も長くなったものだなぁ~って思う。)ギャビンの正義感にだんだんと心揺れる心理描写を表現されている。終盤に彼女がスパイだと気づかれ思いっきり頬を殴られて倒れるシーン、訴訟に勝利した後、ギャビンに幾度も電話をするが出てもらえない...その電話に出たい気持ちと裏切られた気持ちのギャビン。共に台詞は無く素晴しい表現力で切なく終わる。

ギャビンの唯一の協力者に扮したジャック・ウォーデン。彼はシドニー・ルメット監督の初期の名作「十二人の怒れる男」にも出演されていた。この方も沢山の名作で知ることができた名優のお一人だと思う。

嘗ては好きな女優さまのお顔や動きばかりに見とれていた。歳を重ねたお陰でこうした主役はもちろんだけれど、脇を固める役者、助演という役柄を見事に演じられるのって何て!凄いのだろう~!って感動してしまう。

(追記)
※2005年に綴ったものなのですが、今年(2007年)ようやくDVD化されました♪


  1. 2005/11/02(水) 07:28:49|
  2. 社会派サスペンス・法廷もの|
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