 | モンパルナスの灯/MONTPARNASSE 19 1958年・フランス映画 監督・脚本:ジャック・ベッケル 撮影:クリスチャン・マトラ 音楽:ポール・ミスラキ 出演:ジェラール・フィリップ、アヌーク・エーメ、ジェラール・セティ、リリー・パルマー、リノ・ヴァンチュラ、マリアンヌ・オズワルド |
夭折の画家モディリアーニの生涯に興味を覚えたのは、映画『モンパルナスの灯』を観てから。美術関係の書籍を読むことは好きなので、モディリアーニの有名な作品を何点かそれらの中で鑑賞していた位の私は、ジェラール・フィリップとアヌーク・エーメという美男美女のお姿が拝見したいという理由からだったのだけれど、とても胸に響き心に残るものとなっていた。なので、劇中で”モジ”と呼ばれているように、ついつい”モジリアニ”と言ってしまう。
「アメデオ・モディリアーニと妻ジャンヌ・エビュテルヌ」のことを少し綴ったのだけれど、此方ではもう少し映画のことをと想う。モディリアーニは病身で貧困、お酒に溺れ、そして、薬物(ハッシシだと書かれていたのを読んだことがある)もという生活の中、自分の描く絵、そこに向かう心は最期まで貫き通したようなお方でその純真さと不器用さに人間味を感じた。お金持ちの収集家が高く買ってくれたかもしれないチャンスも余計な一言でふいにしてしまったり...。36歳という若さで亡くなったモディリアーニ。そして、同じく36歳でお亡くなりになったジェラール・フィリップ...贔屓目いっぱいで観てしまうのだけれど、それでもこの時に既に病魔に侵されていたであろうジェラール・フィリップの役に挑む想いはどんなだったろう!!美しいだけではない、演技力も兼ね備えたお方だっただけに...と二重で観てしまう。そして、モディリアーニというとどうしてもこの『モンパルナスの灯』と対になっている私。この映画には他にも印象的なお方がおられる。冷淡な画商モレル役のリノ・ヴァンチュラ!渋いお気に入りの男優さまのお一人。モジの死を見届けてから、ジャンヌには知らせずに作品を買い占める様子。そして、何も知らずに涙を浮かべて喜ぶ美しいジャンヌ。ベアトリス役のリリー・パルマーも素敵だし、また、シャンソン歌手でもあるマリアンヌ・オズワルドも出演されているし、とても豪華な俳優陣なのも嬉しい。
2004年作品の『モディリアーニ 真実の愛』も気になるので観たのだけれど、予想以上に良かった!アンディ・ガルシアがモディリアーニを演じていて、何か実在のモディリアーニは此方の方が似ているように感じた、体型や風貌など。この映画は敢えて伝記を基にしたフィクションであり、モディリアーニと妻ジャンヌの絆、ロマンスに重点を置いたもののよう。また、ライバルだったと言われるピカソ、その他ユトリロやマックス・ジャコブ、コクトーまで登場(クセのある役者方が演じている)するのも愉しいものだった。エルザ・ジルベルスタインは80年代から作品は結構観ていて、素敵にお年を重ねている女優様だなぁ〜と想う。しかしながら、アンディ・ガルシアは私はあまり詳しくない。幾つか出演作を観ているけれど然程好きでも嫌いでもない...という印象だった。でも、このお方もキューバからの移民なので、生粋のアメリカ人とは佇まいが違う。そして、このモディリアーニ役はお似合いに思えた、素敵だった。他の主演作品をあまり知らないので、また機会があれば観てみようとも想う(課題が増えるばかり)。
 | モディリアーニ 真実の愛/MODIGLIANI 2004年・アメリカ/ドイツ/フランス/イタリア/ルーマニア/イギリス合作映画 監督・脚本:ミック・デイヴィス 撮影:マニュ・カドッシュ 音楽:ガイ・ファーレイ 出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、イポリット・ジラルド、ウド・キア、オミッド・ジャリリ、エヴァ・ヘルツィゴヴァ、ランス・ヘンリクセン、ピーター・キャパルディ、スージー・エイミー、ミリアム・マーゴリーズ
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- 2008/06/26(木) 23:08:53|
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 | バスキア/BASQUIAT 1996年・アメリカ映画 監督:ジュリアン・シュナーベル 出演:ジェフリー・ライト、デヴィッド・ボウイ、デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン、ウィレム・デフォー、クレア・フォラーニ、マイケル・ウィンコット、ベニチオ・デル・トロ、ジャン・クロード・ル・マレ、コートニー・ラヴ、テイタム・オニール |
ジャケットに写る4人方(左から、ジェフリー・ライト、
デヴィッド・ボウイ、ゲイリー・オールドマン、デニス・ホッパー)!!この共演も嬉しかったけれど、何よりも
デヴィッド・ボウイ様が
アンディ・ウォーホルを演じるという情報を得てからワクワクして公開時に劇場で観たもの。後にソフトも購入し幾度か観ている。でも、やはりボウイの出番が近づくとワクワク♪私はこの映画を観るまでバスキアについて大した知識も持ち合わせてはいなかった。普段、古い絵画ばかり眺めていることが多い。そして、そのバスキアを演じるジェフリー・ライトが素晴らしい!豪華キャストで嬉しくなるサウンドトラックたち。若くして名声を得た黒人画家ジャン=ミシェル・バスキアの伝記映画なのだけれど、疾走する感じがバックの音楽とも融合しとてもタイトに感じた。ニューヨーク...やはり憧れる!
