★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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カメレオンマン

zelig.jpgカメレオンマン:ZELIG 
監督:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレンミア・ファロー、ギャレット・ブラウン
(1983年・アメリカ映画)

”ウディ・アレン”ファンはとても多く熱狂的な方が多いので私のような呑気ながらも好きで観ている者とは色々ご意見が違うかもしれない。かなり研究家の域まで達しているファンのお方もおられるくらい。私はというと、最初に観たウディ・アレン映画は『アニー・ホール』だった。テレビでだけど直ぐに気に入った!特にダイアン・キートンが素敵で~♪そして、リアルタイムはミア・ファローとのコンビになってからの作品群。これも、私はミア・ファローが大好きなので~♪・・・ということは、ウディ・アレンよりもダイアン・キートンミア・ファローを重要視していたという訳なのだろう。どうしてか分からないけれど、嘗ては特にこのような女優さまばかりを観ている傾向が強く、お話は二の次となるのでお気に入りは何度も観て違う感動を得ていく。そんな映画の見方をしていたように思う。別に一映画好きな者、人それぞれの楽しみ方があってもいいかなぁって思う。

ウディ・アレンはそれでも気になる監督なので、可能な限り観ているけれど、個人的に一等好きな可笑しな作品は、この『カメレオンマン』。当初はミアをお目当てに観たものの面白くてゲラゲラ・クスクス、あるいは笑いが固まるかの様な感じで最後まで楽しかった。主人公のゼリグ(ウディ・アレン)はどんな状況にも人達にも順応し、その場の人達と同化してしまうのだ。時には、小説家や劇作家、あるいはヒトラーの側近やヤンキーズの選手、黒人ミュージシャンやインディアン・・・と摩訶不思議な特異体質の持ち主。それらは自分の意思とは無関係な場合にも起こる。そこで、フレッチャー博士(ミア・ファローはとても好演していると思う)が彼を色んな方法で実験研究したりする。さらに、その時代背景が1920年~30年頃となっているのでモノクロで本物のニュースや実在した人物達と一緒にフイルムの中にゼリグがいるのだ!なんとまぁ!フェイク・フィルムが時に錯覚を招くくらい上手く出来ていて、当時の証言者たち(本物と偽者が混ざっている)のシーンはカラーとなり、徹底したフェイクさが愉快極まりない。ただのコメディとも違い、このセンスは流石だと思う。人種や職業など関係なくみんな同じ人間なのだというようなことも感じられる。それを奇想天外な作風で描くとても大好きな作品。また、ウディ・アレンは登場するので、また言いたい事はその都度。この方に関しては好きさと好きではないという感情が入り混じる...それでも素晴らしい監督に違いない。今はもう英国に移り住んでいるらしく、ヨーロッパでの撮影作が続くのでそれらも楽しみではあるのだけれど...☆

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  1. 2007/04/07(土) 23:50:51|
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アルフィー

アルフィー (1966) アルフィー:ALFIE
監督:ルイス・ギルバート 出演:マイケル・ケイン、シェリー・ウィンタース、ジェーン・アッシャー、シャーリー・アン・フィールド、デンホルム・エリオット、ジュリア・フォスター
(1966年・イギリス映画)

若かりし頃のカッコイイ!マイケル・ケインの代表作。ジュード・ロウ版でのリメイクの方が有名かもしれない。きっと、そのお陰でこの本家もDVD化の運びとなったのだろう。どちらも楽しいロマンティック・コメディ。でも、先にマイケル・ケインの方で知っていたこと、ジュード・ロウ好きだという上で、でも、サー・マイケル・ケインには及ぶまい。なんて~思う。この悪気はないがプレイボーイ。色男なのでカッコ良くないとダメ。この頃のマイケル・ケイン(今も素敵だけれど)は、とても当時のロンドンを体現していて、身長もあるしまだお腹も出てない頃なのでスーツ姿がお似合い!スウィンギング・ロンドンという時代の英国のファッションや雰囲気が画面から溢れている。しかし、この色男アルフィーは本当の愛、心からの愛というようなものを持ち合わせていない人。なので、どこか寂しげなのだ。軽快なテンポ、ソニー・ロリンズのジャズ、バート・バカラックの主題歌♪そして、アルフィーは時々、カメラに向かって語るので、最初観た時とっても新鮮な感じがした。面白いなぁ~って。イギリスらしいコミカルさでこういうコメディって大好き!カテゴリーを作ったのだからどこかに入れないと...”ラブ・コメ”(今で言う感じの)だと思うのでそうしよう。

