★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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『ガウディアフタヌーン』でのサンドラの台詞

2005-06-14.jpg

「人は変わらない。時たま数歩、進歩するだけ。」

★この映画の中の翻訳家カサンドラ(ジュディ・ディヴィス)がラストに語る言葉より。4人の個性派女優によるそれぞれの生き方の描写が好きだ。そして、このカサンドラの最後の言葉は何故かとても納得してしまった。

「ガウディアフタヌーン」:GAUDI AFTERNOON
2001年 アメリカ/スペイン合作映画 スーザン・シーデルマン監督
出演:ジュディ・ディヴィス、マーシャ・ゲイ・ハーデン、リリ・テイラー、ジュリエット・ルイス、クリストファー・ボウエン
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  1. 2005/06/14(火) 07:32:07|
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『禁じられた遊び』のポレットとミシェルの台詞

2005-06-13.jpg

「お墓ってなあに?」

「死んだ人をあつめておくところさ。」

「じゃぁ、この子犬と一緒にほかの子犬も埋めなきゃ寂しがるわ。」

★5歳の少女ポレットと11歳の少年ミシェルの会話より。美しく切ない音楽と共に、クレマン監督は戦争の悲劇と残酷さを、まだ両親の死の意味を知らない幼い少女を通して描いた。私も子供の頃、お友達と秘密遊びをしたものだ。でも、時代が違いすぎた...幸いなことに思う。

「禁じられた遊び」:JEUX INTERDITS
1951年 フランス映画 ルネ・クレマン監督
出演:ブリジット・フォッセー(フォセー)、ジョルジュ・プージュリー、シュザンヌ・クールタル、ジャック・マラン


  1. 2005/06/13(月) 07:35:11|
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『暗黒街のふたり』 ジョゼ・ジョヴァンニ監督 (1973年)

暗黒街のふたり暗黒街のふたり:DEUX HOMMES DANS LA VILLE
1973年 フランス映画 
ジョゼ・ジョヴァンニ監督 出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ミムジー・ファーマー、ミシェル・ブーケ、イラリア・オッキーニ、ジェラール・ドパルデュー、ベルナール・ジロドー 音楽:フィリップ・サルド

またアラン・ドロンの映画を観た。50年代の終わりから90年代初頭まで、休む暇も無い位の作品数なのだ。そして、贔屓目かもしれないけれど名作がズラリと並んでいる事に驚く。ただの美男スターでは無いのが幸いだ。この「暗黒街のふたり」は久し振りに観たのだけれど(好んで観ようとしない私がいる)、やっぱりかなり落ち込んでしまった...。

ジャン・ギャバンとの共演としては「地下室のメロディー」「シシリアン」に続く3作目(ギャバンがもう少し生きておられたらまだ共演作があったのではと思う)。ジョゼ・ジョヴァンニ監督とアラン・ドロン、このコンビは好きだとやっぱり思った。ただ、やるせない気持ちで見終えた後、重い気分がなかなか拭えない。もう一人の名優ミシェル・ブーケは素晴しい程に憎たらしいゴワトロー警部役。この警部は元犯罪者のジノ(アラン・ドロン)を執拗に尾行し監視を続ける。愛する妻を事故で失い、その後、銀行員の恋人ルシー(ミムジー・ファーマー)と、印刷工員として更正して生きているジノだったのに。


あんなにも執拗な懐疑心を抱くゴワトローの事を、ジノの保護司であるジェルマン(ギャバン)は「おまえが怖いのだよ。」と語る。その恐怖心は偏見と変貌するのだろうか?その逆なのだろうか?最後まで優しくジノを見守るジェルマンの存在と、このゴワトロー、そして元犯罪者としてのレッテルを背負いながらも真っ当に生きようとしているジノ、そしてルシー、それぞれの思いが単純に語れるものではない様に思う。自ら投獄体験のあるジョヴァンニは多くのフィルム・ノワール作品を手掛けて来たお方だった(2004年に惜しくも他界された)、それ故に悲痛な静かで強い叫びの様なものも感じてしまう。大きな偏見の眼差しが犯罪者を生む...もちろん、犯罪を正当化するようなことではないけれど。