音楽をもとても愛していたバスキア。早くに成功したバスキアは、”黒人であることを利用している”と中傷を受ける。名声を得ることは全てを手に入れることではないのだとボウイやミック達、スーパースターの歩みを私如きが眺めてみても痛感する。バスキアも同じ様に次第に歯車が狂い出す。そんな中、唯一の友だちのウォーホルの急死...さらにドラッグが加速化し翌年27歳の若さでバスキアも他界してしまう...。
※
『ボウイ館』に、もう少し追記致しました♪

☆ボウイとライトとホッパー☆
- 2008/04/30(水) 19:08:06|
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エディット・ピアフ 愛の讃歌/La Môme
2007年・フランス/チェコ/イギリス合作映画
監督・脚本:オリヴィエ・ダアン 製作:アラン・ゴールドマン 撮影:永田鉄男 美術:オリヴィエ・ラウー 衣装デザイン:マリット・アレン 音楽:クリストファー・ガニング 出演:マリオン・コティヤール、シルヴィー・テステュー、パスカル・グレゴリー、エマニュエル・セニエ、ジャン=ポール・ルーヴ、ジェラール・ドパルデュー、クロチルド・クロ、ジャン=ピエール・マルタンス、カトリーヌ・アレグレ、マルク・バルベ、カロリーヌ・シロル、マノン・シュヴァリエ、ポリーヌ・ビュルレ
数日前に朝一番の上映を大急ぎで観て来た(もうすぐ終わりそうだったので!)。
エディット・ピアフの映画だということ、扮するのがマリオン・コティヤールで、共演者にシルヴィー・テステューのお名前があったことのみの予備知識で観た。私はフランスの音楽が好きだし、私の世代ではない古いシャンソンたちも好き。ピアフというと、どうしても亡き母を想う、今も。いつもはガラン〜とした劇場なのに年輩のお方が多かった。この映画はひとりでそぉっと観ていたいと思い立ったのだった。ピアフのドキュメンタリー映像や御本、レコードやCD、嘗て観たクロード・ルルーシュの映画、美輪明宏様の舞台やコンサートやお話...私も歳を重ねる中でピアフという伝説の偉大なる歌手について・曲たちを私なりに好きになっている(過程なので、リアルタイムでない私如きが偉そうに語れるお方ではない!)。
映画は2時間強という時間。到底、この時間でピアフの47年間を描くことなど不可能なのだ。観てどう思うかは其々の感想があるだろう。日本でのタイトルは『LA VIE EN ROSE
エディット・ピアフ 愛の讃歌』。この”
愛の讃歌”と付いた辺りはマルセル・セルダンの登場シーン辺りから、ピアフの名曲が連鎖する。フランスのタイトルは『La Môme』。小さなピアフのあだ名でもある。映画は5歳のピアフ、10歳のピアフ、20歳のピアフ〜47歳の最期と子役2人とマリオン・コティヤールが演じている。マリオン・コティヤールは169センチだそうなので20センチ以上小さなピアフを演じていたのだ。とても素晴らしい!と思った。お話は私の知っている(読んだり観たりして得たものに過ぎないけれど)ピアフの人生だった。展開が、時間が行ったり来たりする、この交錯する描き方は好き(分かりにくいと思われるお方もおられるかもしれないけれど)。ピアフが晩年海辺で編み物をしていると若い女性記者が質問にやって来る。そのシーンで答えた言葉たち...ひしひしと込み上げていた想いが溢れ出し涙した。
歌えなくなったら? − 生きていないわ
死を恐れますか? − 孤独よりマシね
女性へのアドバイスをいただけますか? − 愛しなさい
若い娘には? − 愛しなさい
子供には − 愛しなさい
正直に生きられますか? − そう生きてきたわ
ありきたりの言葉、活字、単語...でも安易なことではない。ピアフは孤独を恐れていた、貧しい子供時代から愛に飢えていた。孤独というものを身に沁みて生きてきたお方のように想う。人は誰でも孤独だと想うけれど、そこで裕福な人や幸せな人を見ると僻んだり妬んだりするのが世の中の多く。ピアフは与えて与えて!という人生。誰にでも出来ることではない。もっと遺産を残せたお方なのに借金を残したお方。ピアフは多くの名曲たち、歌を残した。それらは今後も受け継がれてゆくものだろう。生涯の親友となるマレーネ・ディートリッヒ(カロリーヌ・シロル)と初めて会話を交わすシーンのピアフの嬉しそうなときめきの表情。愛するセルダンの死を知るシーン....無理な体調の中でのコンサート。劇中、ジャン・コクトー、イヴ・モンタン、シャルル・アズナヴール...といったピアフを愛した人達のお名前が出る時、私は嬉しかった。ピアフの子供時代、売春宿のマダム・ルイーズを演じていたのはカトリーヌ・アレグレ。これまたフランス映画史に欠かせないお方でありモンタンの奥様でもあったシモーヌ・シニョレの娘さま。