★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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『豚が飛ぶとき』 サラ・ドライヴァー監督 (1993年)

WHEN PIGS FLY

豚が飛ぶとき/WHEN PIGS FLY
  1993年・アメリカ映画
監督:サラ・ドライヴァー 製作総指揮:ジム・ジャームッシュ、デニス・ウィグマン 脚本:レイ・ドビンズ 撮影:ロビー・ミューラー 音楽:ジョー・ストラマー 出演:アルフレッド・モリーナ、マリアンヌ・フェイスフル、レイチェル・ベラ、マギー・オニール、シーモア・カッセル

『クララの森・少女愛惜』にて少し触れています♪

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  1. 2008/05/17(土) 08:46:49|
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モモ

★ラドスト・ボーケルとミヒャエル・エンデの『モモ』のことを『クララの森・少女愛惜』にて少し触れています♪


  1. 2007/11/16(金) 14:49:54|
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青い鳥

青い鳥:THE BLUE BIRD
監督:ジョージ・キューカー 原作:メーテルリンク 出演:エリザベス・テイラー、トッド・ルッキンランド、パッツィ・ケンジット、エヴァ・ガードナー、ジェーン・フォンダ、ナジェジダ・パブロワ、マルガリータ・テレホワ、ロバート・モーレイ、ハリー・アンドリュース、シシリー・タイソン、モナ・ウォッシュボーン、スティーヴン・ワーナー

(1976年・アメリカ/ロシア(旧ソ連)合作映画)

bluebirdcinemachouchou

『クララの森・少女愛惜』で少しふれてみました。



  1. 2007/08/08(水) 23:59:09|
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ローズ・イン・タイドランド

ローズ・イン・タイドランド ローズ・イン・タイドランド:TIDELAND
監督:テリー・ギリアム 出演:ジョデル・フェルランド、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・ティリー、ジャネット・マクティア、ブレンダン・フレッチャー (2005年・イギリス/カナダ合作映画)

★2005年(日本公開は2006年)の奇才テリー・ギリアム監督作品。私はギリアム作品と相性が良いのです。このカナダ生まれのジョデル・フェルランドちゃん♪(10歳にしてキャリアは20数本!)が可愛いのなんのって!ところが、予告編や宣伝(前評判)のファンタジーな世界を強く期待して観ると怖い映画。嘔吐すらおぼえるお方も多かったそうで賛否両論のよう。道理であまり話題が続かなかったと観て納得。ところが、私は好き♪ダークファンタジーの世界。「不思議の国のアリス」をモチーフにしているけれど、アナザーワールドに思えた。歪なものに宿る美しさや幻想的なもの。妄想と現実の境界線...そんな世界観をギリアム監督らしい本来のセンスとジョデル・フェルランドちゃん!そして、大人たちの脇役方もそれぞれ個性豊かです。首から上しかないお友達のバービー人形(4人いる!)や幽霊女デルや精神年齢10歳で止まっているディキンズ、元ロックスターでジャンキーな大好きなパパ、同じくジャンキーな死んでしまうママ。そんな中での少女の現実に立ち向かう姿、冒険物語を奇妙にファンタジックに描かれたもの。その他スタッフ勢も私の好きな映画に所縁のある方々の名が連なっているので大納得なのでした♪


  1. 2007/07/06(金) 07:21:10|
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アリス

アリス アリス:ALICE
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル 
出演:クリスティーナ・コホウトヴァー
(1987年・スイス・西ドイツ・イギリス合作映画)

毎月音響係でお手伝いさせて頂いている「お茶会」♪今回も降りしきる雨の中、可愛いお方、素敵な方々とまったりと楽しいひとときを(まだ完全ではないので、もう暫くお家で静養予定という情けなさ)。映画ブログに帰って書きますとお約束したのでさっさといたします~♪

この『アリス』の前に、『シュヴァンクマイエル映画祭』でいくつかの短編映画を観たのが最初。小さな劇場ながらほぼ満員で、一番前の席しか見つからずそこで。同行した某▲氏の方が気に入った様子だった。私はこのような人形アニメーション映画は初めて観たので、感動というよりは不思議な面白さにやや不快さと愉快さが混合するような気分だった。後に、再見する機会に恵まれ今では好きな作品がいくつかある。この『アリス』は"BRIGITTE"でも仲良しのお友達とのコーナーで3~4年前に冊子でご紹介させて頂いたもの。(こちらをご覧頂いている方でメンバーになって頂いている方は重複する箇所もございますが、簡単に感想を書きとめておきたいと思います。)