車の修理工場かな?そこの車をジーノがむしゃくしゃして叩き潰すシーン。ゴワトローを我慢成らず殺してしまい、結局は死刑判決が下りギロチンへ。その時の白いシャツの襟を鋏で切られるシーン。青ざめたジノの最後の言葉はジェルマンに「怖い...」だった。そして、最後は真っ黒な画面が暫く続き終える。あの黒い画面が少し私を救ってくれた気がした。

久し振りに観て気付いた事は、若き日のジェラール・ドパルデューやベルナール・ジロドーが出ていた事。ミムジー・ファーマーがとても可愛い事。こういう再発見は楽しいけれど...重い。でも、この映画を観て良かったと思う。また、いつか観るだろう...。


  1. 2005/06/13(月) 06:48:23|
  2. フィルム・ノワール|
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暗黒街のふたり

暗黒街のふたり:DEUX HOMMES DANS LA VILLE
1973年 フランス映画 ジョゼ・ジョヴァンニ監督

出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、ミムジー・ファーマー、ミシェル・ブーケ、イラリア・オッキーニ、ジェラール・ドパルデュー、ベルナール・ジロドー
音楽:フィリップ・サルド

またアラン・ドロンの映画を観た。50年代の終わりから90年代初頭まで、休む暇も無い位の作品数なのだ。そして、贔屓目かもしれないけれど名作がズラリと並んでいる事に驚く。ただの美男スターでは無いのが幸いだ。この「暗黒街のふたり」は久し振りに観たのだけれど(好んで観ようとしない私がいる)、やっぱりかなり落ち込んでしまった...。

ジャン・ギャバンとの共演としては「地下室のメロディー」「シシリアン」に続く3作目(ギャバンがもう少し生きておられたらまだ共演作があったのではと思う)。ジョゼ・ジョヴァンニ監督とアラン・ドロン、このコンビは好きだとやっぱり思った。ただ、やるせない気持ちで見終えた後、重い気分がなかなか拭えない。もう一人の名優ミシェル・ブーケは素晴しい程に憎たらしいゴワトロー警部役。この警部は元犯罪者のジノ(アラン・ドロン)を執拗に尾行し監視を続ける。愛する妻を事故で失い、その後、銀行員の恋人ルシー(ミムジー・ファーマー)と、印刷工員として更正して生きているジノだったのに。


あんなにも執拗な懐疑心を抱くゴワトローの事を、ジノの保護司であるジェルマン(ギャバン)は「おまえが怖いのだよ。」と語る。その恐怖心は偏見と変貌するのだろうか?その逆なのだろうか?最後まで優しくジノを見守るジェルマンの存在と、このゴワトロー、そして元犯罪者としてのレッテルを背負いながらも真っ当に生きようとしているジノ、そしてルシー、それぞれの思いが単純に語れるものではない様に思う。自ら投獄体験のあるジョヴァンニは多くのフィルム・ノワール作品を手掛けて来たお方だった(2004年に惜しくも他界された)、それ故に悲痛な静かで強い叫びの様なものも感じてしまう。大きな偏見の眼差しが犯罪者を生む...もちろん、犯罪を正当化するようなことではないけれど。

車の修理工場かな?そこの車をジーノがむしゃくしゃして叩き潰すシーン。ゴワトローを我慢成らず殺してしまい、結局は死刑判決が下りギロチンへ。その時の白いシャツの襟を鋏で切られるシーン。青ざめたジノの最後の言葉はジェルマンに「怖い...」だった。そして、最後は真っ黒な画面が暫く続き終える。あの黒い画面が少し私を救ってくれた気がした。

久し振りに観て気付いた事は、若き日のジェラール・ドパルデューやベルナール・ジロドーが出ていた事。ミムジー・ファーマーがとても可愛い事。こういう再発見は楽しいけれど...重い。でも、この映画を観て良かったと思う。また、いつか観るだろう...。


  1. 2005/06/13(月) 06:47:50|
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『マンハッタン』のオープニング・ナレーション

2005-06-12.jpg

「彼はニューヨーク・シティをこよなく愛した。彼にとってこの街は、ガーシュインのすばらしいメロディにふるえるモノクロの世界だった。」

「マンハッタン」オープニング・ナレーションより

「マンハッタン」:MANHATTAN
1979年 アメリカ映画 ウディ・アレン監督
出演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、マリエル・ヘミングウェイ、メリル・ストリープ、ティサ・ファロー
音楽:ジョージ・ガーシュウィン 