売れない時代からの親友モモーヌ役はシルヴィー・テステュー。子供時代のピアフを一番可愛がってくれたティティーヌにはエマニュエル・セニエ。ピアフの母はクロチルド・クロ(母親役を演じるお歳になったのだなぁ...と『ピストルと少年』を懐かしく想った)、また、パスカル・グレゴリーも好きな男優さまだし、ジェラール・ドパルデューもルイ・ルプレ役で短いシーンながら出演・・・と豪華な俳優揃い!ピアフの歌を真似るなんて誰にも出来ないのに、歌っているかのように錯覚するマリオン・コティヤールって凄い!『銀幕のメモワール』でジャンヌ・モローの若き日の役として出演されていた。その他数本観ていて『エコール』では優しいバレエの先生役だったのが去年観たもの。そして、今年は主役、それもピアフの役として拝見できた。ますます、お気に入りの女優さまとなってゆく。
- 2007/11/05(月) 21:17:41|
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昨夜、不意に観たくなって...今もスッキリしない頭と気分。コンディションの悪い時に何故この映画を再見したのだろう?でも、初めて観た時は10代で、痛々しさと可哀相という感情が大きかったけれど、今はまた違う感情が入り混じって、さらに私は困惑し考える。たかが映画というけれど、”映画は文学に負けていない”と嘗て語っておられた淀川長治さんのお言葉が甦る。映画は娯楽であり、一冊の本を読むような気持ちでいるような気がする。
フランシス・ファーマーという実在したハリウッド女優の数奇な半生の伝記映画。女優フランシスに扮するのは
ジェシカ・ラング。フランシスをずっと支え続けてきたハリー・ヨークには
サム・シェパード(実生活でもこのお二人はこの作品以降パートナー)。初見から随分年月が経ち、今の私が嘗ては考えることのできなかったものが今は感じることができる。ただ可哀相ではなく、フランシスの孤独な葛藤、闘いから一人の女性の生き方、信念の尊さを。故に、”夢の工場"ハリウッドの犠牲者となってしまったのだとも。今の体制とは時代もシステムも違うのだから。当時は会社の工員の一人に過ぎない女優という時代。華やかなイメージだけに魅せられてしまう、そこに夢を見続けたフランシスの母もそんな時代の象徴の様にも感じた。それにしても、実の娘をロボトミー手術させるなんて!父親の存在も弱く、母から自立も出来ず、会社とも意見が合わない。二重のジレンマが常にあった。権力は怖い。会社に反抗すれば簡単に血祭りにあげられてしまう...そんな時代。そして、第二次世界大戦が始まるという時代を生きたフランシス。
私はフランシス・ファーマーという女優さま、ほとんど知らない。資料的なものを読んで知っている事柄がいくつかあるに過ぎない。舞台演劇、映画と演技派(お写真を拝見してもとてもお美しいお方)の女優さまだったそうだ。自分の演技にも信念があるので、言われるがままのお人形のような扱いに不満が募る。そんなうちに幾種類もの安定剤だろうか?劇中ベッドの傍のテーブルに散らばる錠剤たちにハッとした。マリリン・モンローの死が過ぎった...。
取り留めの無い想いを綴っている。
ジェシカ・ラングは同じ年の作品にダスティン・ホフマンとの『トッツィー』があるけれど、私は
ジェシカ・ラングを知ったのはこの『女優フランシス』。それ以降、現在は母親役も多くなっているけれど、主役も脇役も出来る素晴らしい女優さまで出演作はどうしても観てしまう。
サム・シェパードはここでも寡黙でハンサムでインテリが嫌味の無いお方で素敵すぎる。ハリー・ヨークの語りの部分がいくつかあるのだけれど、彼は作家でもあるのでその語りはとても詩的に響く。
ジェシカ・ラングはこの難役を静かに演じている。熱演とは私には感じられず、その情熱の炎は心の奥底に保ちながら、静かな演技。凄い!と再認識した。物分りの悪い母親役のキム・スタンレーも素晴らしいと思えた。見事な憎まれ役。
ラストの活字がまた重い。「フランシスは映画を1本撮った後、引退してテレビの司会者などを得、70年8月1日死去。享年56歳。生きる時も死ぬ時も、一人であった。」と。精神病院に強制的に収容されロボトミー手術を施され(全て自分の意でない)、感情をコントロールさせられてしまったのだ。16歳で「神は死せり」という本を書き高校で入賞した少女フランシス。とても感性豊かで繊細で自分の意思の強い、そんな素晴らしい個性を潰されてしまったのだ。ハリウッドの犠牲者としか思えない。突出した感受性、それは表現者として大切なものなのに。時に障害ともなるだうけれど...。