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』はお好きですか?というところから。どこが好きですか?と色々とお好きな方、好きでもないけれど知っている、大好き!とまぁ様々だと思うけれど、私は子供の頃から好きで抜け出せずにいる。でも、次第とその世界の深さに陥り、陥ったままではいけないので、バランスを保つようにしている毎日。このヤン・シュヴァンクマイエルの長編第一作目となる『アリス』。先ず、このアリス役の少女クリスティーナ・コホウトヴァーがあまりにも可愛い♪しかし、このアリスのお部屋は子供部屋にしてはかなり不気味。アリス人形、これは1971年の『ジャバウォッキー』(これもルイス・キャロル原作)で先に登場しているのだけれど、他の創作キャラクターやオブジェたちがグロテスクなユニークさ。兎の歯はかなり長く、靴下が芋虫になったり、剥製も不気味。この不気味さが個性であり、シュールレアリスム作家としての比類なきヤン・シュヴァンクマイエルの世界なのだと思う。かなり強烈な作品(構想20数年と言われる)『悦楽共犯者』などはもっと衝撃的だった。ブルトン達が生きていたならどう思っただろう?これは、本国チェコでは親達からのクレームも凄いものだったそうだ。この『アリス』にしても本国よりも日本やイギリスでの方が評価が高いのでは?と想像したりもする。実写と人形アニメーションの融合で面白い動き。アリスのほぼ無表情な愛らしさ(妙にニコニコされると作品が変わってしまう)。本来は穴に落ちてゆくのだけれど、このアリスは机の引き出しの中に入っていく(まるで、『ドラえもん』みたい)・・・今ではDVDにもなっているし、レンタルコーナーにもあるので好き嫌いは分かれる監督作品群ながら、固定ファンはしっかりいると思う。ジャン=リュック・ゴダールとフランソワ・トリュフォーが共同監督した『水の話』(1957年の短編)収録ビデオの最後に年代も違うシュヴァンクマイエルの短編『闇・光・闇』(1989年)が何故か収録されていた。この短編を代表作、名作に挙げるお方も多いよう。実にブラックユーモアの極み!とにかく短編を多数60年代から制作し続けているアート監督(作家)。『地下室の怪』や『オテサーネク 妄想の子供』なども個人的には好きみたい。このグロテスクさを悪趣味と思われたり、生理的に拒否反応を示すお方も多いと思う。でも、私はユニークなナンセンスさ、不条理な世界、この特異なアート感覚は凄いと思う。

さて、カテゴリーですが、少女映画とも言えますがファンタジーとさせて頂きます。

alice.jpg



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  1. 2007/05/07(月) 08:07:26|
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トト・ザ・ヒーロー

totocinemachouchou.jpgトト・ザ・ヒーロー:TOTO LE HEROS
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル 出演:ミシェル・ブーケ、トマ・ゴデ、サンドリーヌ・ブランク、
ミレーユ・ペリエ、ジョー・ドゥ・バケール
(1991年・ベルギー映画)




とっても大好きで思い入れのある映画のひとつ。なので、何から書いて良いのやらよく分からないけれど、いつものように思いつくままに。何が好きかというとずっと老人になった主人公トマ(トト)は子供の世界を持ったまま、夢と妄想に生きているけれど、最後は苛酷な現在の人生を受け入れることができ笑いながら死んで行った...上手く言えないけれど。

この映画は監督の長編デビュー作で、その後『八日目』を撮ったベルギーのジャコ・ヴァン・ドルマル監督。この2つの作品に共通する優しい眼差しも好き。そして、両作品共に出演しているパスカル・デュケンヌ。この『トト・ザ・ヒーロー』の中では末っ子セレスタン(青年時代)役で、精神的な障害を持つ子供。でも、青年になって彼は養護施設で暮らしているのだけれど、兄のトマが恋人エヴリーヌ(ミレーユ・ペリエ)を紹介する為に会いに行く。「気づいた?アリスに似てるだろう!」とトマは嬉しそうに訊くと、セレスタンは間髪入れずに「似てない。」という。このシーンもとても好きで、見た目はトマの方が大人(社会人)なのだけれど、セレスタンの方が現実を見ている。トマは老人ホーム暮らしになった今もまだ大好きな姉アリスのこと、そして火事の中で同じ日に生まれた近所の裕福なアルフレッドは宿敵。名探偵トト・ザ・ヒーローの妄想と現実、現在と過去、未来という時間軸が交錯する描き方ながら、小難しくもなくちょっと切なく、でも楽しい。最後まで、劇中幾度も流れるシャルル・トレネのシャンソン『ブン』の軽やかさもとっても効果的で重要に響いている。