  1. 2005/06/12(日) 07:37:46|
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『アンダルシアの犬』について語るルイス・ブニュエル

2005-06-11.jpg

「これは殺人への絶望的かつ情熱的な呼びかけでしかなく、美でも詩でもない。」by ルイス・ブニュエル

★1928年にダリと共にフランスで製作したシュールレアリスム(シュールレアリズム)な短編実験映画についてブニュエル自らが語ったもの。

「アンダルシアの犬」:UN CHIEN ANDALOU
1928年 フランス映画 ルイス・ブニュエル監督
出演:シモーヌ・マルイユ、ピエール・バチェフ、サルヴァドール・ダリ、ルイス・ブニュエル


  1. 2005/06/11(土) 07:40:13|
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上流社会

上流社会 特別版上流社会:HIGH SOCIETY

1956年・アメリカ映画 
チャールズ・ウォルターズ監督
出演:グレイス・ケリービング・クロスビーフランク・シナトラ、ルイ・アームストロング、セレステ・ホルム、ジョン・ランド 音楽:コール・ポーター


キャサリン・ヘプバーンの「フィラデルフィア物語」のミュージカル・リメイク。何ともうっとり~な気分に浸れる作品なので大好き!本当に美しいかぎりのグレイス・ケリーの最後の映画出演作とされるもの。

グレイス・ケリーは20代のお若く美しいお姿を僅か5年間に素敵な映画と共に残して下さった。モナコ王妃となられてからもヒッチコックは出演を希望していたという...まだまだ女優グレイス・ケリーとしての作品をスクリーンで観たいと願った人々はどんなに多かっただろう!こんな後追いの私でも思うのだから。

ヒッチコック作品も好きだけれど、この「上流社会」はミュージカルという事もあり、とにかく華麗で優雅。共演陣の顔ぶれ、流れる楽曲たち、全てが鮮やかな色彩と共に古き良きアメリカを感じさせてくれる。私はついついグレイス・ケリーばかりを観ていたけれど、信じられない共演だと驚く。ビング・クロスビーフランク・シナトラ、ルイ・アームストロングが居るし、グレイス・ケリーの歌声も聴けるし、セレステ・ホルムとシナトラの掛け合いの楽しい歌など...もう全編が素敵。コミカルな部分もそれぞれとてもチャーミングだし。映画を観てうっとりと幸せな気分になれるのはいいな(暗く重い作品を好む私なのでこれもバランスというだろうか)って思う。

美し過ぎるお方は時にとても薄幸な人生だったりするけれど、そんな事も考えながらも、ハリウッド最高の美女ってグレイス・ケリーだと思う。「緑の火」は未見なのでいつか観たいと楽しみにしている。



  1. 2005/06/11(土) 06:40:30|
  2. ミュージカル・舞踏・音楽映画|
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カトリーヌ・ドヌーヴ語録

2005-06-10.jpg

「私に生きる勇気を与えたのは、ヴァディムへの憎悪だった。」by カトリーヌ・ドヌーヴ

★19歳でクリスチャン・ヴァディムを出産。しかし、結婚はせずヴァディムとの別れの後、この「シェルブールの雨傘」は作品と共にドヌーヴの女優としての存在を決定的にした。悲恋の美しい恋物語のヒロインを演じたドヌーヴにもまた、この鬼才にして忌まわしいロジェ・ヴァディムの影が付き纏うことになる。

「シェルブールの雨傘」:LES PARAPLUIES DE CHERBOURG
1963年 フランス映画 ジャック・ドゥミ監督
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、マルク・ミシェル、アンヌ・ヴェルノン
音楽:ミシェル・ルグラン


  1. 2005/06/10(金) 07:42:34|
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バンガー・シスターズ

バンガー・シスターズ:THE BANGER SISTERS
2002年 アメリカ映画 ボブ・ドルマン監督

出演:ゴールディ・ホーンスーザン・サランドンジェフリー・ラッシュ、エリカ・クリステンセン、エヴァ・アムッリ、ロビン・トーマス

ゴールディ・ホーンスーザン・サランドンの共演というだけで観たのだけれど、またTV放映され観ていた。ちょっぴりしんみり、でも笑えるシーン(ジェフリー・ラッシュ可笑し過ぎ!)、流れる音楽など楽しめる作品だと思う。

でも、お話の展開はちょっと物足らない気がしたのだけれど、とにかくゴールディ・ホーンが最高!彼女の表情や動きを見ているだけで気分が良くなるのだ。本当にいつまでもキュートなお方。今年60歳のゴールディ・ホーンスーザン・サランドンは1つ年下)だというのになんて可愛いくてかっこいいのだろう~!