私の好きなフランスの歌姫、ミレーヌ・ファルメールMylene Farmer♥ミレーヌはこのフランシス・ファーマーからFarmerと芸名にされたという程、影響を受けた大好きな女優さまだと知り、ここはミーハーな私。”ミレーヌもこの映画を観たのだ”と思い嬉しくなる。と同時にミレーヌのことなので、深い深い思慮に向かわれたと想像し、そんな空想までに及んでしまった。
好き嫌いの分かれるような映画かもしれない。でも、私は気分爽快ではないけれど、とてもこの映画が好き。
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- 2007/03/25(日) 15:42:39|
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マリー・アントワネット:MARIE ANTOINETTE 監督:
ソフィア・コッポラ 出演:
キルステン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、リップ・トーン、ジュディ・デイヴィス、
マリアンヌ・フェイスフル、アーシア・アルジェント、ローズ・バーン、ジェイミー・ドーナン
(2006年・アメリカ映画)
バタバタした季節で公開が終わっては困ると早起きして朝一番の上映でやっと観てきた(正確には2/23)。私は
ソフィア・コッポラの感性や作品が好き。これで第3作目で、主演は『ヴァージン・スーサイズ』でも組んだ
キルステン・ダンスト(キルスティン・ダンスト)。今回もチラシを頂いていたけれど、あまり内容も読まずに楽しみにしていた。感想を簡潔に言うのなら「綺麗な映像と可愛い子供たち。少女マリー・アントワネットの運命。
ヴェルサイユ宮殿や美しい自然の景色。ハンサムなフェルゼン♪」にキュンとなったりジ〜ンとなったりで素敵だった。
去年のカンヌ国際映画祭での賛否両論(ブーイングも起こったとか)も、実は観て納得出来た。私は個人的にフランス史上、最も愛され憎まれてきたこの、マリー・アントワネットという人物に興味を抱き続けているので、マリー・アントワネットに関する映画などはどうしても観てしまう。そして、池田理代子さまの『ベルサイユのばら』(タカラズカ公演で先に知ったのだけれど)も子供の頃から好きなので、原作も違うし比較する映画ではないのだけれど、フェルゼンの登場シーンでは思わずキャァ〜!と色々と蘇る想い出のシーンたちだったり。
世代感というのもとても大きいのだろう。いきなりセックス・ピストルズの字体で幕が開き、何と!ギャング・オブ・フォーの音楽。次々と懐かしい青春時代の音楽たちが流れる。エイフェックス・ツインやスクエアプッシャー、フランスのエール、ヴィヴァルディのクラシック音楽なども織り交ぜながら。仮面舞踏会でスージー&ザ・バンシーズが流れた時は踊りたくなった♪
ロココな美麗なお衣装や家具や小物たちにはうっとり〜だし、侍女の小さな少女たち、最初に生まれたマリー・テレーズ役の少女もとても可愛くて嬉しかった。スイーツたち、それも"王のお菓子”とされるブルオッシュ。色彩豊かにこれらのスイーツや美しい数々の靴たちが印象的だった。当時はフランス人は入浴という習慣がなかったけれど、母マリア・テレジア(
マリアンヌ・フェイスフル様!)は幼い頃から入浴の習慣を身につけさせていたので、幾度かシーンで登場していた。頼りないルイ16世役のジェイソン・シュワルツマンはタニヤ・シャイアの息子さんなので
ソフィア・コッポラは従姉妹。コッポラ・ファミリーは増え続けている。そうそう、配役がまた私好みだったのでもうお話は二の次、三の次。前述の
マリアンヌ・フェイスフルさま(出番は少ないけれど娘に宛てた手紙の朗読であのお声が幾度も響いた。あのお声の存在感をソフィアは熟知している。そんなところも好き)を始め、ノアイユ伯爵夫人役のジュディ・デイヴィス(オーストラリアの名女優さま!)、デュ・バリー夫人役のアーシア・アルジェント(言わずもがなのイタリア・ホラーの巨匠:ダリオ・アルジェントの娘さま★)、ルイ15世役にはリップ・トーン(シシー・スペイセクは従妹にあたり、ボウイ様の『地球に落ちて来た男』が直ぐに浮かぶアメリカの往年の渋い役者さま)と
キルステン・ダンストも可愛いけれど、他に好きなお方が多くて私は満足していた。まぁ、”ええ!もう終わり?”という感じがしたけれど、2時間強をあっという間に観終えた後の気分は良かった。
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- 2007/02/25(日) 19:50:37|
