★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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デブラ・ウィンガーを探して

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デブラ・ウィンガーを探して:SEARCHING FOR DEBRA WINGER
2002年 アメリカ映画 ロザンナ・アークエット監督

出演:ロザンナ・アークエット、パトリシア・アークエット、メラニー・グリフィス、エマニュエル・ベアール、ローラ・ダーン、メグ・ライアン、キアラ・マストロヤンニ、グウィネス・パルトロー、ホリー・ハンター、フランシス・マクドーマンド、カトリン・カートリッジ、シャーロット・ランプリングヴァネッサ・レッドグレーヴジェーン・フォンダデブラ・ウィンガーロビン・ライト・ペン、ケリー・リンチ、ウーピー・ゴールドバーグ、シャロン・ストーン、ダイアン・レイン、ダリル・ハンナ、テレサ・ラッセル、サルマ・ハエック、ジュリア・オーモンド、トレイシー・ウルマン...

「グラン・ブルー」で知った可愛いロザンナ・アークエットはいつの間にかもう40代半ばになっていた。ボウイ様と共演した「ニューヨーク恋泥棒」も実にキュートだった。そんなロザンナが監督としてドキュメンタリー映画を製作した。それは、本人の自問からの旅のようなもの。多くの有名な素晴しい女優さま達が次々と出てきて語る。ほとんどの方はノー・メイクかそれに近い素顔で美しいと思った。大半が30代後半から40代の女優さま。先輩格として大女優のジェーン・フォンダヴァネッサ・レッドグレーヴシャーロット・ランプリングの登場は私にはとても嬉しい瞬間だった。

ハリウッドと欧州の映画の世界、女優たちの考え方の違いもよく伝わるものだった。40代で精神的にも人間的にも充実してきているのにお仕事が減るという。10代のファン向けの映画に彼女達の出番は無いのだ。もう少し年を取り50,60代となるとまた状況も違うのだろうけれど...。中途半端な年齢、女性として、女優として、母として葛藤し自問する。この映画は世代的に近いものがあるのでお仕事を持つ女性としてとても観て良かったと思う映画なのだ。

ハリウッドでは整形が当たり前だけれど、一度も整形をして来なかった大女優リブ・ウルマンやジャンヌ・モローの名前も出てくる。「顔に自分の人生が刻まれていく様を見ていたい。」とリヴ・ウルマンの言葉を語るジュリア・オーモンド。ロザンナが「ジャンヌ・モローは今は皺くちゃだけれど素晴しい!」と語ると、テレサ・ラッセルは「フランス人だから状況が違うのよ。」と。素敵なメラニー・グリフィスのお家の中でテーブルを囲むまだまだ美しい!としか思えない女優さまたちが語り合う。それを愚痴の言い合いの様に捉える方もおられるかも?という気もしたけれど、彼女達は同世代の同じ女優として語り合っている。

グウィネス・パルトロウは群を抜いてまだお若いけれど、お嬢様女優と言われながらも順調にキャリアを重ねているけれど、「まだ何もしていない。」と語る。ますます好きになった。ロザンナが最も敬愛する女優さまはフランシス・マクドーマンドだと言う。素敵だ!共通の友人にホリー・ハンターも居る様だ。カトリン・カートリッジに連れらてランプリング様が登場!黒のパンツスーツでノー・メイク。あの凛々しいお声で「"己に対して正直であれ"よ。」という信念を簡潔に笑顔で語っていた。ロザンナは今では妹さんのパトリシアの方が売れているのでそんな意地悪な記事やインタビューも多いという。でも、姉妹は仲良くお揃いのストライプのパンツ姿だったりして素敵だった。

後半やっとデブラが登場するけれど、彼女は今は役を探してまで映画に出たくないというある人生の過渡期の選択を「引退」という形にしただけで、女優を辞めたわけでは無い様だったのが嬉しい。最後のジェーン・フォンダの語る姿はとてもオーラがあった。聞きながらロザンナは涙を拭う...。ロザンナはこの作品を製作し「15分は泣いた。」と語るけれど、私は4回観たけれどその度に5分ずつ位泣く時間が増えていく様なのだ。今回は30分間泣き続けていた...別に悲しい映画でもないのだけれど、これらの自問しながら前を向いて生きている素敵な女性たちの素晴しさに複雑な感動を得るのだと思う。

まだまだ、書き続けそうなのでこの辺で終えようと思う。煙草を吸いながらノーメイクのベアール、きちんとメイクをしてジュリアン・ムーアやケイト・ブランシェットが素晴し過ぎて怖いと。でも、私は私と語るシャロン・ストーンは対照的に感じたけれど、共通するのは「私は私」という強い信念に頷かずにはいられなかった。

最後にロザンナから一言という中で、メラニーは天使。メグ・ライアンとローラ・ダーンは私の魂の姉妹(シスター)と。この姉妹というのがとてもよく分かる気がするので嬉しかった。私にもそんな魂の姉妹と呼べるお方が居てくださるから。
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  1. 2005/07/06(水) 06:56:15|
  2. ドキュメンタリー|
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  4. コメント:0

愛する者よ、列車に乗れ

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愛する者よ、列車に乗れ:CEUX QUI M'AIMENT PRENDRONT LE TRAIN
1998年 フランス映画 パトリス・シェロー監督

