★
「クララの森・少女愛惜」へ♪
★ミカド:MIKADO パスカル・ボレル(Pascal Borel)とグレゴリー・チェルキンスキー(GregoryCzerkinsky)♪
★バッド・ドリーム・ファンシー・ドレス:BAD DREAM FANCY DRESS (カリーとキャッツのガールズ・デュオ)♪
★ロジー・カクストン:ROSIE CUCKSTON (PRAM)
★我が最後のカリスマ★麗しきデカダンの歌姫 ミレーヌ・ファルメール:MYLENE FARMER★ 「カテゴリー」へ!
★クロディーヌ・ロンジェ:CLAUDINE LONGET
★ウッド・ビー・グッズ:WOULD-BE-GOODS (ジェシカ&ミランダ姉妹)
★アリソン・スタットン:ALISON STATTON
★アリゼ:ALIZEE
★メリー・ホプキン:MARY HOPKIN
★フランソワーズ・アルディ:FRANÇOISE HARDY 「カテゴリー」へ!
★シルヴィ・ヴァルタン(シルビー・バルタン):SYLVIE VARTAN
★リオ:LIO(フレンチポップス界のパンク・ロリータ☆)
★フランス・ギャル:FRANCE GALL (EP編・その1)
★シャンタル・ゴヤ:CHANTAL GOYA
★フランス・ギャル:FRANCE GALL
★エルザ:ELSA 『哀しみのアダージョ』
★ヴァネッサ・パラディ 『マノロ・マノレーテ』
- 2008/06/14(土) 11:58:03|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

[私の好きな詩]Joining You:『ジョイニング・ユー』
アラニス・モリセット:ALANIS MORISSETTE/Supposed Former Infatuation Junkie
あなたと私はまるで4歳児みたい
何事についてもなぜかどうしてか知りたがってる
意のままに自分たち自身を明らかにし思ったことを言いたがってる
そして決してつまらないことは言わず
直感的で 激しく質問し 神様を見つける
私の苦しめられた先導者
私たちは同じ意見の仲間たちを見つけなくては
もし私たちが彼らの有罪判決なら
もし私たちが彼らの突出物なら
もし私たちが私たちの偏執なら 私はあなたに加わってるわ
もし私たちが私たちの収益なら
もし私たちが私たちの妄想なら
もし私たちが私たちの苦悩なら 私はあなたの仲間よ
私たちには熟考が必要 ほんとに素敵な思い出が必要
もうちょっと頻繁に気兼ねなく電話してくれていいのよ
★アラニス・モリセットのこの曲が得に大好き。意外に思われるかもしれない、アメリカのとってもメジャーなお方(グラミー賞受賞者だし)。私の好きなヴォーカリストはメジャーもマイナーも無関係なのだから。マドンナのレーベルからリリースされた1998年の2ndアルバムの中の曲。この曲は、アラニスのある友人のために書いた曲だという。”私たち”と幾度も繰り返され、その響きは力強くも悲痛に響く。でも、前を向いて歩くことへの賛歌のようにも私には聞こえる。アラニスはロックからフォーク調の曲などサウンドも一言では喩えられないけれど、歌詞がとても好き。言葉をとても大切にしているお方でもある。
「自分の感じていることを言葉で表したり、自分の目で見て確かめてみないと心の痛みや悩みを癒すことはできないでしょ?私は自分が感じていること全部を書き留めて、一歩離れてからそれを読むのが好きなの。」
「言葉が何よりも最優先で、言葉は言葉を高めているの。私の曲で優先することは常に、”自分の言いたいことを言う”ということなので、曲のフレーズのせいで言いたいことが言えなくなるなんてことは絶対にないわ。」
このように語るアラニスが好き!溢れる言葉、はみ出した字余りなような複雑な曲たちは彼女の個性。楽観的であり悲観的である。私はとてもそれらの詩に共鳴するものを感じてしまう。
- 2007/10/30(火) 09:46:56|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

ニナ・ハーゲン:Nina Hagen
相変わらずデヴィッド・ボウイさまが一等大好き!今日も写真集を眺めてうっとり♪いつの日にか、”ボウイと私”と題して書けるのだろうか...かなり難易度高し!書けなくてもいいけれど、遺言になると光栄かな...などとつらつら想う。