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ジェーン・カンピオン監督作品は好きなので、初期の短編作品から『イン・ザ・カット』までは観ている。最初の出会いはこの『エンジェル・アット・マイ・テーブル』で、今も好き。監督同様にニュージーランドの女流作家ジャネット・フレイムの自伝的原作が基になっている。何というのだろう...切なくて感情豊かでユーモラスも忘れないというふんわりした空気が好き。ジェーン・カンピオン監督の初期の作品には少女達が主役なのも嬉しい。この作品の主人公のジャネットを演じる3人(童女期の少女・思春期の少女・大人になってのジャネット)それぞれに個性的。特徴は赤毛の強いくせ毛とちょっと太り気味。みんな同郷の人達のようだ。成長してからのジャネットを演じたケリー・フォックスは今も活躍されている。監督はこの3年後には『ピアノ・レッスン』で世界各国で絶賛され各賞を受賞となる。
ニュージーランドやオーストラリアには優れた映画人の方々が多く、好きな役者さんも多い私。さて、この作品。成長と共に学校内、友人たちとの関係が上手く保てない少女ジャネット。拠り所のような文学が大好きな文学少女だった。子供時代に姉が水死したことなども大きく影響しているのだろうが、心のふれあいのようなものが上手くない。時代も今とは違うので周囲からは安易に”おかしい”と烙印される。不幸なことに精神病院での8年間に200回ものショック療法を受け、母親の同意の下、あわやロボトミー手術という矢先、短編集『礁湖』が文学賞を受けることに。それから欧州旅行の体験などを経て、文学の道で生きていこうと故郷に戻り平穏な日々を迎えることができるようになった。しかし、当時の精神科医の方々はその後、彼女の異常さを撤回している。少女期に精神異常者と烙印を押し苛酷な療法をこれだけしておきながら、よくもまぁ〜!と率直に不審感を覚えてしまう。でも、”良かったね!”。ジャネットには文学がずっとあった。劇中、私の好きな詩がいくつか出てくる。イエーツやシェリーなど♪
”あわてないでいい、天使が不意におまえのテーブルに来たとしても・・・・・”というリルケの詩集『果樹園』よりこのタイトルは得られている。正しく、ジャネット・フレイムに相応しいと思う。
この映画の撮影当時、実在のジャネット・フレイムは66歳。監督は映画化することで彼女を幻滅させるのではと心配していたという。でも、ジャネット・フレイムは”大丈夫、おやりなさい。あなたの映画を作りなさい。”と穏やかに仰ったという。お写真を拝見してもお優しそうで、シャイな可愛らしいお方に思える。繊細過ぎる感性が時に狂気に映る。辛い8年間、精神の白夜を体験してきたジャネット・フレイム。でも、前向きに生きるその姿から学ぶことができる。こういう映画をユーモアも交えて肯定的に描くジェーン・カンピオン監督って素敵だと思う。

実在のジャネット・フレイムと演じた3人のジャネットたち♪
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- 2007/02/06(火) 17:56:41|
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コロンバインの空に コロンバイン高校事件を乗り越えて:Dawn Anna
2005年 アメリカ映画 アーリス・ハワード監督
出演:
デブラ・ウィンガー、クリスタ・ラエ、ラリー・オースティン、リー・キャメロン
久しぶりの
デブラ・ウィンガー主演作品。「僕はラジオ」でのエド・ハリスの奥さん役も素敵だった。いい感じに年を重ねているお方のお一人。この方はきっとこのまま皺の整形などもしないのではないだろうか。お声が特に好きでもある。というわけで、これは
デブラ・ウィンガーが出ているというので観たかったもの。監督は俳優のアーリス・ハワードでデブラのご主人でもある。
実際に起こった事件を基に、そして犠牲者となった生徒たちに捧げられている。原題は「Dawn Anna」。デブラが演じる女性の名前。女手一つで4人の子供を育ててきた。苦しい家計の為に2つものお仕事を始める。すると家事が出来ない。でも、4人の子供達が母の家庭内の仕事を手分けして助ける。アンナは子供と仕事で精一杯。高校の女子バレー部のコーチの仕事で、ある男性と出会う。この中年男性は独身でやっと理想の女性を見つけたのだ。この男性の存在が後々の困難な時期に重要な支えとなっていく。運命的なものを感じた。
アンナは数学教師の仕事もしている。予兆はあったけれど眩暈で倒れてしまう。時折、すぐ直前の事さえ忘れてしまう。脳の難病に侵されていたのだ。難しい手術を受けたけれど、単語一つから覚えないといけない状況に。そんな母を子供たちは必死で看病する。あの男性も。驚くべき精神力と忍耐力。アンナはリハビリを続け少しずつ回復してゆく。彼女には4人の子供がいる。彼らの為に闘っていたのだと思う。強い!