色々思う事があるのだけれど、この映画は少年トマと姉アリスの近親相姦的なニュアンスも十分入っている。少女アリスはトマへの愛の証のために、アルフレッドの家に火を付け死んでしまう。トマもアルフレッドも愛するアリスの幻影から抜け出せずに大人になっている。・・・こういう辺りの感覚ってとても好きだし分かり易いのは、どこか私にもそういう部分があるからなのだろうか?とも思う。お家の花壇のチューリップ、アリスのお腹のほくろを唾で消そうとするトマ、お母さんが留守の間に2人で暮らすシーンで、アリスが階段を上り二階でお母さんは寝ているのだと疑うアルフレッドに告げるところ...『ブルー・ベルベット』だったり『ブリキの太鼓』だったり『白い家の少女』だったりと私の好きな映画のあるシーンが重なるのも楽しい♪さらに、姉と弟のこの辺りの描写はジャン・コクトーの『恐るべき子供達』を想起させるものだし、好きな要素がいっぱい!さて?カテゴリーって難しい。姉と弟、家族を通して生と死を描いているとも思うけれど、”ファンタジー”に入れておきます。とにかく、死んでしまうけれどアリス役のサンドリーヌ・ブランクがとっても可愛くって大好き☆

青年トマの声と老人トマを演じるのはフランスの名優ミシェル・ブーケ!また愚痴ってしまうけれど、このお方は70代というお年になられてからも、セザール賞の主演男優賞(フランスのアカデミー賞のような)を2000年代になって2度も受賞されている。でも、どちらも日本公開はされていないので観ることができない...やっぱり残念かな。

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  1. 2007/04/22(日) 03:56:27|
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セリーヌとジュリーは舟でゆく

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セリーヌとジュリーは舟でゆく:CELINE ET JULIE VONT EN BATEAU
1974年・フランス映画
監督:ジャック・リヴェット 出演:ジュリエット・ベルト、ドミニク・ラブリエ、ビュル・オジエ、マリー=フランス・ピジェ、バルベ・シュローデル(バーベット・シュローダー)、ナタリー・アズナル

”ヌーヴェル・ヴァーグとは、今もこうして生き残って、映画を撮り続けていることです。フランソワ・トリュフォーの死だけは、ほとんど不慮の出来事で、大きな損失でしたが・・・。”と嘗てルイ・マルは語っていた。そのルイ・マルももう居られない。一時期のことではない、継続されるものって好きだ。お歳でいうと、エリック・ロメールの次に年長監督であるジャック・リヴェット。ジャン=リュック・ゴダールも健在だ。後追いながら同じ時代を生きているのだと思うと嬉しい。でも、リヴェット作品は最もお目にかかる機会が少ない日本。未公開作品も多いのでずっと不満でいる。おそらく『美しき諍い女』が最もヒットした作品ではないのだろうか?私が特に好きな傾向は文学作品とか演劇というような匂いのものが多い。なので、フランス映画に好きなものが多いのかもしれない。イギリス映画のあの屈折した美しさもあるけれど。

限られた中で観る機会に恵まれたリヴェット作品の中で一等好きなのは即答でこの『セリーヌとジュリーは舟でゆく』。3時間以上の大作ながらワンダーランドなので時間等問題にならない程、楽しい。でも、好き嫌いは分かれる作品かも。基本的にルイス・キャロル好きの私は「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」のモチーフのあるものはすんなり入り込めるという体質。それも、リヴェット特有の魔法仕掛けのようなおとぎ話。好きな女優さまが揃っているのも嬉しい。特にジュリエット・ベルトとビュル・オジェは大好き!ベルトの早すぎる死は惜しまれてならない。また、まとまりのないことをツラツラと書いている...。図書館勤めのセリーヌがスカーフと眼鏡を落とす。それを公園のベンチで魔術書を読んでいたジュリーが拾い彼女を追いかける。白兎さながらの入り口。ここから奇妙な展開が繰り広げられる。魔法のボンボンを食べるとある館に行ける。そのお屋敷の領主は鰥夫で可愛い娘がいる。そしてソフィとカミーユという二人の美女と共に。セリーヌとジュリーはボンボンを食べないとそのお屋敷に入れないので試行錯誤が繰り返される。また元に戻ったり。しかし、一人の女性がその幼い少女を毒殺しようと企んでると知り、二人は少女を助け出そうとする。そのお屋敷がまた不思議で、ヴィクトリア朝時代風で幽霊屋敷のような佇まい。主人は監督でもあるバルベ・シュローデル(バーベット・シュローダー)。やたらとすぐに気絶する女性カミーユのビュル・オジェもここでも素敵過ぎ★少女の救出成功から船にのり漕ぎ出すのだが、そこでまた・・・。

