
豚が飛ぶとき/WHEN PIGS FLY
1993年・アメリカ映画
監督:サラ・ドライヴァー 製作総指揮:ジム・ジャームッシュ、デニス・ウィグマン 脚本:レイ・ドビンズ 撮影:ロビー・ミューラー 音楽:ジョー・ストラマー 出演:アルフレッド・モリーナ、
マリアンヌ・フェイスフル、レイチェル・ベラ、マギー・オニール、シーモア・カッセル
★
『クララの森・少女愛惜』にて少し触れています♪
- 2008/05/17(土) 02:01:26|
- マリアンヌ・フェイスフル|
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”アイドル”という響きはポップでもあり深いものでもあると思う。でも、此処ではあまり深く考えない。思いつくままに、私が夢中になったものを綴るだけ。”言葉には力がある”と思う。と同時に私は”言葉”というものを信じたいのだとも感じる。何故なら、インタビュー記事が大好きだし、歌詞の中の一節、あるいは一言が突き刺さったままであるものが結構ある。そんなことを考えたりしていた10代から差ほど大して進歩のない私...どうしたものか、このまま生きるのだろう。
人は時に世界一、自分が不幸者であるかのような被害妄想に陥ることがある。私は重症ではなかったけれど一時期のみ(一瞬ともいえる)。ただ、そういう時に詩を聴き、その歌声の人を想う。そして、救われてきたようにも。マリアンヌさま☆大好きになったのは『ブロークン・イングリッシュ』を買ったその日から。なので、もうかなり長い間大好きなお方。初めて聴いた作品だった。復活後でもありお声はかなり潰れていた。でも、その後、初期のアルバムを聴くまではそのようなお声の方だと思っていたので、その違いにビックリ!した。そして、可憐な容姿にも驚き、一層大好き〜♪となってゆき、今日に至る。伝記本を読んだりしていてストーンズとの関係、特にミックとの関係に若い私はかなりショックを覚えた。まだ、ストーンズの音楽は聴いたことがなくて、知りもしないのにマリアンヌさまを裏切った人=ミック・ジャガーという安易な図式が出来上がっていた。ところが、色々音楽を聴いていく中で、やっぱりストーンズが聴きたくなる日がやってきた。私はその月に買う予定のレコードがあったので、まだ幼い弟にストーンズを買うようにお願いした(というと綺麗だな。企んだのだ、彼は私の好きなものを先ず否定はしないから。ごめんね♪)。
初期のカバー曲が大半のアルバムだったので、二人とも直ぐに好きにはならなかった。それから、2.3年経った頃だろうか?「ハイドパーク」のライヴを観る機会に恵まれ、マリアンヌさまも少し映るので嬉しかった。そして、この動くストーンズのライヴを観終えた頃、既にすっかりミックに魅了されてしまっていたし、ストーンズの音楽やその映像から感じられる色彩や雰囲気が”カッコイイ!”と思えた。ミックが何故素敵な女性達にモテルのか...なんとなく感じられた。マリアンヌさまとミックのツーショットは大好き!!お似合いだもの。でも、運命には逆らわれない、時代も関係しているだろうし。
ボウイの「1984フロアーショウ」の中に尼僧姿のマリアンヌさまが登場され、ボウイとデュエットするシーンがある。公の場に復帰された日でもある。60年代の英国ポップス界の華のおひとり。貴族の血をひくお方が、突如スキャンダラスの女王に。警察沙汰、ドラッグ、アルコール、自殺未遂、男性恐怖症からかレズビアンへ....と転落、どん底まで堕ちる。しかし、地獄を知ったものが這い上がる時の精神力に私は慄き、畏怖の念を抱く。私にはできない。