そうして、5年後。4人はそれぞれ成長し、もう同居している子供は一番下の娘だけ。アンナと子供達を優しく見守って来た男性とも再婚。そして、3人はコロンバインへ引越す。その高校で娘もバレー部に所属していた。絵が上手で、大切に育てていた卵が遂に羽化した。穏やかな日々に突然の事件。武装した者達がコロンバイン高校に侵入し銃を乱射する事件が起こる。アンナの娘は死者の一人となってしまった。家族の嘆きの深さはどんなに辛いものだっただろう!今もその悲しみは消えないだろうが、アンナはこのような事件が二度と起こらないようにと活動を始める。今もその活動は続けているという。これは、
ドーン・アンナという女性の苦難と人生に向かう姿を描いていて、それを
デブラ・ウィンガーが演じる。少し設定が違えば感動の度合いも違ったように思う。素晴らしい女優さま。復帰して下さってとても嬉しい。
- 2006/10/10(火) 08:53:55|
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コルチャック先生/KORCZAK ポーランド/西ドイツ/フランス合作映画監督:
アンジェイ・ワイダ 製作:レギーナ・ツィグラー、ヤヌシュ・モルゲンスターン、ダニエル・トスカン・デュ・プランティエ
脚本:
アンジェイ・ワイダ撮影:ロビー・ミューラー
音楽:ヴォイチェフ・キラール
出演:ヴォイチェフ・プショニャック、エヴァ・ダルコウスカ、ピョートル・コズロウスキー、マルツェナ・トリバラ、ヴォイチェク・クラタ、アダム・シィミオン、アンナ・ネフレベツカ
ポーランド伝説の人、ヤヌシュ・コルチャック(本名はヘンリク・ゴールドシュミット)の物語。
アンジェイ・ワイダ監督は20余年もの構想の後に映画化を実現。この「コルチャック先生」を描くことはワイダ監督の生涯の課題の一つでもあったという。コルチャックを演じる、ワイダ作品ではお馴染みのヴォイチェフ・プショニャックは言葉に出来ない程素晴らしい!それに尽きると言える程。
コルチャックは
ユダヤ人一家の出身だったけれど、
ポーランド人社会の中で多忙に過ごしていた。小児科医(世界初の)として、作家として、孤児院の院長として、子供達の川遊びを見守りながら楽しい日々を。しかし、ナチスの迫害は日増しに激化していた。コルチャックは
ユダヤ人をあらわす腕章を付けていなかったことから、咎められ拘留される(しかし、その後も腕章を付けることは決してしなかった)。子供達の食料を確保するために、ゲットー内の裕福な人達や慈善家の住まいを訪問しながらも、近づいて来る”死”というものを子供達に理解させるために、お芝居をさせた。タゴールの『郵便局』。コルチャックにとって自分の誇りや名誉はもはや不必要だったので、成金の男性や居酒屋に集う密輸業者達から献金してもらったり。すべて子供達の命のため。
この映画はお涙頂戴ものではない。表象的な博愛主義でもない。コルチャックの孤児達200人をナチスがトレブリンカ収容所へ連れて行く日がやってきた。子供達には用意しておいた一番良い洋服を着せ、
ユダヤ人の印「ダビデの星」の旗を高く掲げ、コルチャックは先頭に立ち汽車に乗る。子供達がもっとも彼を必要とする時に傍にいてやること、彼等の尊厳を守ってやることが最後の願いだった。そして、彼は子供たちと共に死を迎えた。モノクロの美しい映像は悲劇を描きながらも、清澄で優しい情感に溢れている。故に、涙が止まらないけれど美しい心に酔う。そして、とても大切なことを教えて頂いたのだと嬉しくなる。そんな大好きな作品。
- 2006/09/20(水) 15:59:06|
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ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ:HILARY AND JACKIE
1998年 イギリス映画 アナンド・タッカー監督
出演:エミリー・ワトソン、レイチェル・グリフィス、ジェームズ・フレイン、デヴィッド・モリシー
先月から最も回数多く観ているのがこの「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」。原題にあるように、ヒラリーとジャッキー、この姉妹の子供時代からジャッキーが亡くなるまでの、お互いの人生と姉妹の確執が見事に演じられ描かれている。エミリー・ワトソンはきっと、オスカーを受賞するだろう、そのうち。本当に素晴しい女優さま。中でも、この作品は20世紀最高のチェリストと絶賛されていた実在の人物を演じている。安易な役柄ではないと思う。そして、姉であるヒラリー役のレイチェル・グリフィスも地味ながらもいつも上手い!と思わせる素敵な女優さま。
運命は残酷だ。幼い頃から姉はフルートの実力があったのだけれど、音楽家の道を断念し結婚し子供たちとの生活(ジャッキーからするとその姿はありきたりの平凡な主婦の姿だった)を選ぶ。妹の才能に幼い頃から嫉妬のような思いを抱いていたり、逆に幸せな家庭を持つ姉にジャッキーもある種の嫉妬を抱いていた。でも、結局はお互いに切り離せない血の絆を痛感させる。特にレイチェル・グリフィスの表情はいくつもの場面で感動的なのだ。