それにしても、マイケル・ケインは今も沢山の作品に出演し続けておられる。最近は脇役が多くなっているけれど、それでも嬉しい。時々、あれ?っていう役もされるのも楽しい。テレビの方が仰っていたのだけれど、マイケル・ケインのモットーは”依頼された仕事は断らない。”だそうだ。なるほどぉ...と同時に、色んな役が出来るのも凄いし、そんな身軽さが好きな気がする。演技力、存在感と英国を代表する名優のお一人なのに、高慢さも感じられない。そして、マイケル・ケインというと、あのお声!最高に素敵。なので、あのカメラに向かって語る調子も粋で自然な感じでピッタリなのだと思う。

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  1. 2007/01/20(土) 02:43:06|
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メルシィ!人生

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メルシィ!人生:LE PLACARD
2000年 フランス映画 フランシス・ヴェベール監督

出演:ダニエル・オートゥイユジェラール・ドパルデュー、ティエリー・レルミット、ジャン・ロシュフォールミシェル・ラロック、ミシェル・オーモン、アレクサンドラ・ヴァンダヌート

超弱小の自営業なので毎年確定申告の時期はバタバタ。ようやく落ち着いたところながら、もうすぐ「フランス映画祭2006」。今年は大阪でも公開させるので嬉しい!前回からちょっと「ラブ・コメ」映画で好きなものを思い浮かべてみたりしていた。ラブストーリーではないけれどラブリー・コメディーというのなら!って、「メルシィ!人生」が浮かんだ。とっても面白いのだ。

主役のフランソワ・ピニョン(ダニエル・オートゥイユ)は2年前に奥さんに愛想をつかされ今はやもめ暮らし。息子にも相当馬鹿にされている。会社でも真面目だけれど冴えない存在。ある日、人件費削減の理由からピニョンが解雇されることに。自殺しようと傷心したピニョンに隣に引越してきた不思議なおじさんベロン(ミシェル・オーモン)が解雇を免れる作戦を!ピニョンに嘘のカムアウトをさせるのだ。お尻を出して男性と抱き合っている合成写真が一気に社内で話題になる。面白い存在が各所に登場するのだけれど、事なかれ主義の社長(ジャン・ロシュフォール)はピニョンをクビにすると同性愛者達を一気に敵に回す事になる!と。あのいつもの表情でたまらなく可笑しい。人事部長サンティニ(ジェラール・ドパルデュー)は社内でも最もマッチョで同性愛や黒人差別している。そこに、仕掛け人ギョーム(ティエリー・レルミット)が「もっと、ピニョンに優しくしないと君のクビが危ないよ。」とニヤリ~。そんな社内の面白半分な罠にスッカリはまってしまうのがサンティニだったりとゲラゲラ・クスクスがいっぱい。

美人で仕事も出来る経理部の上司ベルトラン(ミシェル・ラロック)も素敵だし、芸達者な役者さんが揃っているので本当に楽しくて仕方がない。ダニエル・オートゥイユはシリアス・ドラマからサスペンス、ロマンス作品が多い素晴らしい好きな男優さまのお一人。こういう役もいいなぁ~ってますます好きになってしまう。この映画の監督はフランシス・ヴェベール。前作『奇人たちの晩餐会』、次作の『ルビー&カンタン』共に出演者がダブっている。70年代の代表作『Mr.レディMr.マダム』も大好き!お国柄というのか「コメディ」と言ってもそれぞれ。色んな可笑しさがあって楽しいなぁ~って思う。この映画は派手な笑いは無くともコメディの秀作だと思う。面白さの中にちゃんと同性愛や人種問題、雇用問題、家族問題もさり気なく織り込まれている。ピニョンがコンドームの帽子を被って(この会社は製造会社なので)ゲイ・パレードの車に乗り手を振ったりする様子をTVで見た息子が、「パパ、カッコイイ!」と見直し仲良くなれたり、未練いっぱいだった元妻にハッキリ主張出来る様になり、最後は社内の記念撮影にしっかり入れたピニョン。可愛い猫ちゃんの存在もポイント。観終えた後、爽やかな痛快さで気分がいい。


  1. 2006/03/12(日) 08:08:15|
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バンガー・シスターズ