スーザン・サランドンも好きな女優さまなのだけれど、ここでは完璧にゴールディ・ホーンの魅力が圧倒的だった。60年代は元グルーピーだったという2人の20年後の再会。対照的な生活を送っていたのだけれど、今ではその良妻賢母でプール付きのお家に住むラヴィニア(ヴィニー)のサランドン。気ままに生きるセゼットのホーン。過去を封印して生きていたラヴィニアがスゼットの出現により、髪をショートにしお洋服もガラリと変えてしまう。夫も娘たちも最初は驚くが何とも円満に理解される辺りの単純さ。スゼットのお陰ですっかり執筆の進む潔癖症のハリー(ジェフリー・ラッシュ)の好演もとても楽しかった。

今ではケイト・ハドソンも着々と代表作が増えていて、ゴールディ・ホーンは孫まで居るというのにこの若さ!キュートさは素敵過ぎる。シリアスな作品もあるけれど、やっぱり最高のコメディエンヌだと痛感。

またもやデヴィッド・ボウイ様絡みにも即反応したのは言うまでも無く、スゼットはアラディン・セインのT-シャツを着ていたり、フェイム(どなたかのカバー)が流れたりしてご機嫌だった♪サランドンは70年代からボウイとは交流がある(「ハンガー」ではカトリーヌ・ドヌーヴと共にボウイと共演映画もある)、そんな好きな人たちがリンクし合って愉快だった。


  1. 2005/06/10(金) 06:36:48|
  2. コメディ・ロマンティックコメディ|
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ジャン・コクトー語録

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「一つの仕事が終わると私は逃げ出す。私は新しい土地を探す。
 おっちょこちょい、裏切り者、軽業師、気まぐれ芸術家。
 そして私への賛辞としては、魔術師。」 by ジャン・コクトー

★偉大なるジャン・コクトー!と思う。正しく魔術師の様な映像美が夢を与えて下さるかの様。最初に観たコクトー映画であり、ジャン・マレーの姿を知った。美しいギリシャ彫刻の様な美と醜い野獣の二役。この映画は1946年というとても古い作品なのだと再認識し慄く。全く古さを感じない、あまりにもファンタジックな美であり続けている。

「美女と野獣」:LA BELLE ET LA BETE
1946年 フランス映画 ジャン・コクトー監督
出演:ジャン・マレー、ジョゼット・デイ、マルセル・アンドレ、ミシェル・オークレール
原作:ルプラン・ド・ボーモン 音楽:ジョルジュ・オーリック


  1. 2005/06/09(木) 07:45:04|
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『夜と霧』のジャン・ケロールのナレーション

2005-06-08.jpg

「静かな風景さえも、鳥の飛び交う草原や、刈り入れ時の畑、あるいは緑の燃え盛っている草地でさえも、車が通り、農民や恋人たちが歩いている道さえも、朝市がたち、教会の鐘楼の見えるヴァカンスを過ごす村さえも、ごく簡単に、絶滅収容所に通じているかもしれない。」

「夜と霧」のナレーション by ジャン・ケロール

★レネの要望で実際に収容所に収容された体験のある作家ジャン・ケロールによって、この危険を伴う作業は進められたという。このアウシュビッツの生々しい映像ドキュメンタリーを初めて観た時(とても大きな重い衝撃だった)から随分時が経つけれど、今も甦るのは凄まじい恐怖の歴史と哀しく美しいミシェル・ブーケのこのナレーションの印象だ。

「夜と霧」:NUIT ET BROUILLARD
1955年 フランス映画 アラン・レネ監督
原作・脚本:ジャン・ケロール ナレーション:ミシェル・ブーケ 音楽: ハンス・アイスラー