多発性硬化症という難病がジャッキーを襲う。日に日に思うように動かない身体、聴覚まで薄れていく、その悪化する中での葛藤と苛立ち。そして、エルガーの協奏曲の美しくドラマティックな旋律がさらにシーンを盛り上げるので、息が詰まる程の複雑な感動を受ける。
「何も心配しないでいいのよ。」という言葉。幼い頃二人で海岸で抱き合っていたあの光景は共に永遠のものだったのだろう。最も大切な人、ジャッキーが最期に本当に会いたかったのはヒラリーだったと思う。でも、その直後亡くなってしまう...。
弟と車での帰り道、カーラジオから妹の訃報を知る。その、あのヒラリー、レイチェル・グリフィスの繊細な演技の見事なこと(オーバーアクトではないのでさらに感動が込み上げる)。何度観ても涙に溢れる大好きな作品、心に響き過ぎ苦しいくらいに素晴らしい!
- 2005/10/08(土) 07:22:29|
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まだこの映画の感動冷め止まぬ!という状態の私なのにまた観ていた。100年に1人の歌声とも言われるディーヴァ!
マリア・カラスであるし、演じる方がこれまた
ファニー・アルダン。そして長年の友人で音楽プローモーター役には
ジェレミー・アイアンズという最高のキャスティング。さらに極めつけは監督が
フランコ・ゼフィレッリだという事...これだけでもう豪華過ぎる。
マリア・カラスの熱狂的なファンの方々は多いのでこの作品をどう思われるかは人それぞれだとも思う。私はロックもオペラも優劣の差を持たないお気楽な音楽ファンなので、そういう意味でも充分愉しむ事が出来る内容なのだ。
カラスと親交の深かった
フランコ・ゼフィレッリ監督が、「空想と思い出を織り交ぜて作ったものである」とラストに記されている。カラスが心臓発作で亡くなったのは1977年9月16日。その1977年のパリが舞台設定なので、晩年の孤独な隠遁生活時をも充分ご存知な監督の未だに色褪せないカラスへの友情と尊敬の念を切々と感じることが出来る。
大富豪オナシスとの10年間の愛の日々の深さ、ジャクリーヌ・ケネディと結婚した時の新聞の切抜きを大切に保存していて見ては悲しみに泣き崩れるシーンなど胸が張り裂けそうになる(多分に私はカラスに感情移入しているのだと思う)。情熱のカルメンを演じるカラス(結局お蔵入りとなるけれど)、トスカならまだ歌えるとラリー(
ジェレミー・アイアンズ)に相談するけれど、既に絶頂期の美声が出ない53歳のカラスにラリー以外の人々はその企画を却下する。女性ジャーナリストのサラ(ジョーン・プロウライト)やラリー達の友情の描写もとても好き。「虎」との異名を持つカラスの性格に振り回されながらも、時に口論もあれどカラスの心の孤独を静かに見守る友たち。主要な役柄を名優達が演じるのでとても安心して観ていられる。カラスのお部屋の美しい装飾やシャネルのお衣装などもうっとり。オナシスのお写真の額の近くにヴィスコンティのお写真が並べられていたのも嬉しかった。
それにしても、アイアンズは素晴しい!!そして、年々好きさの増す
ファニー・アルダンの存在感も凄い。私にとってハンサムな女性のお一人でもある。実にかっこいい!そして、この当時53歳同士のお二人の19年振りの共演に胸ときめくのだった。この先、何度も観たくなる作品だと思う。
- 2005/06/05(日) 06:33:19|
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レッズ:REDS
1981年 アメリカ映画
ウォーレン・ビーティ監督
出演:
ウォーレン・ビーティ、
ダイアン・キートン、
ジャック・ニコルソン、イエジー・コジンスキー、モーリン・ステイプルトン、ニコラス・コスター、ジーン・ハックマン
最近は長い作品ばかりを偶然にも続いて観ていた。なのでまだ頭の中がグルグルしている。この「レッズ」も3時間以上あるもの。
ウォーレン・ビーティが監督・主演で「世界をゆるがした十日間」を著した芸術家ジョン・リード(ビーティ)の革命に投じる情熱と、女性解放運動家ルイーズ・ブライアント(
ダイアン・キートン)との恋愛、その他の革命家達、20世紀初頭のロシア、アメリカの共産主義者達...そんな大きな時代の変革期を映画を通じて垣間見る事が出来た。当時を知る証言者達の回顧録の様な形も導入されていたのも良かった。
長いので分けて観る事が多かったのだけれど、やっぱり好きなシーンはラスト。幾度と喧嘩、口論を繰り返すけれど離れられないジョンとルイーズ。彼等は夫婦と言えるのだけれど最後まで「同志」だった。とても深い絆!ルイーズの反対を押し切ってフィンランドへ密航者として入国。反共闘のフィンランドで逮捕、列車爆破など痛々しい姿の列車と共にモスクワに着く。出迎える時、そしてその後ニューヨークに帰国する事無く病に伏したジョンを看病する病院内でのあの姿、表情の深さ...