何とも不可思議な謎の多いお話ながら、現実と夢幻の往来するその世界は正しくファンタジイ♪セリーヌとジュリーのお二人が実に魅力的だし。こういうハッキリしない余韻を残す作風は大好き!リヴェット監督は特に変わった創り方をされるらしく、出演者の各人に結末などを知らせないそうだ。その場その場で創り上げていくような感じなので即興的な効果もあるのだろう。なので、役作りを十分して撮影に挑む必要もなく、逆にそのようなタイプの役者様はリヴェット映画には必要とされていないかのよう(サンドリーヌ・ボネールの「ジャンヌ・ダルク」は例外のようだけれど)。そういう自由さが不思議な魅力となるのだろう。脚本に出演者の名も共同で記されているのもそういうことだろう。とても、お芝居、演劇的な風景が浮かぶ。長い作品で1度だけでは進行を把握しにくいのだけれど、ハマルと愉快極まりない♪幻想的だし耽美とも言えるけれど、とってもファンタジック!それも最高級のファンタジー映画。アリスを描いた少女映画も多数あり、それぞれ好き。でも、このユーモラスな魔法の世界とはまた異なる魅力♪

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  1. 2007/02/01(木) 04:18:44|
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エラゴン 遺志を継ぐ者

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エラゴン 遺志を継ぐ者:ERAGON
2006年 アメリカ映画 シュテフェン・ファンマイヤー監督 

出演:エド・スペリーアスジェレミー・アイアンズシエンナ・ギロリーロバート・カーライルジョン・マルコヴィッチ、ギャレット・ヘドランド

あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

10代の少年クリストファー・パオリーニの大ベストセラーの映画化。冒険ものは大好き!な甥と一緒に観てきたのだけれど、まだ急に咳が出たりするのでのど飴とお水は必須だった。真剣にワクワクして魅入っている甥の様子を覗いながら楽しい感動作だった。主役のエラゴンを演じる17歳の少年はこれが映画デビューとなるエド・スペリーアス君。エルフ族の王女アーリア役のシエンナ・ギロリーが凛とした美しさで相変わらずお美しかった♪しかし、私の一番のお目当てはエラゴンを導くブロム役のジェレミー・アイアンズ!なので死んでしまった後は次のお目当てのロバート・カーライルの悪役メイクにクスクスしてみたり、ガルバトリックス役のジョン・マルコヴィッチ(今回出番は少なかったけれど、続編にも登場するので期待!)、サフィラ(ドラゴン)の声はレイチェル・ワイズだったし、主題歌もしっとりと美しい曲で誰だろう?とエンドロールを見ているとアヴリル・ラヴィーンだった。何だか豪華な気分、大作ならではの感想というのかな?甥が行かなければレンタルで済ませていたかもしれないけれど、劇場でのあの音や映像の迫力は得られないのだから、大満足だった。まだ続編が続くのだけれど、原作を読んでいない私はブロムが蘇ることを期待したいのだけれど...。アイアンズやマルコヴィッチ(「仮面の男」の同志!)がいるので作品がシマル!そんな風に思えた。

新年最初の映画日記は冒険ファンタジーもの。「ハリー・ポッター」にいつか何かの役でアイアンズが登場しないかなぁ~とか。今回も英国俳優の方も多く、神話やエルフの物語は好きなのでまた続編が楽しみ。気楽に鑑賞できる、この娯楽性、これも映画の魅力のひとつなのだと痛感した。此処は映画日記なので、劇場で観た作品やレンタルやTVなどで観た新作、久しぶりに観た古い映画などを綴っていきたいと思います。映画関係は今後はこちらを主に出来るだけマメに更新していきたいと思っています。どうぞ今後とも、よろしくお願い致します。