  1. 2005/06/08(水) 07:48:07|
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『デカダンス』 ルキノ・ヴィスコンティ語録

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「デカダンス、もはや決まり文句になってしまった言葉だ。不健全なことを言う意味に使っている。しかし、本当のデカダンスとは、芸術を理解するひとつの方法なのだ。」 by ルキノ・ヴィスコンティ

★一等大好きな監督さまであるヴィスコンティがデカダンスを語るのだ。これ程、簡潔で説得力のある言葉はないように思う。頽廃美にくらくらする世界。ここでは、ヘルムート・バーガーの一世一代の壮絶なる名演が堪能出来る「ルードウィヒ/神々の黄昏」を。嗚呼!美しすぎる。

「ルードウィヒ」:LUDWIG
1972年 イタリア/西ドイツ/フランス合作映画 ルキノ・ヴィスコンティ監督
出演:ヘルムート・バーガー、ロミー・シュナイダー、シルヴァーナ・マンガーノ、トレヴァー・ハワード、ソニア・ペトローヴァ、ジョン・モルダー=ブラウン


  1. 2005/06/07(火) 07:50:55|
  2. ルキノ・ヴィスコンティ|
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『突然炎のごとく』の撮影秘話を語るジャンヌ・モロー

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「『つむじ風のシャンソン』は撮影が始まる前からずっと好んで口ずさんでいたのです。非常に予算も少なく、また少ないスタッフで撮られましたので、録音技師もいませんでした。『つむじ風のシャンソン』を録音したときだけ、臨時で録音技師を雇ったぐらいだったのです。」 by ジャンヌ・モロー

★私は歌う女優に好きな方が多いけれど、歌うジャンヌ・モローは格別好き。もちろん、名女優としても尊厳な眼差しは今も変わらない程だけれど。

「突然炎のごとく」:JULES ET JIM
1961年 フランス映画 フランソワ・トリュフォー監督
出演:ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール、マリー・デュボワ


  1. 2005/06/06(月) 07:56:19|
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『さよなら子供たち』について語るルイ・マル

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「私はこの朝の出来事を死ぬまで忘れない。」

「私のキャリアの中で最も重要な作品。」 by ルイ・マル

★ルイ・マル自身の12歳の時の体験を描いた自伝的要素の強い作品。名作だらけだけれど、この「さよなら子供たち」は後期の代表作・名作と言えるだろう。

「さよなら子供たち」:AU REVOIR LES ENFANTS
1987年 フランス/西ドイツ合作映画 ルイ・マル監督
出演:ガスパール・マネス、ラファエル・フェジト、フランシーヌ・ラセット、イレーヌ・ジャコブ、フランソワ・ベルレアン


  1. 2005/06/05(日) 07:59:42|
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『永遠のマリア・カラス』 フランコ・ゼフィレッリ監督 (2002年)

永遠のマリア・カラス永遠のマリア・カラス:CALLAS FOREVER
2002年・イタリア/フランス/イギリス/ルーマニア/スペイン合作映画 フランコ・ゼフィレッリ監督
出演:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ、ジョーン・プローライト、ジェイ・ロダン、ガブリエル・ガルコ

まだこの映画の感動冷め止まぬ!という状態の私なのにまた観ていた。100年に1人の歌声とも言われるディーヴァ!マリア・カラスであるし、演じる方がこれまたファニー・アルダン。そして長年の友人で音楽プローモーター役にはジェレミー・アイアンズという最高のキャスティング。さらに極めつけは監督がフランコ・ゼフィレッリだという事...これだけでもう豪華過ぎる。

マリア・カラスの熱狂的なファンの方々は多いのでこの作品をどう思われるかは人それぞれだとも思う。私はロックもオペラも優劣の差を持たないお気楽な音楽ファンなので、そういう意味でも充分愉しむ事が出来る内容なのだ。

カラスと親交の深かったフランコ・ゼフィレッリ監督が、「空想と思い出を織り交ぜて作ったものである」とラストに記されている。カラスが心臓発作で亡くなったのは1977年9月16日。その1977年のパリが舞台設定なので、晩年の孤独な隠遁生活時をも充分ご存知な監督の未だに色褪せないカラスへの友情と尊敬の念を切々と感じることが出来る。