最近、全くブログ更新をしていなかった。頭は混乱状態で読書も濫読癖が再発している。何故か、とても活字中毒症が蘇ってきたような最近。でも、映画も音楽も大好き!嗚呼、時間が全く足りないとダダ。9/8は『New Wave Nite』まだまだ準備が大変、でも、とっても楽しみ★もっと、音楽聴かなくっちゃ!(これ、そもそも私のお仕事)。でも、音楽だけでもダメで無くてもダメで、一等でもなく二等でもない存在。多分、レコードというものに拘りを持ち始めた頃から知らないうちに一緒にいるもののよう...きっとそんな自然な存在。なので、最近あまり聴いていない音楽でも、ふと衝動的に聴きたくなったり、突然耳にして歓喜したりする。それらの多くは同時にフラッシュバックする光景と共に永遠なのだろう。永遠って?...神秘的だ。
ちょっとまた、10代に、タイムマシーン(記憶の断片呼び戻し機)に乗ってみよう☆はい、今日はまたしても高校生時代のある寒い日。コートを着て自転車だったことは覚えているけれどはっきり何月かは思い出せない。本屋さんで『ミュージック・ライフ』を購入(もう毎月買っていたのに今から思うと定期購読しておけば良かったのだ)。カラーのグラビアが多くて好きだった。美形のアーティスト・チェックは男女を問わず日課と化し、今も続行中。スージー・スー以来のこの雑誌での衝撃だったと思う。美形だけれど、かなりぶっ飛び!!ゴシック・ロリータ、パンク・ロリータ的にも思う(すっかり定着した言葉でもあるゴスロリ。この言葉については私は時代遅れなので今の風潮とは少し異なる好きなイメージを抱いているのだけれど†)。私を惹きつけたその容姿から伝わるものは、今も変わらず私の好きな世界。パンク〜ニュー・ウェイヴな時代のファッションって其々個性的で風変わりなものが多くて新鮮だった。メイクも然り!スージーはメイクアップ・アーティストだった。スージーに負けず劣らずの派手で独自なメイクとファッション、そんなニナ・ハーゲンに心捕われる。ボウイの最初の印象と少し似た感情にも思う...”この方はいったい何?この世の者?”というような。”美しい!”というボウイに対するときめきとは異質なものだったけれど、とても不思議だった。
80年代後半だろうか、ニナ・ハーゲンの大阪公演に行った。とてもカッコよかった。でも、観客とのコミュニケーションが変わっていた、当然なのだろう。ニナ・ハーゲンがナチュラル・メイクでニコニコされ、ハンド・イン・ハンドされては興醒めだもの!挑発するかのようなあの変幻自在な表情や動き(パフォーマー)、そしてマイクは無くても...という位の素晴らしい声量とオーラは健在だった。何で読んだものかが思い出せないけれど、「70年代のロックが好き。ボウイの曲をいつかカバーしたい。」とインタビューで読んだ日から今もその実現する日(ライヴではカバーされているのだけれど、アルバムで是非!)を気長に待っている。私も70年代が大好き!何故かは分からないのでこうして思いつくことを綴ってみたりしている。細かい研究は苦手なので、いつもその時の感情のまま...いつか理由が分かるのだろうか?ただ、少しの手掛かりは私が少女時代だったということ、そこに結局回帰してゆくのかも?などと想ったりする。ニナ・ハーゲンは私よりずっとお姉さま。70年代の体験も大きく違う。まだベルリンの壁が存在していた頃に既にデビューし、崩壊後も現役だ。ぬくぬくとバブルな日本で育った私の環境とは違いすぎる。抑制されたもの、吐き出す言葉(歌詞や発言)と同等に、彼女のファッションは表現なのだ。私の好きなアーティストの多くは斬新なファッションを好むお方が多い。既成のスタイルを自由に超える人達(批判も多く受けるけれど)は魅力的だ。奇抜なら良いとも思わないし、シンプルなスタイルも魅力的。思うにファッションも含めて個性である人達が好きなのだろう、きっと。
吐き出すと綴り思い出す曲があった。変なニナ★素敵なニナ★可愛いニナ・ハーゲン!おこがましいけれど、敢えて"可愛い”という形容を♪彼女のあの派手な容姿の内側から垣間見られる少女性のようなものも大好き!上手く言えないけれど、”ええ〜っ!?”と思われる方も多いかもしれないけれど、似た気持ちのお方もきっとおられると思う。ベルリン映画祭のゲストの折も、相変わらず可愛かった!ランプリングさまの横でドキドキ☆ワクワクされていた様子に、私もドキン・ドキンしていた。やっぱり、”好き!”だと確信出来た瞬間だった。ほんの僅かな一瞬の表情が今も私を幸せにしてくれる。やっぱりアイドル♪
