★映画の宝石箱★美しき菫色の刻に愛を込めて☆ナルキッソスの鏡あるいは自惚れ鏡♪

楽の音は、小声で歌われる歌詞が消えても思い出の中でこだまする。by パーシー・ビッシュ・シェリー

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『悪魔のシスター』(ブライアン・デ・パルマ)とリメイク版の『SISTERS(シスターズ)』の悲しい姉妹

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『クララの森・少女愛惜』にて、この映画のことを少し綴っています♪


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  1. 2009/07/09(木) 11:33:41|
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『オードリー・ローズ』 ロバート・ワイズ監督 (1977年)

オードリー・ローズオードリー・ローズ/AUDREY ROSE
1977年・アメリカ映画
監督:ロバート・ワイズ 製作:ジョー・ワイザン、フランク・デ・フェリッタ 原作・脚本:フランク・デ・フェリッタ 撮影:ヴィクター・J・ケンパー 音楽:マイケル・スモール 出演:マーシャ・メイソン、ジョン・ベック、スーザン・スウィフト、アンソニー・ホプキンス、ジョン・ヒラーマン、ロバート・ウォーデン

私は鮮血ホラー映画が苦手で、心臓が弱いくせにサイコホラーは好きな傾向にあるみたい。どちらにしても、それらの作品に登場する少女たちは美少女が多く、どこか病的な可愛らしさのある子役少女たちだったり。故に機会があれば観るようにしている。そんな中でこの映画『オードリー・ローズ』を知った。全く予備知識が無かったのだけれど結構好きなお話。リーインカーネーションもの。1977年のアメリカ映画で監督はロバート・ワイズで、原作・脚本・製作にフランク・デ・フェリッタが携わり、少女IVY(アイヴィ)の着ているお洋服や母親役のマーシャ・メイソンのお洋服が上品で綺麗だなあ~と想って観ていた。調べてみると衣装デザインはドロシー・ジェーキンスだった。先述の『噂の二人』の他数々の名作で担当されているお方☆

高級マンションに住む幸福な家族。しかし、一人娘のアイヴィがお誕生日を重ねる度に異変が起こり出す。このアイヴィ役のスーザン・スウィフト(1964年7月21日・米国テキサス生まれ)は撮影当時12~13歳頃でお声も愛らしくあどけない表情とエキセントリックな表情が交差する感じが役柄にお似合い。母親(マーシャ・メイソン)が娘を学校に迎えにゆくのだけれど、ある見知らぬ男性が付き纏う。その男性は英国からやって来たフーバー(アンソニー・ホプキンス)。彼は1964年に妻と娘を交通事故で亡くしている。しかし、彼は東洋の宗教思想を研究したり体験している内に、死んだはずの娘が死亡と同時にこのアイヴイの中に生きている(霊魂が)という確信を得る。そして、自分の娘(オードリー・ローズ)の魂が平穏に天国へゆけること、また、このままでは命が危うい異国の少女アイヴィを救うべく、この家族に接近する。両親は彼の言葉を信じることが出来ず、気のふれた危険人物だと警察に報告する。しかし、確かにアイヴィの異常さが増してゆくのだ。彼女はアイヴィながらある時オードリー・ローズとして事故の日の苦しみが甦る。彼女たちを救えるのは親たちが協力し合う必要があると。次第にフーバーのお話を信じるようになる母親と、全く信じない父(ジョン・ベック)。裁判に持ち込まれテレビでもこの神秘的なニュースが報道される。このままでは、フーバーは変質者として囚人となる。医学界の権威のような先生が登場し、幼い少女アイヴィを睡眠術にかけ過去に戻らせる実験をすることに父親が合意する。母親は猛反対したけれど手続きの後だった。結局はアイヴィが生まれる前に戻った時点でもうオードリー・ローズとなり、アイヴィは息絶えてしまう...そして、フーバーはインドに渡ったようで、彼に祈りを込めて筆を取る母親との文通が続いているようだ。父親も少しずつ理解しようとしているという。不思議な映画だけれど、音楽や美術デザインも結構好きなもの。輪廻転生を信じる私は全くこの映画をホラー映画(オカルトだしホラーだけれど)とも思わず怖くはなかった。死んでしまった少女たち、その親たちの哀しみの方が観終えた後も心に残っていた。

