★音楽と映画の宝石箱★ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡☆愛してやまない世界に愛を込めて♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

『愛の嵐』のルチアを描く芽となったと語るリリアーナ・カヴァーニ監督

愛の嵐-無修正ノーカット完全版-愛の嵐/IL PORTIERE DI NOTTE
1973年・イタリア/アメリカ合作映画
監督:リリアーナ・カヴァーニ 製作:ロバート・ゴードン・エドワーズ 脚本:リリアーナ・カヴァーニ、イタロ・モスカーティ 撮影:アルフィオ・コンチーニ 音楽:ダニエル・パリス 出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエル・フェルゼッティ、イザ・ミランダ、マリノ・マッセ

『愛の嵐』のルチアを巡る想いなどを思いつくままに少し綴ってみたけれど、まだまだ想いは遥か...この衝撃の出会いが今も映画が大好き!でどうしようもない私となっているように想う。

久しぶりに、リバイバル上映時(1987年)の時に購入したパンフレットを眺めてみた。この映画の脚本は監督のリリアーナ・カヴァーニ、イタロ・モスカーティとなっていて、原作がある訳ではないけれど、実在する女性のお話などから監督が書き上げたものだと記してあった。この頁の内容はすっかり忘れてしまっていたので、再発見したようで今なお新鮮に受け止めることができて嬉しい。

「ダハウの収容所に18から21歳までいたあるユダヤ女性は、今もなお毎年のバカンスをダハウで過ごすのだと言っていました。でも、彼女はそれがなぜだか、自分にも分からないのです。また、かつてアウシュヴィッツにいた別のブルジョワ女性は、もう夫や子供のところに戻ることができず、ひとりで生きるために家を出ました。すでに収容所で極度の残酷さを知った彼女にはもう正常な家庭生活を送るにはあまりにも人間が歪んでしまっていることを自分で感じていたのです。そして彼女はこう言っていました、”犠牲者がみな純真で潔白だなんて考えないで”と彼女は私に言いました。これらドストエフスキー的な女性たちが私に不安を与え、それが『愛の嵐』の女性を描く芽となったのです。」 
リリアーナ・カヴァーニ監督)



nightportercinemachouchou



  1. 2007/12/31(月) 05:57:51|
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シャーロット・ランプリング:CHARLOTTE RAMPLING

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シャーロット・ランプリング:CHARLOTTE RAMPLING 
生年月日:1946年2月5日 水瓶座 イギリス・スターマ生まれ 
身長:171cm 髪:ブラウン 瞳:ヘイゼル・ブルー

最初に好きになった女優さま。見てはいけないものを見ている気がしながらも、隠れる様にして画面に釘付けになりドキドキした。小学6年生。あの日が忘れられない。美しき衝撃だった。あの視線、痩身な全身から醸し出される退廃的な香り。ランプリングさまもまた私のミューズのお一人である。

軍人の父、画家の母の下、NATO軍基地を転々として育つ。大学で秘書課程を修めロンドンで秘書をしていたが、写真家にスカウトされてモデルとして活動していた。そして、リチャード・レスター監督に見出され『ナック』で映画デビュー。その後、ロンドンのロイヤル・コート・シアターでで演技の勉強をし、堪能な語学力を生かしイタリア映画界へ進出。ルキノ・ヴィスコンティ監督の『地獄に堕ちた勇者ども』、リリアーナ・カヴァーニ監督の『愛の嵐』で脚光を浴びる。その後は国際的に幅広く活躍し現在に至る。ある年代層の女性にとってイコンの様な存在である。


◆代表作◆
エンジェル (2007)  
氷の微笑2 (2006)
レミング(2005)
ゴッド・ディーバ(2004)
家の鍵(2004)
スイミング・プール(2003)
デブラ・ウィンガーを探して(2002)
まぼろし(2001)
鳩の翼(1997)
巴里に天使が舞いおりる(1993)
夢見る小説家(1993)
パリスbyナイト(1988)
エンゼル・ハート(1987)
マックス、モン・アムール(1986)
美しさと哀しみと(1985)
トレンチコートの女(1985)
評決(1982)
スターダスト・メモリー(1980)
オルカ(1977)
さらば愛しき女よ(1975)
未来惑星ザルドス(1974)
蘭の肉体(1974)
愛の嵐(1973)
さらば美しき人(1971)
地獄に堕ちた勇者ども(1969)
ナック(1965)


★2003年度ヨーロッパ賞:女優賞受賞 『スイミング・プール』

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『まぼろし』 のマリー役について語る、シャーロット・ランプリングさま。

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「このマリーの役は、一つの役というよりはこれまでの人生の集大成といったことかもしれません。誰もが通らなければならない道なのです。私の姉は20歳のときに自殺しました。母は姉の死後もずっと姉が生きている如く思い出に生きようとしました。私はといえば、彼女を弔うどころか忘れようとしたのです。でも、死んだ人をいつまでも放してあげないということも問題です。ある時、死後の世界に旅立たせてあげなくてはいけないのではないでしょうか。」by シャーロット・ランプリング

★日本で公開直前のインタビュー記事より。大阪の今はもう無い小さな映画館で観た。観終えた私はお仕事に戻る為に、その帰り道を呆然とフラフラと歩いていたと思う。涙がいつまでも止まらないまま。雑誌の整理をしていたら出てきたこの記事。偶然は有り得ない。当時の私はこのインタビューを繰り返し読んだ。そして、今、ようやくこのお言葉に頷くことが出来るようになった...まだ不安定だけれど、私も両親の死をやっと受け入れる用意ができるところまで。小学生の私をあの視線が釘付けにした。そして今も。特別な思い入れの強いお方。それにしても、素晴らしい作品。オゾン監督を見直した作品であり、ランプリングでなければ!という静かで美しい崩れゆくさま。挿入歌でバルバラのシャンソンも流れる。

「まぼろし」:SOUS LE SABLE
2001年 フランス映画 フランソワ・オゾン監督
出演:シャーロット・ランプリング、ブリュノ・クレメール、ジャック・ノロ、アレクサンドラ・スチュワルト、ピエール・ヴェルニエ、アンドレ・タンジー




  1. 2006/05/29(月) 19:06:29|
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