バンガー・シスターズ:THE BANGER SISTERS
2002年 アメリカ映画 ボブ・ドルマン監督

出演:ゴールディ・ホーンスーザン・サランドンジェフリー・ラッシュ、エリカ・クリステンセン、エヴァ・アムッリ、ロビン・トーマス

ゴールディ・ホーンスーザン・サランドンの共演というだけで観たのだけれど、またTV放映され観ていた。ちょっぴりしんみり、でも笑えるシーン(ジェフリー・ラッシュ可笑し過ぎ!)、流れる音楽など楽しめる作品だと思う。

でも、お話の展開はちょっと物足らない気がしたのだけれど、とにかくゴールディ・ホーンが最高!彼女の表情や動きを見ているだけで気分が良くなるのだ。本当にいつまでもキュートなお方。今年60歳のゴールディ・ホーンスーザン・サランドンは1つ年下)だというのになんて可愛いくてかっこいいのだろう~!

スーザン・サランドンも好きな女優さまなのだけれど、ここでは完璧にゴールディ・ホーンの魅力が圧倒的だった。60年代は元グルーピーだったという2人の20年後の再会。対照的な生活を送っていたのだけれど、今ではその良妻賢母でプール付きのお家に住むラヴィニア(ヴィニー)のサランドン。気ままに生きるセゼットのホーン。過去を封印して生きていたラヴィニアがスゼットの出現により、髪をショートにしお洋服もガラリと変えてしまう。夫も娘たちも最初は驚くが何とも円満に理解される辺りの単純さ。スゼットのお陰ですっかり執筆の進む潔癖症のハリー(ジェフリー・ラッシュ)の好演もとても楽しかった。

今ではケイト・ハドソンも着々と代表作が増えていて、ゴールディ・ホーンは孫まで居るというのにこの若さ!キュートさは素敵過ぎる。シリアスな作品もあるけれど、やっぱり最高のコメディエンヌだと痛感。

またもやデヴィッド・ボウイ様絡みにも即反応したのは言うまでも無く、スゼットはアラディン・セインのT-シャツを着ていたり、フェイム(どなたかのカバー)が流れたりしてご機嫌だった♪サランドンは70年代からボウイとは交流がある(「ハンガー」ではカトリーヌ・ドヌーヴと共にボウイと共演映画もある)、そんな好きな人たちがリンクし合って愉快だった。


  1. 2005/06/10(金) 06:36:48|
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異国の出来事

異国の出来事:A FOREIGN AFFAIR
1948年 アメリカ映画 ビリー・ワイルダー監督

出演:マルレーネ・ディートリッヒジーン・アーサー、ジョン・ランド、ミラード・ミッチェル、ペーター・フォン・ツェルネック

アラン・ドロン大会からやっと脱出。モノクロームの妖艶なうっとりする世界を堪能していた。半年振り位だろうか?マレーネ・ディートリッヒの「異国の出来事」。ナイトクラブの歌手という役柄、それも第二次世界大戦後のドイツが舞台。これ程までにもお似合いのお方はおられないだろう!

監督はビリー・ワイルダー!しかし、この映画は未公開のまま、今日に至っているようだ。幸いTVから録画したビデオながらとても好きな作品だ。ディートリッヒが大好きだった母の顔を思い出しながら、劇中で歌う素敵な歌声とあの麗しい姿は美しい夢の世界のように心地良い。

ワイルダー作品で最も最初に観たものって何だろう?「麗しのサブリナ」(オードリー・ヘプバーン)か「お熱いのがお好き」(マリリン・モンロー)だろうか?この先もずっと愛され続けるであろう名作映画を沢山作って下さった。本当に偉大なる監督さま!ディートリッヒやグレタ・ガルボの美しい映像が監督・出演者ともうお亡くなりになられた方々が多い中、そんな事を忘れさせて下さるのだ。映画は時間も国籍も軽く飛び越えてしまう。なんて素敵な娯楽だろう~。

ワイルダーならではの風刺、優しいコメディ風なやり取りも楽しい。ディートリッヒの葬儀にハリウッド界の人々はほとんど参列しなかったという。母国ドイツに戻っていたからだろう...。そんなある種の冷たい世界で銀幕のスターであり、そして、兵士達の慰問活動として歌手でもあり続けたお方。何故、母達の世代の方が特別な敬意の眼差しを向けるのか?私はディートリッヒの映画を観、レコードを聴き、自伝などを読んでいく内に年と共に胸が締め付けられる思いがするのだ。あまりにも崇高な精神の持ち主だと。