『オードリー・ローズ』 少女アイヴィ(スーザン・スウィフト:SUSAN SWIFT)♪ について綴ったものです。

AUDREY ROSEcinemachouchou
☆マーシャ・メイソンとスーザン・スウィフトとジョン・ベック♪



  1. 2008/06/16(月) 12:14:18|
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『カリガリ博士』ドイツ表現主義名画の金字塔

カリガリ博士 新訳版カリガリ博士:DAS KABINETT DES DR. CALIGARI
(1919年・ドイツ映画)
監督:ロベルト・ウイーネ 製作:エリッヒ・ポマー 脚本:ハンス・ヤノヴィッツ、カール・マイヤー 出演:コンラート・ファイト、ヴェルナー・クラウス、リル・ダゴファー、フリードリッヒ・フェーヘル、ハンス・ハインリッヒ・フォン・トワルドフスキー

『カリガリ博士』(Das Kabinett Des Dr. Caligari)は1919年制作のドイツ、サイレント期の革命的な映画であり、ドイツ表現主義を世界に知らしめた画期的な作品として後の各国の監督たちに影響を与え続けているもの。原作は、チェコ出身の詩人ハンス・ヤノヴィッツと、オーストリア人で田舎芝居で役者をしたり即興漫画を書いたりしていたというカール・マイヤー。第一次大戦後ベルリンで知り合った事から、この全体主義への警鐘を孕みつつその表現の余りの不気味さに逆の作用もある幻想譚は生まれた。監督はロベルト・ヴィーネ。当初はフリッツ・ラングに持ち込まれたもの。私はこの古い古い映画のことを如何に知り得たかというと、またしてもデヴィッド・ボウイさまのインタビューにて。ボウイ自身もかなりの数の絵を描いていてドイツ表現主義との関わりはとても大きい。さらに映画ファンでもあるお方なので相当お詳しい。ボウイとの関係はまた『ボウイ館』が相応しいのだけれど、まだ上手く綴れそうにはないので、色々と繋がるものたちを鑑賞していると段階。

オランダ国境に近い北ドイツに、カリガリ博士(ヴェルナー・クラウス)の眠り男(夢遊病者)ツェザーレ(コンラート・ファイト)の予言を看板にした見世物小屋があった。学生のアランとフランシスもそこに集まっていたが、次第にカリガリに対する疑念を抱くようになり、フランシスは疑惑究明に乗り出す・・・というお話(原作と映画の結末は異なる)。

恐怖映画の源流となるこの特異な作品。全て屋内での撮影で人工的な光と影。特殊なメイクやお衣装、舞台装置や字体。色々なところから醸し出される不気味な歪み。ヒトラー政権前の作品ながら後に専制君主を煽るものとされたこともある。その逆だとも言える。機械や機械人形、動きや大きさ、地面と全く平行ではない画面。かなり怖くてシュール。この舞台セットを担当したお方は画家のアルフレート・クビーンで、後のシュールレアリスム(シュールレアリスト)の先駆者的存在のお方。ツェザーレ役のコンラート・ファイトはこの後、ハリウッド映画でも活躍された。こうしてスタッフたちの顔ぶれを拝見すると、如何にもアート映画、前衛映画であるとも言える。当時の観客方の恐怖感はどんなものだったのだろう!と想像してしまう。90年近く前の映画を今DVDで安易に観ることができる私。そして、谷崎潤一郎や江戸川乱歩や夢野久作...という好きな日本の作家たちの作品を連想したりする。

※2007年6月9日に綴ったもので、解説は「映画データべース」も参照させて頂きました。さて...私が観たのはどのヴァージョンだったのだろう。知らないうちにDVDが幾種類か発売されており、ヴァージョンも異なるようなのでハテ?元来サイレント映画でドイツ語のものがオリジナルだろうけれど、このお安い500円のDVDは、”新訳版”とあるので気になるところ。カテゴリは”恐怖映画”に入れましたが、アート・シュール映画でもある画期的な作品!

Caligaricinemachouchou



  1. 2007/11/03(土) 21:08:23|
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世にも怪奇な物語

世にも怪奇な物語 世にも怪奇な物語:TRE PASSI NEL DELIRIO
監督:ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ 出演:ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、アラン・ドロン、ブリジット・バルドー、テレンス・スタンプ、サルボ・ランドーネ (1967年・フランス/イタリア合作映画)

何年かに一度観たくなる映画のひとつ。このような”また観たい”という作品の多くの印象強いシーンは幾度観ても新鮮に残ることが多い。でも、再発見はいつもあるので楽しいのだけれど。そんな感じでこの『世にも奇怪な物語』。当初はアラン・ドロンが観たくて♪

この映画を既にご覧の方々はそれぞれの感想をお持ちで好きなお話もそれぞれだと思う。3つのお話からなるオムニバス作品、私は順番通りに好きというのか強烈!な怖さが残る。でも、どれも好きなのだけれど。原作はエドガー・アラン・ポーなので怪奇幻想なお話。それをフランス、イタリアを代表する名匠方が製作、さらに配役も豪華!