出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、シャルル・ベルラン、ヴァンサン・ペレーズ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、パスカル・グレゴリー、 シルヴァン・ジャック、ドミニク・ブラン

6月半ばから苦手な夏に負けてしまい「熱中症」と呼ばれるようなダメダメな不調が続いていた。それでもお仕事も映画も観ていたのだけれど...。初めて観た作品、再見した作品があるけれど、やっぱり再見ものは好きだからまた観る訳なので感動作が多かった。その中の一つにこの「愛する者よ、列車に乗れ」も。

パトリス・シェロー作品だし、トランティニャンが出ているので観たのだけれどこの再見は4年振りくらいだろうか?登場人物が多いのですっかり名前など忘れていてちょっと戸惑うのだった。でも、だんだん思い出したり、再発見を愉しむ事が出来た。登場人物が多く様々な人間模様が描かれるという作品は好き。

トランティニャンは双子の兄弟の二役で、登場するのを待ち遠しくしていたものだ。それでも、各人物それぞれが個性的でテンポ良くお話も進んで行くのでとても心地よい。トランティニャン扮する(兄の方)画家:ジャン=バティストの遺言は「愛する者よ、列車に乗れ。」と各人はリモージュ駅に向かう...こういうの好きな設定なので嬉しい。

バティストは同性愛者だったので、多くの嘗ての愛人や友人たちには男性も女性もいる。夫婦も居れば、エイズに冒されている青年ブリュノ(シルヴァン・ジャック)、ドラッグ中毒者...と様々。シルヴァン・ジャックはこの映画でしか知らないのだけれどすぐにチェック!繊細で弱々しい美しい青年だった。笑えるのはヴァンサン・ペレーズが女装していて意外と綺麗な足だったこと。ハイヒールにストッキング、鬘もメイクもとても似合っているので、「王妃マルゴ」や「インドシナ」の名演が違う所へ飛んでいく様だった。素敵な役者さまだ、全く!ドミニク・ブラン扮するカトリーヌの娘さん役のエロディちゃんもとても可愛い少女。彼女は「ポネット」にも出ていたデルフィーヌ・シルツちゃん♪

音楽もテンポの良さに貢献していた様に思う。一人のある種のカリスマ性を持つ画家と関わりが有り、かつそれぞれに愛や葛藤が有った。友人同士、夫婦間も含め様々な人間模様の描写が重くなく軽くなくと、私には相性の良い程度さで見終えたあとも気分が良かった。


  1. 2005/07/05(火) 07:53:26|
  2. 同性愛・QUEERクィア映画・菫色の刻|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

愛する者よ、列車に乗れ

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愛する者よ、列車に乗れ:CEUX QUI M'AIMENT PRENDRONT LE TRAIN
1998年 フランス映画 パトリス・シェロー監督

出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、シャルル・ベルラン、ヴァンサン・ペレーズ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、パスカル・グレゴリー、 シルヴァン・ジャック、ドミニク・ブラン

6月半ばから苦手な夏に負けてしまい「熱中症」と呼ばれるようなダメダメな不調が続いていた。それでもお仕事も映画も観ていたのだけれど...。初めて観た作品、再見した作品があるけれど、やっぱり再見ものは好きだからまた観る訳なので感動作が多かった。その中の一つにこの「愛する者よ、列車に乗れ」も。

パトリス・シェロー作品だし、トランティニャンが出ているので観たのだけれどこの再見は4年振りくらいだろうか?登場人物が多いのですっかり名前など忘れていてちょっと戸惑うのだった。でも、だんだん思い出したり、再発見を愉しむ事が出来た。登場人物が多く様々な人間模様が描かれるという作品は好き。

トランティニャンは双子の兄弟の二役で、登場するのを待ち遠しくしていたものだ。それでも、各人物それぞれが個性的でテンポ良くお話も進んで行くのでとても心地よい。トランティニャン扮する(兄の方)画家:ジャン=バティストの遺言は「愛する者よ、列車に乗れ。」と各人はリモージュ駅に向かう...こういうの好きな設定なので嬉しい。

バティストは同性愛者だったので、多くの嘗ての愛人や友人たちには男性も女性もいる。夫婦も居れば、エイズに冒されている青年ブリュノ(シルヴァン・ジャック)、ドラッグ中毒者...と様々。シルヴァン・ジャックはこの映画でしか知らないのだけれどすぐにチェック!繊細で弱々しい美しい青年だった。笑えるのはヴァンサン・ペレーズが女装していて意外と綺麗な足だったこと。ハイヒールにストッキング、鬘もメイクもとても似合っているので、「王妃マルゴ」や「インドシナ」の名演が違う所へ飛んでいく様だった。素敵な役者さまだ、全く!ドミニク・ブラン扮するカトリーヌの娘さん役のエロディちゃんもとても可愛い少女。彼女は「ポネット」にも出ていたデルフィーヌ・シルツちゃん♪

音楽もテンポの良さに貢献していた様に思う。一人のある種のカリスマ性を持つ画家と関わりが有り、かつそれぞれに愛や葛藤が有った。友人同士、夫婦間も含め様々な人間模様の描写が重くなく軽くなくと、私には相性の良い程度さで見終えたあとも気分が良かった。


  1. 2005/07/05(火) 06:51:47|
  2. 女性映画・群像劇・映画愛・家族ドラマ|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
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