ディートリッヒもワイルダーも20世紀を生きた人達だ。この大いなる遺産をこうして今も今後も私達は鑑賞し、それぞれの思いを抱く。戦争を知らない私には到底理解できない時代だったのだろう。ワイルダーはウィーン生まれながらユダヤ人なので逃亡生活。ディートリッヒは晩年はパリで過ごしていた。親友のエディット・ピアフの葬儀に駆けつける映像を観た時、複雑な喜びがあったものだ...。そして、ディートリッヒの映画出演としてのラストは「ジャスト・ア・ジゴロ」である。これはデヴィッド・ボウイが主演でやはり戦後ベルリンが舞台。ボウイはディートリッヒと同じ映画に出演出来る事で即出演を決めたという。

この映画のもう一人の主役はジーン・アーサー扮するアメリカ議員だ。堅物で地味な装いの彼女とナイトクラブの歌手の出で立ちは対称的だ。アメリカが勝利したのに、ここでの二人の女性の描き方がまたワイルダーらしいと思う。敗戦国ドイツの女性ながら毅然としたこの勇姿はどうだ~!素晴らしいとしか言えない。ヒトラーが自殺して3年後のベルリンの独特の雰囲気が映像から伝わってくる。今、当時を再現するのは不可能な時代感・空気感というものがある。でも、生まれる前の異国の空気を少しでもこうして感じる事が出来ることを幸せに思う。なので、映画が大好きなのかもしれない...。


  1. 2005/04/19(火) 05:23:17|
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裸足で散歩

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裸足で散歩:BAREFOOT IN THE PARK
1967年 アメリカ映画 ジーン・サックス監督

出演:ジェーン・フォンダロバート・レッドフォードシャルル・ボワイエミルドレッド・ナトウィック

これも古い映画だなぁ~、でも、とっても愉快なロマンス・コメディ。ロジェ・ヴァディムのお気に入りの髪型でコミカルな演技も軽快にしてしまうジェーン・フォンダって凄い。この頃はまだお若くとてもキュートに思う。でも、彼女の印象はやっぱり「ジュリア」が強力に焼き付いているけれど。

ジェーン・フォンダロバート・レッドフォード、共にアメリカの大スター!そのお二人の初々しいこの作品での新婚夫婦の姿は今観ても魅力的な新鮮さを感じた。ジェーン・フォンダ扮するコリーのお衣装もカジュアルだけれど色がとても綺麗で若々しいお姿にピッタリ。レッドフォード扮する有望な弁護士ポールは、コリーに比べるととても生真面目な仕事人間。新婚夫婦の新しい生活に慣れるまでの意見の食い違いや小さなハプニング。そんな様を軽快なリズムで、変わり者の屋根裏の住人(シャルル・ボワイエ)とコリーの母親(ミルドレッド・ナトウィック)、この4人を中心に描かれている。

可愛いコミカルさ!ミルドレッド・ナトウィックの存在もとてもこの主人公二人をさらに引き立てる様な、これが助演というものなのだろうなぁ~って思える様なさり気ない所でしっかりとシーンに印象を残す素敵な淑女を演じていた。階段から滑る所とか可愛いドジぶりで愉快だった。

でも、レッドフォードよりもジェーン・フォンダの魅力がいっぱいの作品だと思う。この後、次第に政治運動、ウーマン・リブの闘士として活動していくので、そんな事を思うとやっぱりロジェ・ヴァディムとの破局は時間の問題だったのだろう...等と勝手に納得したりしながら観ていた。

ジーン・サックス監督と言えば「おかしな二人」「サボテンの花」とこの手の作品はお得意なので、まだ未見の「メイム」というミュージカルもいつか遭遇出来るといいなぁ~と思う。


  1. 2005/04/02(土) 04:03:51|
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007 カジノ・ロワイヤル

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007 カジノ・ロワイヤル:CASINO ROYALE
1967年 イギリス映画 ジョン・ヒューストン、ケン・ヒューズ、ロバート・パリッシュ、ジョセフ・マクグラス、ヴァル・ゲスト監督

出演:ピーター・セラーズデヴィッド・ニーヴンデボラ・カーウィリアム・ホールデンウディ・アレンシャルル・ボワイエジョン・ヒューストンオーソン・ウェルズ、ウルスラ・アンドレスダリア・ラヴィ、ジャクリーン・ビセット、ジャン=ポール・ベルモンド
音楽:バート・バカラック