第一話『黒馬の哭く館』:ロジェ・ヴァディム監督
出演:ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、フランソワーズ・プレヴォー
第ニ話『影を殺した男』:ルイ・マル監督
出演:アラン・ドロン、ブリジット・バルドー、カティア・クリスチーヌ
第三話『悪魔の首飾り』:フェデリコ・フェリーニ監督
出演:テレンス・スタンプ、サルボ・ランドーネ

データ的にはこんな顔ぶれ。さらに撮影・音楽も監督のお馴染みの方々。ジェーン・フォンダはこの当時はヴァディムの奥様だったので、ブロンドに染めた美しき女性勇者のよう。実の弟さまのピーター・フォンダと共演。流石に美しい映像。次はルイ・マル監督で、アラン・ドロンとB.B.の共演は華やかで、でも怖いドッペルゲンガーもの。アラン・ドロンはここでも美しく、B.B.も素敵。さて、最後はフェリーニ監督でテレンス・スタンプ。私は暗がりとスピードという設定だけで恐怖なので、どうしてもこの最後のお話が怖くて怖くて...さらに、最後にぼんやり出てくる白いボールを持った美少女の幻影が輪をかける。この感覚は正しくホラーというか恐怖映画に思う。そして、テレンス・スタンプは英国の素晴らしい男優さまなのだけれど、国際的にずっと活躍されているお方。全くの個人的なイメージながら、どうもイタリア映画にとっても相性が良い(ただ単に私がそれらの作品が好きだというだけかも)ように感じてしまう。

ややこしいカテゴリーを作ってしまい、はて?...と迷うけれど、恐怖映画に入れさせて頂きます。

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  1. 2007/03/22(木) 03:26:44|
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ハンガー

ハンガー ハンガー:THE HUNGER
監督:トニー・スコット 出演:カトリーヌ・ドヌーヴデヴィッド・ボウイスーザン・サランドン、クリフ・デ・ヤング、ソフィー・ウォード、ウィレム・デフォー
(1983年・イギリス映画)

吸血鬼映画にお詳しいお方はこの映画をどのように感じられたのだろうか?私はデヴィッド・ボウイが大好きで、この映画での共演がカトリーヌ・ドヌーヴスーザン・サランドンという好きな女優さまたちと知り、もう公開前からワクワクしていたのが懐かしい。監督はトニー・スコットなのでとても全編美麗な映像でファッショナブル。そして、この美男美女コンビ(普通のレベルではなく質も異様な美しさ♪)。ボウイは女吸血鬼(カーミラ)ミリアムに拾われた元英国貴族のジョン。18世紀のこと。その頃の回想シーンがとても美しく穏やかで大好き。ミリアムはピアノ、ジョンはチェロ、少女アリスはヴァイオリンという三重奏。ボウイ・ファンとしてはこの後、とても悲しい思いをすることになる...ジョンはミリアムに永遠の命を与えられ吸血鬼になったのだけれど寿命が近づいていたのだ、200歳までしか生きられない。ミリアムは何と8000年も行き続けている美しいままに(こういう魔性の魅力がドヌーヴにはあるのでお似合い)。嗚呼・・・哀れ!老いを感じ始めていたジョンは「眠りと寿命」という本を出版した女性サラの勤める病院へ赴く。しかし、彼女を待つ間の数十分の間に髪がゴッソリと抜け落ちてゆく...その後のボウイは特殊メイクを施された状態での出演で、あの美しいお姿はもう画面では観れなくなり死にゆく。かなりガッカリ★

しかし、この後はミリアムとサラの関係がとても興味深いもの。ミリアムはサラを誘惑し、遂にはサラも吸血鬼になる決意を。ミリアムの魅力に負けてしまったのだ。二人のレズビアン・シーンも話題となった。ロジェ・ヴァディムの初期の作品の『血とバラ』が重なり合うような吸血鬼映画。モダン・ホラーというのかかなり耽美的で美しい映像が印象的なので恐怖感は私はあまりないもの(でも、カテゴリーは「ホラー」にしておきます)。