ダイアン・キートン流石!という大好きなシーンが続くのだ。女性アナキストかつ女権主義者エマ・ゴールドマン(モーリン・ステイプルトン)、ジョンの友人で劇作家ユージン・オニール(
ジャック・ニコルソン)他、脇を固める俳優陣も豪華だった。
若い頃からどうも好きではなかった
ウォーレン・ビーティなのだけれど、何か好感が持てる様になってきたのは、この作品を観てからかも知れない。
ウォーレン・ビーティがジョン・リードにシンパシーを感じて製作した、そんな熱い情熱をこの作品の中で感じる事が出来た。それにしても、時の残酷さをまた痛感してしまう...そんな映画ばかり最近は観ているのは何故だろう...。
- 2005/05/11(水) 06:02:42|
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歌え!ロレッタ愛のために:COAL MINER'S DAUGHTER
1980年 アメリカ映画
監督:マイケル・アプテッド 出演:
シシー・スペイセク、
トミー・リー・ジョーンズ、ビヴァリー・ダンジェロ、レヴォン・ヘルム
この映画で
シシー・スペイセクはアカデミー賞の主演女優賞に輝いた。私がシシーを好きになったのは「キャリー」から。26才で高校生役を演じたとTVの解説者の方が語っていたのを聞き驚いたものだった。大人なのに少女っぽい。それもちょっと風変わりな雰囲気。ミア・ファローもそうだけれどこういうタイプの女優様も好きなのだ。初めて観た時、この「歌え!ロレッタ愛のために」は今一つピン!と来なかった。でも、今見ると夫婦の絆が支えとなって、実在のカントリー歌手、
ロレッタ・リンをシシーは見事に演じているのだと感動する。歌も全てあの少しハスキーで少女っぽい声で。
最近まで全く興味の無かった
トミー・リー・ジョーンズが夫役。最近、やっと凄い役者さんなのだと感じる様になってきた。それにしても、DVDのジャケット良くないなぁ〜って。そんな事はしょっちゅう思うのだけれど。この映画の中でも中盤からスターになって大きな舞台に立つ時のロレッタは濃いブラウンの鬘とメイクもしっかり。でも、普段のノーメイク風のシシーの方がずっと可愛くて好きだ。ブロンドの髪を軽くカールしたり下ろしたり。カントリー・スタイルの服装も自然だった。テキサス出身のシシーなのでさらりとこういう役もこなせたのかもしれない。
小さな華奢な体型は今も変わらない。もう50代後半のハズだけれど。私が好きなシシーの役はちょっと変わった女性を演じたものが多いけれど、実に色んな役を演じ続けている。
「三人の女」がリバイバル上映された時、映画館で釘付けとなった。帰りの駅のホームへ向かう時、すっかり私は彼女のスクリーンの中の動きを真似ていた...よくあること。そして、長い髪に憧れたのをしっかり覚えている。あの頃のシシーは最も髪が長かったと思う。綺麗なブロンドの細い髪だった。
カントリー音楽には全く詳しくないのだけれど、14歳で結婚して20代でカントリーの女王となった実在の
ロレッタ・リン。少女が妻になって母になり、いつの間にかヒットチャートにまで。当然、その間には色んな葛藤があった。ずっと傍で支えていた夫役の
トミー・リー・ジョーンズ!ポイントアップ度が最近顕著な方の様だ。
- 2005/02/10(木) 17:59:37|
- 伝記・実在の人物を描いたドラマ|
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