あまり考えなくて良い映画を観よう~と思って古いコメディ映画を選んだ。気品溢れるデボラ・カーもここでは可笑しな役(ラッパの罰ゲームとか)、まだお若い頃のジャクリーン・ビセットはミス太ももという役柄だし。ジョン・ヒューストンの鬘が飛んだり...随所にクスクス笑える場面がいっぱい。

私はこのピーター・セラーズデヴィッド・ニーヴンの共演するスマートなコメディが好きみたい。このひねくれたイギリスらしいセンスと、この華麗なコンビの雰囲気が好き。アメリカにも好きなコンビが居る。ジャック・レモンとウォルター・マッソー。こちらはまた誰にも真似できないユニークさ。でも、シリアスな演技も出来る方々ばかり...。

2時間強のこのハチャメチャっぽい「カジノ・ロワイヤル」。オープニングから最後まで流れる音楽はバート・バカラック!ハル・デヴィッドとのコンビ。最近のSFXを多用した映画には無いチープな可愛らしさがいっぱい有って、やっぱりこんな映画の方が性に合う気がした。知らなかったけれど、この作品は5人もの監督さんが一緒に作った様だ。そして、何とも豪華な顔ぶれ~!

ウディ・アレンはニーヴン扮するジェームズ・ボンド卿の甥のジミー・ボンド。終盤しゃっくりの数の吹き出しとかあの変な動きが好きだ。そう言えば、この映画と「何かいいことないか子猫チャン」はとてもメンバーがだぶっている。ああ、面白い♪ジェームズ・ボンド卿が唯一愛した女性はかのマタ・ハリ。その二人を両親に持つ娘の名はマタ・ボンド。こんな役名も馬鹿馬鹿しくて好きだ。役者が揃っているが故にこのギャップが楽しいのだと思った。

ファッションも鮮やかでさり気ない置物にもクスクス笑えるものがあちらこちら。お腹を抱えて笑う事も無く何も考えずに楽に観れるのだ。ピーター・セラーズが着せ替えごっこしてヒトラーやナポレオンになったり、最後は各国軍入り乱れて(ジェロニモが踊っていたり)訳が分からない...でも、あの有名な曲「愛の面影」が流れると何故かジ~ン♪・・・そんな小粋な映画を愉しんだ。


  1. 2005/03/29(火) 03:58:27|
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あゝ結婚

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あゝ結婚:MATRIMONIO ALL'ITALIANA
1964年 イタリア映画 

監督:ビットリオ・デ・シーカ 出演:ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニ、アルド・ブリージ

ソフィア・ローレン。若い頃は、この素晴らしきイタリアを代表する女優様が何故か苦手だった。理由はあまりにも短絡的というか馬鹿げた偏見(あるいはコンプレックス?)によるものだったと今なら思える。そう!あの肉感的なプロポーション。スレンダーな女優様が基本的に好きな傾向には変わりはないけれど、この「ああ結婚」のヴァイタリティ溢れる女性をランプリング様が演じる事は出来ない。また、それは全く異質の作品となるでしょうから。

出来るだけ、様々なものを受け入れたい。私も丸くなったというか年を重ねたお陰で今はこうして色々な作品を鑑賞しては愉しむ事ができるのだ。初めて観たソフィア・ローレンは「ひまわり」だった。そのコンビによる作品ながら、こちらはちょっとコメディ風とも言える作風。

さて?タイトルの「ああ結婚」の"ああ"に含まれるものが分かった気がした。ソフィア・ローレンは娼婦役。娼館に通っていたマルチェロ・マストロヤンニにとっては、数居る愛人達の一人にすぎない女性(ソフィア・ローレン)と結婚させられてしまうという物語。それも実は3人の隠し子が居た。「結婚」にも様々、夫婦にも様々...そんな思いで観ていた。

最後に「やったわぁ~!」という様な生き生きとした笑顔のソフィア・ローレンと、「まあ仕方ないかぁ...う~む」といった表情のマストロヤンニ。そして、後ろには3人の子供達で家族写真を撮る様なシーンで、私はもうクスクス笑ってしまった。

そして、全編を流れるユニークな音楽がまた最高だった!アルマンド・トロヴァヨーリだものなぁ~ってとても愉しい気分になった。やっぱり、イタリア映画は独特。もちろん、各国ならではの雰囲気というものがあるのだけれど、この楽天的というか悲哀を描いてもポップというのだろうか?