★ニナ・ハーゲン版「ジギー・スターダスト」の映像です★
Nina Hagen's version of David Bowie's ziggy Stardust
- 2007/08/12(日) 15:00:49|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

私のこれまでって、ほとんど全てに於いて感覚、”これはっ!”といった直感的なものばかりの連続だと、こうして色々綴っていると再認識する。ところが、それらの多くは大当たり〜!なのだから良しと自己フォローしておこう。このリオちゃんにしても、日本盤のLPを近くのレコード屋さんの新作コーナーで見つけたのが出会い。もう、買うしかないと即買い。そして、今日までずっと忘れた頃に届けられるようになった新作や、女優さまとしても活動されているので出演していると知るとそれらの映画も観てしまう。もう20数年も前のあの日から年月の経過を感じるけれど、大したことはない。これからも積み重ねていくだけのもの。その間、興味を失せることもないリオちゃんの魅力って凄いと思う。
ポルトガル生まれのベルギー育ち、フランスで大ブレイク!キュートなルックスとロリータ・ヴォイス、初期はテレックスが曲を提供とエレポップ、テクノポップなサウンドだった。ラテン娘の人生を楽しむ♪パワーは笑顔や生き様をみても感じられるもの。パンク少女がそのまま大人になったようなお方で伝説のライヴの逸話もあるけれど、”パンク”とは音楽のジャンルに留まらずその人の生き様にも形容可能だと思う。16歳でレコード・デビューした、80年代のフレンチポップス界の可愛い
ロリータ・アイドルのリオとは、大人になってもそんなイメージ♪ファッションも突飛な過激さを伴うキュートなものが多いし、時にドキリとするメイクや出で立ちも数多い。なので、楽しいのだ♪おしとやかでお行儀の良い可憐な少女も大好きながら、こういう少女の魅力も愛惜する私。
- 2007/06/15(金) 15:20:43|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

ホープ・サンドヴァル:マジー・スター
「MAZZY STAR/ SO TONIGHT THAT I MIGHT SEE」
1993年
英国を中心にヨーロッパの音楽たちに魅了されてきた私。でも、ニューヨークだけは特別に好きな米国の宝庫だった。それは洋楽に目覚めて直ぐの事なので理由もきっかけもよく分からない。思い当たるものと言えば、一枚のパティ・スミスの写真とアンディ・ウォーホルを取り囲む人々への関心が直感的なものだったこと。そして、ボウイとの交友関係ともリンクしていたルー・リードやニコ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの音楽に出会った。そして、VELVET MOONという店名の由来をよく訊かれるけれど、当然!VELVET UNDERGROUNDが居る。
「ヴェルヴェットの子供達」と呼ばれるフォロワーは今も世界中に存在し継承されている。そんな音達に出会うと嬉しく、そしてすんなりと聴き入る事が出来る。理由など分からないけれど。マジー・スターというバンドに出会ったのは1990年の1stアルバム「SHE HANGS BRIGHTLY」。その前身バンドとなるオパールから引き続いて、その気怠いサイケデリックな妖気は自然と心地良く入ってきた。ギタリストのデビッド・ロバックのギター音色が好き。そして、決定的なのは紛れもなくホープ・サンドヴァルのヴォーカルにある!と断言出来る。この人達の作品リリースはとてもインターバルが長い。でも、その間ずっとこれまでの作品を聴き続けて来たし、これからもそうだと思う。(ケイト・ブッシュの新作を待てるのだから数年位どうって事は無いのだ。)
オパールのケンドラ・スミスも好きなヴォーカリストだけれど、サンドヴァルのお声には刹那的な甘い蜜の香気が漂いたまらない。私は所謂「癒し系」という言葉が好きでは無い。でも、音楽や芸術を愛する人々はそれらの中に、それらとの出会いによって癒される事があるとは思っている。私も私自身の心の雑音が静寂さを取り戻す時の音楽、それを求める時の音楽が有るように思う。そして、サンドヴァルのお声を聴くと安堵する。時に無性に涙が止まらない時もあるけれど、それでも彼女のお声は沁み込んでくるのだ。魔性のエーテルだと思う。倦怠と寂しさを伴いながらも優しいのだ、とても。ゆっくりと内部への瞳孔はやや覚醒的で夢見心地に。元気で明るい音楽では決して無い。二者択一(オルタナティヴ的)音楽であり暗くて嫌いだと思う方も居られるであろう。でも、私は彼等の音楽、サンドヴァルのお声を求めてしまう。