デレク・ジャーマンが「ブロークン・イングリッシュ」のビデオ・クリップを手掛けたことにより、デレク・ジャーマンを知りその後、遺作の「ブルー」までずっと観てきた。そのビデオが初めて動き歌うマリアンヌさまのお姿だった。ハイヒールに黒のレザーのミニスカート。嘗ての可憐なお嬢様のお姿ではなかったけれど、涙した。エレクトロなバックのサウンドに、あのダミとした重厚なお声がクールだった。それから、90年頃だったと思う、来日公演に行った。東京にいたので東京公演だった。満席ではなく招待チケットも出ていた程だともお聞きした。気品は失われることはない!でも、随分体型は崩れておられたけれど美しかった、とても☆ピアノとヴォーカルのみだった。後ろには綺麗な大きなお花がオブジェのように輝いていた。シンプルな舞台と構成、黒いドレスのマリアンヌさま。あのお声そのものだった、当然ながら。私はその頃はフレンチ・ポップスやシャンソンも聴くようになっていたので、そのライヴはなんとなく”シャンソン”(イメージ的な、言葉の意味ではなく)のような気がした。あの映像が頭の中にある。もう17.8年も前だとは思えないほど。会場は大人の方が多かったようだけれど、空席が目立ったことが不思議だった...。
- 2007/07/23(月) 15:10:28|
- マリアンヌ・フェイスフル|
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あの胸にもういちど:LA MOTOCYCLETTE
1967年 イギリス/フランス合作映画
ジャック・カーディフ監督
出演:
マリアンヌ・フェイスフル、
アラン・ドロン、ロジャー・マットン、マリウス・ゴーリング、カトリーヌ・ジュールダン
音楽:レス・リード
やっと!やっと!の国内初DVD化。大好きな
マリアンヌ・フェイスフルと
アラン・ドロンの共演した1967年制作映画。原作はフランスの耽美派作家:
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグの「オートバイ」。
可憐な少女、60年代ロンドンの華の様な存在だったマリアンヌは、ローリング・ストーンズと一緒に麻薬所持で逮捕、ミック・ジャガーとの恋愛〜破綻(身篭もった子供も流産)、その後もドラッグ、アルコール、自殺未遂とスキャンダルの女王様の様に堕ちて行く...そんな時期に制作された作品で、この主人公レベッカ役は御本人と重なり合う部分も多い。平穏な生活を送る妻と、冷酷で魅惑的な恋人ダニエル(
アラン・ドロン)の元へハーレーダヴィッドソンで走る、その二面性。黒革のレーシングスーツに着替えるシーンなど、ドキドキしたものだ。
美しい顔立ちと冷酷で神秘的な役の
アラン・ドロンの存在も欠かせない。二人の全裸でのラブシーンは、当時は過激すぎるとカットされていたそうだ。幸いにも私が観た時はそのシーンも観る事が出来た。マンディアルグの原作をかなり好きな方は、きっとこの映画には何か不満が残るだろう。でも、この蔓延のお花が匂い立つ様なラブシーンは必見だと思う。原作では感じられない美しさを私は得る事が出来たのは、他でもない美しく虚ろなマリアンヌと
アラン・ドロンというお二人だったからだと思う。個人的にこの頃の
アラン・ドロンのニヒルな役柄が滅法好き。お二人共に何か翳りの様なものが漂い美しい容姿に影を落とす時期にも思える。そんなヒロインは死へと向かう。(マリアンヌはそこから這い上がって今も凛と健在なのは嬉しい限り。)
名作というよりもカルト作品と言われるものなのかも知れないけれど、ロジェ・ヴァディムの描くシュールさとも違った、哀愁を帯びた映像美は限りなく幻想的で綺麗だ。兎に角、嬉しいDVD化である!特典も色々付いている様なのでワクワクして待とう〜★
● デラックス・エディション <初回限定生産>には、オリジナルTシャツ、ステッカーシート、24Pブックレット付等豪華です! ●
- 2005/03/18(金) 03:28:43|
- マリアンヌ・フェイスフル|
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「ベスト・オブ・マリアンヌ・フェイスフル」