大富豪オナシスとの10年間の愛の日々の深さ、ジャクリーヌ・ケネディと結婚した時の新聞の切抜きを大切に保存していて見ては悲しみに泣き崩れるシーンなど胸が張り裂けそうになる(多分に私はカラスに感情移入しているのだと思う)。情熱のカルメンを演じるカラス(結局お蔵入りとなるけれど)、トスカならまだ歌えるとラリー(ジェレミー・アイアンズ)に相談するけれど、既に絶頂期の美声が出ない53歳のカラスにラリー以外の人々はその企画を却下する。女性ジャーナリストのサラ(ジョーン・プロウライト)やラリー達の友情の描写もとても好き。「虎」との異名を持つカラスの性格に振り回されながらも、時に口論もあれどカラスの心の孤独を静かに見守る友たち。主要な役柄を名優達が演じるのでとても安心して観ていられる。カラスのお部屋の美しい装飾やシャネルのお衣装などもうっとり。オナシスのお写真の額の近くにヴィスコンティのお写真が並べられていたのも嬉しかった。

それにしても、アイアンズは素晴しい!!そして、年々好きさの増すファニー・アルダンの存在感も凄い。私にとってハンサムな女性のお一人でもある。実にかっこいい!そして、この当時53歳同士のお二人の19年振りの共演に胸ときめくのだった。この先、何度も観たくなる作品だと思う。


  1. 2005/06/05(日) 06:33:28|
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『ブリジット・バルドーについて』 マルグリット・デュラス語録

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「ブリジット・バルドー。それは男たちにとって決して叶えられない夢だ。永遠のあこがれだ。隠された裏切りの情念だ。世の妻としての女たちからその夫を奪い、ついには男たちを死に至る病に導いてしまう悪夢の女だ。」 by マルグリット・デュラス

★大好きなデュラスはいつも厳しい発言をもされる。しかし、実に的を得ていると思うけれどB.B.は魅力的で好き。でも、時々好きじゃない。ロジェ・ヴァディムとの出会い!ここが大きな成功と災いの根源とでも言えそうな運命的な出会い。観る側はお気楽だけれど、スターって大変だろうと思う。この作品で共演したトランティニャンと恋に落ちてしまうけれど、彼は奥様と離婚をせずB.B.との恋も破局...でも、B.B.はその後も身軽に恋を続ける。

「素直な悪女」:...ET DIEU CREA LA FEMME
1956年 フランス映画 ロジェ・ヴァディム監督
出演:ブリジット・バルドー、クルト・ユルゲンス、ジャン=ルイ・トランティニャン、ジョルジュ・プージュリー、クリスチャン・マルカン


  1. 2005/06/04(土) 08:03:11|
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『でつながれるアメリカ人』 エリア・カザン語録

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「私は孤立してはいない。平たく言えば、わが国にはアフリカ<系>アメリカ人もいればイタリア<系>アメリカ人もいる。今や彼らは大きな存在だし、それ以前にはアイルランド<系>アメリカ人等々の問題もあった。アメリカに来て、彼ら独自の民族的な伝統や特徴、そしてそれ故に醸し出される神秘といったものから切り離されてしまった、これらすべての人々。そのことに思いを馳せたとき、これら"<系>アメリカ人"こそが真実、アメリカ人であると(それはまさに私がなりたかったものだ)私には思えるようになった。彼らはほとんどバラバラに孤立し、一人一人特殊な存在であるが、それがアメリカ人であり、そしてそのことがこの国の - 他の何事にも勝る -存在価値だと思えるのだ。」

エリア・カザン「<系>でつながれるアメリカ人」より

★自らをアナトリア<系>アメリカ人だと気づいた時の事、「何故、映画界から足を洗ったのか?」という問いに答えるインタビューより抜粋させて頂いた。他にも考えさせられる問題を感じてならない...。ここでは、アメリカの反ユダヤ主義を取材し、グレゴリー・ペックを主演に描き上げた名作「紳士協定」を。

「紳士協定」:GENTLEMAN'S AGREEMENT
1947年 アメリカ映画 エリア・カザン監督
出演:グレゴリー・ペック、ドロシー・マクガイア、ジョン・ガーフィールド、セレステ・ホルム