後、忘れてはならないのは冒頭に登場する我らがバウハウス★ボウイの影響を大きく受けているこの英国のゴシック・バンド(ニュー・ウェイヴ)の歌う曲は『ベラルゴシの死』。もう、この辺りもトニー・スコットならではのセンスが光る計らい。トニー・スコット監督はとてもボウイ・ファンでもあり、『ザ・ハンガー』というカナダのテレビ映画のシリーズにボウイをホスト役で起用している。50代のボウイながらここでもとても素敵で美しい。監督もボウイの美と存在感に魅せられているというお話もされていた(嬉しい♪また、60代のボウイ様を主役で作品撮って下さい~とお願いしたいです)。

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  1. 2007/02/19(月) 23:42:03|
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反撥

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反撥/REPULSION 1965年 イギリス映画

監督:ロマン・ポランスキー 
製作:ジーン・グトウスキー
脚本:ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ
撮影:ギルバート・テイラー
音楽:チコ・ハミルトン

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、イヴォンヌ・フルノー、ジョン・フレイザー、イアン・ヘンドリー、パトリック・ワイマーク

イギリスで働くポーランド人、美しいキャロルが性的なオブセッションに次第に押しつぶされ、少しずつ壊れてゆき、男性恐怖症に陥っていく。しかしその一方で、男との官能を妄想するようになりその幻想は、やがて殺人を犯させるまでになり、狂気に蝕まれ廃人になってしまう。精神のバランスが崩れ、狂気へ向かう様を端正な美しさのドヌーヴが演じるのでゾクゾクしてたまらない。ポランスキーならではのサイコ・サスペンス

★1965年度ベルリン国際映画祭:銀熊賞受賞(ロマン・ポランスキー


  1. 2006/02/18(土) 00:00:00|
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サイコ 2

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サイコ2:PSYCHO II
1983年 アメリカ映画 リチャード・フランクリン監督

出演:アンソニー・パーキンスヴェラ・マイルズメグ・ティリー、ヒュー・ギリン

私は推理力・頭の回転がとてもスローなので馬鹿みたいに気になった作品を幾度と観てしまう。好きで観る作品があればこの「サイコ2」の様に「う~ん...?」と訳の分からない箇所、でも気になって仕方がないという場合。でも、結局この映画が好きなのだと思う。今もハッキリしない部分があるのだけれど。また観よう~。

アンソニー・パーキンスって不思議な魅力のある俳優さんだったと思う。スタイリッシュながらどこか少年の様。でも、ちょっと変わってる。なので、このノーマン・ベイツ役はあまりにもハマリ役だった。ヒッチコックの「サイコ」から23年を経て制作されたこの「サイコ2」。お話は続いている様で新しい角度から描かれている気もする。勿論、ノーマン役は引き続きアンソニー・パーキンス。そして、22年(と台詞にはある)前に姉マリオン(ジャネット・リー)を惨殺された妹ライラ(ヴェラ・マイルズ)もここでも登場。メグ・ティリーはその娘役。

このメグ・ティリーの存在感が私にはかなり大きなものとなっている。ただ好きだというだけなのだけれど。それにしても、リチャード・フランクリン監督のこの「サイコ2」はあのヒッチコック作品の続編的なとてもプレッシャーのかかる制作に挑んだのだなぁ...でも、とても面白い。最後に意外な展開となり、当然その続編も。(でも、まだ3と4は観ていない。)

あのお屋敷の無気味に美しい長い階段を下から映し出す中に立つノーマンのシルエット。少しゾクゾクするけれど素敵だと思う。母の中に自分を投影し、自分の中に母を投影する。何とも不可解な心理世界。2つの人格を意図せず併せ持っているのだろうか...多重人格と妄想の亡き母と自分自身が混在するのだろう...不思議だ。1960年の時点でこの様なサイコ・スリラー作品を作り上げたヒッチコックは天才!(ご本人は全くご自分のことをそうは思っておられなかっただろうが)だと思う。結局、ヒッチコックはこの「サイコ2」を観る事無く他界されてしまったけれど、アンソニー・パーキンスはエイズで他界される晩年に再度「サイコ4」に出演されている。役者としてある決定的な拭い去れないイメージや役柄というものが良し悪しは別として、始終付きまとっていたのは間違いない様だ。

イヴ・モンタン、イングリッド・バーグマンと共演した「さよならをもう一度」や、ローレン・バコール他、豪華キャストによる「オリエント急行殺人事件」などの印象も強く残っている。あっ「ジキルとハイド」も怖かったなぁ~。