マストロヤンニはとても好き。観た作品につまらないと思ったものはない。ヴィスコンティやフェリーニ作品はもちろん、晩年の年老いてからのものも。主張し過ぎないのに存在感を残すのだ。ちょっとしたゲスト参加の僅かのシーンですら、「いいなぁ~マストロヤンニ。」って思ってしまう。こんな役者様がだんだん居なくなってしまうのだろうなぁ...。


  1. 2005/02/15(火) 18:26:51|
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浮気なシナリオ

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浮気なシナリオ:A CHORUS OF DISAPPROVAL
1990年 イギリス/アメリカ合作映画 

監督:マイケル・ウィナー 出演:ジェレミー・アイアンズアンソニー・ホプキンス、ジェニー・シーグローブ、プルネラ・スケールズ、パッツィ・ケンジット

ジェレミー・アイアンズが好きなのでちょっとコミカルな映画を観ようと思い、この「浮気なシナリオ」を観た。劇場未公開作品なのでまだ本格的なハリウッドブレイクする直前のもの。舞台監督役にはこれまた名優アンソニー・ホプキンス。劇団の中にはパッツィ・ケンジットもいた。彼女のお声はとても可愛いのでキュンとなる。

原作は英国演劇界を代表するアラン・エイクボーンの戯曲。監督はマイケル・ウィナーだ。個性的な役者陣とこの軽快なお話で実に愉しめた。

ホプキンスと対称的なアイアンズのナイーヴで線の細い誠実な青年。そのガイ(役名)がいつの間にか監督夫人、劇団一美人な人妻(ジェニー・シーグローブ)に惚れられ、内気で小心者のガイがすっかりプレイボーイぽくなっていく。そして、遂には演劇の主役まで務める事に。

途中、歌うシーンもあり素敵だった。元々舞台俳優で映画デビュー前からトニー賞などを受賞していた実力者なので、そんなアイアンズの演劇の基礎がしっかりしている事を再確認出来た。英国らしいコメディ・タッチの作品だと思う。


  1. 2005/01/17(月) 16:04:48|
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ピンクの豹

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ピンクの豹:THE PINK PANTHER
1963年 アメリカ映画 ブレイク・エドワーズ監督

出演:デヴィッド・ニーヴンピーター・セラーズクラウディア・カルディナーレキャプシーヌ

アニメでも有名な、そしてあのヘンリー・マンシーニによるテーマ曲はあまりにも耳に馴染んでいるもの。その「ピンク・パンサー」シリーズの第一弾となるこの「ピンクの豹」を観た。最近、年を重ねたせいか、このように再度観たくなる映画がとても多い。でも、あまり偏見を持たずに新しい作品もハリウッド作品も機会があれば観ている。嘗てはフランスやイタリア等のヨーロッパ映画をかなり依怙贔屓して選んでいたけれど、今はとても広い範囲の作品を楽しめるようになって幸せに思う、今日この頃。

さて、この「ピンクの豹」は実に粋でエレガントなコメディ映画だと思う。怪盗ファントムはいったい誰なのか?...デヴィッド・ニーヴンなのだけれど、最後ではクルーゾー警部がファントムにされてしまうのだ。そして、そのクルーゾー警部はかのピーター・セラーズだけれど、彼のちょっとした仕草や動作がとても繊細で計算されているのかされていないのか?とてもさり気なく巧い!とクスクス笑ってしまうのだった。

私は女優さまに好きなお方が大変多く、このクルーゾーの奥様にしてファントムの愛人という華麗なる悪い女性を演じるのはキャプシーヌ。実に美しい!そして、デヴィッド・ニーヴンの優雅さも。そんな二人がピンチの場面でドタバタする辺りはその華麗さとのギャップであまりにもキュートに思えた。そして、王女役にはクラウディア・カルディナーレ!あの野性的な瞳をくっきりと縁取るアイメイク。でも、まだ若々しくて可愛い王女様だった。こうして観ると、凄い豪華な顔ぶれだと再認識させられる。

ファントムを一目見ようと花束を抱えて押し掛ける女性ファン達。怪盗ファントムは女性に大人気!そんなファントムにされてしまったクルーゾーだけれど、連行される車中では次第にすっかりファントムと言われる事に鼻高々になっていた...可笑しい。こんな調子でクスクス笑える場面がいっぱい。華麗なコメディ映画を愉しんだ。



  1. 2005/01/14(金) 15:00:59|
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