此処では2ndアルバムの「SO TONIGHT THAT I MIGHT SEE」を選んでいるけれど、3rdアルバムの「AMONG MY SWAN」も大好き!そして、2001年にサンドヴァルが新しく始めたプロジェクト:HOPE SANDOVAL & THE WARM INVENTIONSは私が2000年代に入ってリリースされたどんなアルバムよりも聴き続けているお気に入りアルバム。この作品はMY BLOODY VALENTINEのコルム・オコーサクとの共同プロジェクトで、JESUS &MARY CHAINのカバー曲や、英国アコースティック・ギターの大御所!バート・ヤンシュも参加した曲まで収録されている。
サンドヴァルの甘い気怠さはお声だけではなく容姿や表情にも充分なまでに。なので、さらに好きなのだと思う。物憂い翳りが好きだから。私なりの好き勝手なお気に入りの女性ヴォーカル系譜らしきものが脳内で縺れ合いながら存在する。その中に、このホープ・サンドヴァルという美しき歌姫はニコからロベールにまで繋がるものとして位置している。これらのお声達は私の脳内から胸の奥底に住む大切な美声なのだろう。
- 2004/10/11(月) 09:14:15|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

カトリーヌ・ランジェ:レ・リタ・ミツコ
「マーク&ロバート/LES RITA MITSOUKO / MARC & ROBERT」
NEW WAVEという80年代のシーンの真っ直中にいた私は、今でも当時の鮮烈なる出会いが何処かに住み続けている。英国の音楽に留まらず他のヨーロッパから、N.Y.からと貪欲に探し求めていたものだ。ちょっと変わった音楽たちを"愛しのへんてこりん"と呼んでいる。そんな中にこのフランスのレ・リタ・ミツコとの出会いもあり、彼らの魅力は色褪せることなく現在進行形で大好きなユニットなのである。ゲランの香水からその名前が付けられたというレ・リタ・ミツコは、素晴らしきヴォーカリスト!カトリーヌ・ランジェとフレッド・シシャンの夫婦ユニット。彼らのファッションや信念の強い言動にもとても共感を受ける。カッコイイ!カップルだなって思うのだ。
さて、カトリーヌ・ランジェのヴォーカル!音域の広い多様な表現力。高音で歌う曲も有れば低音で歌う曲も。それらの全てが色彩豊かなカラフル・ポップなのだ。彼らの音楽は様々なエッセンスが入り混じっていて、その無国籍風な楽しさがいつも嬉しい。エレポップ、シャンソン、ロック、ファンク、ラテン音楽的な要素をとても上手く取り入れながらも、自らの世界観を築いていると思う。どの曲でも、カトリーヌの表現者としての存在感は凄い。
1982年にシングル・デビュー。この「マーク&ロバート」は1988年の3rdアルバムで敢えてこの作品を此処で選んだのは、スパークスと共演しているから!デュエット曲も3曲収録しているのだ。この共演は飛び上がる程嬉しかった。初期からレ・リタ・ミツコのお二人が影響を受けてきたアイドル的存在としてスパークスの名前が挙げられていたものだ。デヴィッド・ボウイやイギー・ポップ、エディット・ピアフの名前と並んで。そう言えば、ボウイやイギーのファンであるレオス・カラックス監督の「ポンヌフの恋人」の主題歌はこのレ・リタ・ミツコだった。ピアフはもう居られないので、後彼らとの共演が待たれるのはボウイだけという現在。その夢の共演を待ち遠しくしているのは私だけでは無いはず。
カトリーヌ・ランジェはどの様な曲でも自分の世界で歌い上げるだろう!そんな柔軟性と表現豊かな歌唱力の持ち主なので。アコースティック・ライヴの作品でもそのヴォーカルの存在感を再確認したものだ。彼らは今も自らの世界を産業ポップに陥る事無く、かつポップの持つ魅力を充分に発揮している貴重な存在だと思う。ジャン=リュック・ゴダール監督は「右側に気をつけろ」の中で、スタジオでの彼らを映し出した。ゴダールはやっぱり凄い!嘗て「ワン・プラス・ワン」であの時期のローリング・ストーンズのレコーディング風景を撮ったのも驚異だと思う。