私は女性ヴォーカルが大好きだと言える。そして、「女性ヴォーカル」というとまず浮かぶお方の中にマリアンヌ・フェイスフルは欠かせない。お小遣いでレコードを真剣に買い始めたのは中学生の頃。中学に上がる直前の春休みに母から買ってもらったビートルズ・ボックスが洋楽への入り口。そして、日増しに音楽、特に洋楽にのめり込んで行った。そして、音楽雑誌を買い求め隅から隅まで耽読していた。ラインを引いたりノートに書き出したり。美麗写真を模写してみたり...毎日が狂っていくかの様に。中学生の私は既にジョン・レノンやデビッド・ボウイに夢中だった(ジョンは間もなくして死んでしまったけれど)。一枚ずつ少しずつ作品を集めた。お小遣いでは追いつかない欲求はラジオへ向かった。「FM fan」を毎日チェックし、気になる番組の為には早朝から深夜遅くまでエアチェックに費やしたものだ。レコードは少しずつ数を増すけれどカセット・テープはどんどん急速に増えていった。専用のノートを作りお気に入りの曲に一つ一つ感想を書いたりしていた。お家に遊びに来た友人には「おかしい。変わってるよ。」とからかわれたりしたけれど黙して一人遊びを続けていた。夜中ライナーノーツを読みながら異国へ夢を馳せた。ヘッドホーンで歌詞を追いながら知らない内に大きな声で歌っていた。夜中だと父に叱られた...昨日の事の様。
とても鮮明に懐古する事が可能なのは何故?見つけたから、夢中になれるものを。お陰で友人とのお付き合いは悪くなって行ったのは残念だったけれど。それでも早くお家に帰り音楽を聴きたかった。勉強中もずっと音楽が流れていた。そんな勉強の仕方を担任の先生は「現代病やな。」と笑った。叱られなくて良かった。そんな想い出達と一緒にマリアンヌ・フェイスフルという女性に惹かれて行った日々がある。最も多感な少女期に出会えたこの様な方々は忘れられない、決して!「MUSIC LIFE」の中に再発のレコード評を発見。その気怠く物憂い一枚のレコードジャケット。それは「ブロークン・イングリッシュ」だった。ブルー地に映る退廃的なお写真。すぐに飛びついた!ジョンの「ワーキング・クラス・ヒーロー」のカバーが入っていて嬉しかった。そして、嗄れたお声とエレクトロな音。NEW WAVEなるシーンがラジオでも紹介され聴いていた頃なので全くマッチした。そして、それまでの経歴や作品を知るようになりミック・ジャガーが大嫌いになる!(ところが、数年後ハイドパークのライヴを観てすっかりファンに成るのだけれど。)
このベスト盤はその「ブロークン・イングリッシュ」で始まる。そして、唯一の60年代の収録曲「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」で終える。この17歳の初々しいお声を後から知った時とても驚いた。そして、マリアンヌ・フェイスフルという女性の生き様におののきと感銘を受けていく。貴族の血統、その高貴な気品と可憐な美貌から真っ逆様にスキャンダルにまみれどん底へ。でも生きていた!死のうと何度も思っただろう。悪夢を見た者は道は分かれるだろう。でも、マリアンヌは生きる事を選んだのだ。底から這い上がる様を思うと胸が締め付けられる程だった。私には到底持ち合わせていない強靱な意志、精神力に憧れた。ミックとのカップルは最高にお似合いだったと思う。でも、その破綻、裏切りから傷付いた心。ドラッグやアルコールでボロボロになる身体。可憐な容姿は次第に哀しみを帯びた堕天使の様に変貌して行く。でも同時にアーティスト:マリアンヌ・フェイスフルは成長して行き今も圧倒的な存在感を誇っているのだと。呪詛とさえ称されるあのお声は深みを増しますます唯一無二な存在に。決して気品は失せないまま。
この作品中には「SHE」という1994年当時の新曲が収録され、さらに忘れてはならない曲が!パティ・スミスの「ゴースト・ダンス」を取り上げているのだ。パティはマリアンヌ様の大ファンだから嬉しかっただろう。そして、この曲のプロデュースはキース・リチャーズ!(&ドン・ウォズ)だという事に狂喜乱舞。長いキャリア同士、色んなトラブルを経験し同じ時を過ごした古い悪友の様なキースとまたお仕事を一緒にされたのだから。お二人の笑顔で写るツーショットを同時期に拝見することが出来た...とてもとても素敵だった。そして嬉しかった。
- 2004/07/11(日) 08:59:20|
- マリアンヌ・フェイスフル|
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