好きな作品は何度も観る癖は悪化しているよう、記録していないので漠然とながら2006年に観た回数の多い映画を挙げてみます。これはケーブルなどの再放送なども影響しているのですが、やっぱり”好き”なのでしょうね♪

1.「太陽がいっぱい」2.「から騒ぎ」3.「翼をください」4.「キャリー」5.「華麗なるギャツビー」6.「鬼火」7.「ピンクの豹」8.「カジノ・ロワイヤル」9.「ジュリア」10.「彷徨う心」...こんな具合でした。コッソリ観ては泣いたり考え込んだり、笑ったりという作品たちも沢山。それらのどうしても好きな作品をテーマは時にタブーに及ぶものもありますが、好きなのだから仕方がありません。時に顰蹙やお怒りを受けてしまうこともあるかもしれませんが、『輝きの館★美しき菫色の刻に愛を込めて』は今年からの私の毎日更新を目指す愉しい作業となりそうです。どうぞ、お気軽にそちらにもコメントやTBにお越しくださると嬉しいです。




  1. 2007/01/05(金) 09:04:11|
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時計じかけのオレンジ

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時計じかけのオレンジ:A CLOCKWORK ORANGE
1971年 イギリス映画 スタンリー・キューブリック監督

出演:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、エイドリアン・コリ、オーブリー・スミス
原作:アンソニー・バージェス

私にとって過去最悪の夏がようやく去ろうとしている中、台風の到来。早すぎる夏バテ状態でも映画は欠かせないものだった。今月からはマメに日記に綴ろうと思う。10数年振りに観た「時計じかけのオレンジ」。初めて観たのは80年代初頭頃のリバイバル上映で「地球に落ちて来た男」との2本立て。今はもう無い梅田の小さな映画館に大人の人たちがいっぱい詰め掛けていた。学校を早退(不当な理由ではこの1度だけ)して制服姿で友人と大慌てで向かったものだ。でも、こんなに年月が経っているとは思えないから不思議。凄い熱気にワクワクした。到着が遅かったので立ち見で4時間程を過ごしたのかと思うと気が遠くなる、今なら。

こんな遠くて色褪せない記憶と共にこの映画は私に焼きついているのだけれど、実は最初はさっぱり意味が分からなかった。2本目のボウイがお目当てで集中していなかったのか?でも、修正いっぱいのボカシたものが氾濫する映画の初体験でもある。今ではDVD化されレンタル屋さんにも普通に名作として並ぶ。今回、3度目の鑑賞で私ははじめて無修正版を体験できた。(以前から思うけれどあの不思議なボカシたもので観る方がずっと意味有り気な感じ...)。

怪優・名優のお一人であるマルコム・マクダウェル扮するアレックスは15歳の少年という設定(当人は当時20代後半)、暴力・セックス・ベートーヴェンを愛するこの少年の悪行と社会機構の中で色鮮やかに描かれる映像の美しさに感動した。1971年作品だとは思えない。SF映画とも言われるけれどジャンルは超えている。アレックスが愛する音楽がロックでなくベートーヴェンというのもこの作品の魅力に思う。犯罪は罰せられるべきなのだけれど、社会仕掛けにされてしまうあの実験シーンは辛かった。そして、人工化されたアレックスがかつての仲間(警官になっている!)に暴力を受けるシーンとか・・・。そして、助けを求めてたどり着く邸宅は以前押し入り残虐な悪行を働いた作家アレクサンダーが今は車椅子生活をしている場所だった・・・。

「第九交響曲」と「雨に唄えば」がこの作品の中でキー的な使われ方をしていること、今この名作が年齢制限があるのか?とか、キューブリックの叛逆的なユーモアと映像美、面白い語り口調(ロシア語混じりの造語だそうだ)、マルコム・マクダウェルはカッコイイ!...そんな観終えたあとの不思議な思いがグルグルした。

キューブリックという監督が偉大な方だと知ったのもボウイのインタビューだった。公開当時は賛否両論だったそうな「2001年宇宙の旅」に感銘を受けて作られた「スペース・オディティ」(ほぼ同時期作品)。でも、私が今までに観たキューブリック作品で一等好きなのは「バリー・リンドン」なのだけれど。