彼らの素敵な頑固さの様なものが好き。それだけの実力がある方々なのでこれからも怯まない彼等から目が離せない。セルジュ・ゲンスブールを批判する事も有ったけれど、ゲンスブールの業績に敬意を表することも忘れない(「システム D」や「ゲンスブール・トリビュート」でカバーも聴ける)。そんな潔さも気持いい。もう20年も経ったけれど、作品を追う毎にますますレ・リタ・ミツコ、カトリーヌ・ランジェのヴォーカリストとしての力量、表現力に魅せられ続けているのである。
- 2004/09/07(火) 09:10:55|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0

ジュリアンヌ・リーガン:オール・アバウト・イヴ
「スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ/ALL ABOUT EVE / SCARLET AND OTHER STORIES」
ベティ・デイビス主演の「イヴの総て」を由来とする「ALL ABOUT EVE」というグループが1985年にデビューした。ポジティヴ・パンクなるちょっとしたブーム。バウハウスはその元祖、そのまた元祖にはデビッド・ボウイと遡る事も可能だと思う。当時はシスターズ・オブ・マーシーがダントツ!に好きだった。あの地を這う様なアンドリュー・エルドリッチのヴォーカルは唯一無二なお声だった。そして、そこから派生したのがミッション。オール・アバウト・イヴはそのリーダーであるウェイン・ハッセイのプロデュース作品で一躍話題になって行った。X-マル・ドイッチュラントやジーン・ラブズ・ジザベル人脈からなるインディーズ時代のシングルは、荒削りながらも当時の「4AD」のアーティスト達に感じられた様なある種の耽美な世界を漂わせていた。勿論、すんなりと引き込まれてしまった。
それから、トントンとメジャー・デビュー。1stの「イヴの序曲」も好きだけれど、この2ndの「スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ」はさらに好き。それは、ジュリアンヌの存在がさらに全面化し優しいアコースティック感覚、美しい旋律に溶け込むようなジュリアンヌの清楚でしっかりとしたヴォーカルが際立っていると思うから。彼らはブリティッシュ・ロックの正統派的な流れを汲んでいる。
私にとって、ジュリアンヌ・リーガンはケイト・ブッシュとミレーヌ・ファルメールの中間に位置する様な存在なのだ。大好きな曲の一つである"DECEMBER"が決定的だった(あまりにも個人的な歓び!)。端正な美しい顔立ちを際立たせるかの様な赤い口元。60年代のサイケデリック、英国ならではのトラッド・フォークの芳香、枯葉の似合う妖精、ラファエル前派の絵画のモデルの様なジュリアンヌだと!
可憐なワンピースやロングスカート姿でギターやタンバリンを持つジュリアンヌはとても自然に映った。その様なスタイルの対極に位置する麗しの女性達も好きだったけれど(例えばマラリアのメンバー達の様な)。ジュリアンヌのお声には毒が無い。私は猛毒を持つような女性ヴォーカルにも惹かれるけれど、この正統さが大切なのだと思う、このグループには。奇をてらう事は何も無い。意外だったのはジュリアンヌの突然のポップなソロ・ユニット:MICE(マイス)の登場だろうか?ちょうど、VELVET MOONをオープンした頃の作品で贔屓目たっぷり!に大推薦していた。ブリット・ポップという括りでも好盤であったと思う。独特の個性的な歌唱法でもなく、決定的な声の個性でも無い。きっと、そこがジュリアンヌの魅力だと思う。優美なサウンド、彼らの音楽を聴いていると19世紀の英国にまで行ける。こんな美しい旋律と共にジュリアンヌのお声が時空を無効にして下さるのだ。
80年代に活躍したグループは随分消滅してしまったけれど、オール・アバウト・イヴは健在だ。一時、解散状態だったけれど復活してくれて嬉しい。私の好きな"英国"が詰まったグループであり、その歌姫であるジュリアンヌ・リーガンは憂愁の追憶でもある。
- 2004/09/05(日) 09:07:18|
- 私の好きな歌姫・女性ヴォーカル|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0
|
ホーム |