  1. 2005/06/03(金) 08:03:17|
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『道』(フェリーニ)について語るアッバス・キアロスタミ

2005-06-02.jpg

「一本の映画を分析するには、どんな能力が必要だろう。あるいは監督の感情や経験を持ち、さらに倫理観、宗教、言語、郷土が同じであればいいのだろうか。現在、過去、未来を結びつける感情と経験は人それぞれ違う。私の好きな映画『道』でのフェリーニは私にとって神だった。これはネオ・リアリズム作品という以上に力強い映画だ。『道』で、フェリーには人間の喜びと悲しみの偉大な叙情詩、叙事詩を作り上げた。」

アッバス・キアロスタミ「ソフィア・ローレンから『甘い生活』まで」より

「道」:LA STRADA
1954年 イタリア映画 フェデリコ・フェリーニ監督
出演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ、リチャード・ベースハート、アルド・シルヴァーニ


  1. 2005/06/02(木) 08:07:17|
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クシシュトフ・ザヌーシが初めて映画館で観た『天井桟敷の人々』

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「最初の映画 - 最初に見た映画ではなく最初に衝撃を受けた映画 - のことは、よく覚えている。題名も覚えている。映画館に入ることができた時の状況も覚えている。・・・上映されていた映画は『天井桟敷の人々』だった。私はあれほど見事な映画をあれ以来ほとんど見た記憶がない。」

クシシュトフ・ザヌーシ「私が初めて映画館に行った時」より

「天井桟敷の人々」:LES ENFANTS DU PARADIS
1945年 フランス映画 マルセル・カルネ監督
出演:ジャン=ルイ・バロー、アルレッティ、マリア・カザレス、マルセル・エラン、シモーヌ・シニョレ


  1. 2005/06/01(水) 08:09:56|
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ドッグヴィル

ドッグヴィル:DOGVILLE
2003年 デンマーク映画 ラース・フォン・トリアー監督

出演:ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール、ハリエット・アンデルソン、ジャン=マルク・バール、ウド・キア、パトリシア・クラークソン、ステラン・スカルスガルド

二コール・キッドマンがローレン・バコールと共演出来た事をインタビューで喜んでいたのを聞いていた。その映画だと知りお話の予備知識無しで観終えてしまった...約3時間と長い作品だったけれど、退屈ではなかった。考える事が多過ぎて!

面白いセット。出演者たちは同じフロアーにチョーク(?)で仕切られた各家等の空間での撮影。結構楽しく「どうなるのだろう~」と観ていると何と!ハリエット・アンデルセンも出ておられたし、クロエ・セヴィニーもちょっと久し振りだったので嬉しくなった。ポール・ベタニーにウド・キアも!豪華なこのキャスティングも個性を感じ喜んでいた。しかし、だんだんと重苦しい雰囲気と何か不快な気分が充満してゆく様だった。この監督はかの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督だったのだ...。今回の主人公の女性(二コール・キッドマン扮するグレイス)はギャングから逃れ見知らぬ村にやって来た。村人達と打ち解けようとするグレイスと、彼女を次第に奴隷の様に、犬の様に各人が接するのだ。首輪まで填められ錘まで付けられる...。

この作品はカフカの「アメリカ」を題材にしているそうだ。そして、ラース・フォン・トリアー監督の「アメリカ三部作」の第一弾となる彼流のアメリカが描かれているようだ。人間の心の醜さや傲慢さ、不条理な世界を見せつけられる様だった。当然、楽しい気分で観れるはずはない。最後はギャングのボス(実はグレイスは娘)がやって来て、グレイスに権力を与える...一匹の犬以外の村人たちは全員殺されてしまった。複雑な心境のグレイスもまた不可解で傲慢な後始末をして村を去っていくのだった。

う~む?面白さと重厚さでスッキリしない気分の中、素敵な歌声~♪大好きなデヴィッド・ボウイ様の「ヤング・アメリカン」がエンディング曲だった。お陰で随分この映画のポイントはアップ!印象も良くなったと思う。(ある意味救われた気もした。)

「ドッグヴィルの告白」というメイキングの様な作品もあるそうなので、また観てみようと思う。


  1. 2005/06/01(水) 06:25:19|
  2. サスペンス・ミステリー・ハードボイルド|
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