  1. 2005/09/02(金) 07:06:39|
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カイロの紫のバラ

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カイロの紫のバラ:THE PURPLE ROSE OF CAIRO
1985年 アメリカ映画 ウディ・アレン監督

出演:ミア・ファロージェフ・ダニエルズダニー・アイエロダイアン・ウィースト、ステファニー・ファロー

ミア・ファローが出演している作品は脇役であろうが何でも観ている。自称ミア・フリーク!(でも未見ものが後5作あるけれど。)もう60歳を越えられたけれど可愛いお方だ。あの繊細な表現はもっと評価されても良いと思う。でも好きな方が好きでそれでいいのだけれど。この様な私の中で欠かせないお方について語り出すと切りがない。

BSで久しぶりに「カイロの紫のバラ」に遭遇。初めて観た時から大好きな映画だ。ウディ・アレンは子供時代から映画が大好きで共に育った様なお方。そんな映画好きの方による映画好きのための作品の様なロマンティックな傑作。

ゲームに明け暮れ暴力亭主ながら妻を愛しているダニー・アイエロの味もイイ感じの1930年代のアメリカ、ニュージャージーが舞台。その妻セシリア役のミア・ファローの魅力的なこと!ウエイトレスのお仕事をしながら家計をやりくり。しかし、映画が大好きで公開中の「カイロの紫のバラ」の中の詩人で探検家:トム・バクスター(ジェフ・ダニエルズ)に夢中。お仕事中も映画を思い出しうっとり~。お皿を落として割ったり店主に叱られっぱなし。遂にはクビになる。それでも、泣きながらも映画館に向かい、スクリーンに魅入ってしまう。この夢見心地な素敵な表情が大好きなのだ。ウエイトレスとして一緒に働く姉役はミアの実のお姉さんのステファニー・ファロー。同じブロンドの髪の色でやっぱり痩せっぽっち。そう言えば、ミアの実の妹さんのティサ・ファローは「マンハッタン」に出演していたので、ウディ・アレン作品に3姉妹共出ているのだなぁ~。ミアはこの作品はウディ・アレン作品では第4作目となるものでハマリ役の一つだと思う。

何が好きかと言うと、この主人公セシリアの映画に魅せられるあの気持ち、そして映画館から出ると冴えない現実。「夢に惹かれても現実を選ぶしかない。」と言う台詞も出てくる。でも、夢を与えてくれる映画の魅力は現実と同等の価値なのだ。私は作品に感情移入し易く、よくその中に入り込む。当然そこから現実に戻る事も知っている。そんなジレンマの繰り返しで生きている。こんな私を肯定して下さるかの様な優しいロマンティックな映画なのだ。セシリアがうっとりしてしまう美男子トム・バクスターが突然スクリーンの中から現れる。そして、そのスクリーン中の役者達もお話が進まなくなって大混乱!そして、トム・バクスター役を演じる映画スター:ギル・シェパードまで現れ、セシリアはこの虚像と実像の二人から愛されてしまう。そして、遂にはセシリアまでもがスクリーンの中に入ってしまったり...。こんな有り得ないけれどこの感覚に近いものを私は何度も感じて来た。きっとそんなお方は多いと思う。

ハリー・エドムンド・マルティンソン(スウェーデンの作家)は映画館のことを、「人生の臆病者たちの神殿」と呼んだという。何て素敵な表現だろう~!正しく頷いてしまう。辛いことがあったり、イライラしたり、ブルーな気分の時でも私は映画を観る。選ぶ作風は様々だけれど、涙を昇華する事が出来る様に思うのだ。なので、映画が大好き!なのかも知れない。

忘れてはならない事がもう一つ有った。ウディ・アレン映画の常連のお一人でもあるダイアン・ウィースト。とてもチャーミングな女優様。知的で柔らかいあの感じ。可愛いお声はミアとの共通項でもある。どんな映画の中でも素晴らしいと思う。そして、ウディ・アレンと、両親共に映画人一家のファロー姉妹。そんな映画と共に生きてきた人たちが作った作品なので愛に溢れている。それも、押しつけがましくなくあくまでも素朴な視点。きっと、ウディ・アレンは子供の頃からそんな少年だったのだろうと思う。最後は優しさのあまりほっこりとした涙が浮かぶのだった。


  1. 2005/04/11(月) 04:28:50|
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