嘗てアンソニー・パーキンスとアンソニー・ホプキンス(この方も凄い!)がごっちゃになっていた時期があったけれど...(苦笑)。なかなかこの様なタイプの俳優さんも居ない。すっかり、大好きなアンソニー・パーキンス


  1. 2005/03/22(火) 03:48:01|
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ローズマリーの赤ちゃん

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ローズマリーの赤ちゃん/ROSEMARY'S BABY
1968年 アメリカ映画
【監督】
ロマン・ポランスキー
【出演】
ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン、シドニー・ブラックマー

私の好きな女優というと多くはヨーロッパのお方。でも、アメリカ人にも好きな方々が幾人か居られる。その中で一等好きな女優というとミア・ファローなのだ。最も多 くの出演作品を観ているのもミアだと気付いたのは比較的最近の事。その数という点ではウディ・アレン作品が好きだという理由も重ねていると思う。ミアの主演作品で一等好きなのは「フォロ・ミー」だろうか?それとも・・・と色々浮かぶ。でも、これまで通り、先ずは最初の出会いからという事で、このコーナーは綴っていこうと思 うので、「ローズマリーの赤ちゃん」を。

これまたTVが最初。この少し前にシシー・スペイセクの「キャリー」もTVで観てシシー のファンになる。どちらも中学生の頃だったと記憶している。私はいわゆる"オカルト"というものが苦手だ。でも、サスペンス色の濃いオカルト、心理サスペンス、サイコホラー的な作品は割と好きな様だ。視覚的な怖さよりも心理的な切迫感に恐怖を感じる事もあると思う。怖いながらもその様な心理描写や心象風景を想像するのが好きなのかも知れない。特にこの「ローズマリーの赤ちゃん」はロマン・ポランスキー監督ならではの、また、1968年のN.Y.ならではの作り物ではない、あり得る怖さは今観てもヒヤリとする。だんだん、この日本でさえ正気と狂気の区別などつかなくなっているのだから。アイラ・レヴィンの原作をポランスキーが脚色・監督。主演のローズマリー・ウッドハウス役にはミア・ファロー、ご主人のガイ・ウッドハウス役には ジョン・カサヴェテス。カッコイイ!カサヴェテスまでもが??!!という最後まで一瞬の油断もできない構成進行。恐るべし!ポランスキーという所。

この作品はポランスキーの名作に間違いは無いと私は思っているけれど、このローズマリー役のミアの存在無くしては有り得ないと思う。仲睦まじい若い新婚夫婦がマンハッタンの古いアパートにやって来る。始終ミアのファッションが可憐でその印象が最初から強かった。そんなミアが髪をショートにして登場する辺りから、次々と誰も信じられない!という状況に追いつめられていく。でも、お腹には愛しい赤ちゃんが。この辺りは母としての強さをも感じる所。隣人の異様さ、時計の音・・・この舞台と なったアパートはダコタ・ハウス!(ジョン・レノンは此処で最期の時を過ごした)後半ますます神経症的な状態となるミアの演技は凄い。というか彼女ならではのエキセントリックさが見事に開花される迫真のミア・ワールドだ。エキセントリック・ミアの魅力爆発。演技をしている風でもないという気さえする。そして、あの華奢な身 体と可憐さ、可愛らしさが有ってこその怖さの増すシーンが後半隙のないテンポで観る者をも追いつめていく。

ミア・ファローはこの様な役がハマるのだけれど、それだけではない知的な都会の女性をも゛普通゛に演じる。大きく分けて極端な役柄を自然体で演じている様に感じる。そんな 所がとても好きなのだ。他には居ない風変わりな可愛いお方だと思う。特にこの時期 の作品に共通する、どことなくぎこちない動きとか歩き方とか最高!に好き。子供の頃に小児麻痺の為学校に行けず、お家で読書ばかりしていたという。裕福な家庭に育 ちながらもその様な孤独な少女期を過ごした。ミアは壊れてしまいそうな水晶玉の様でいて実は強靱な様でもある。それは彼女の自由さ!という生き方にも繋がるように 思う。(また、この辺りは違う作品で綴りたいと思う。)

この映画を語るときに忘れたくない音楽担当は、かのクリストファー・コメダである。 ポランスキーはこの作品以前からコメダと組んでいる。この「ローズマリーの赤ちゃ ん」で一躍脚光を浴びるのだけれど同じ年に美人女優の妻シャロン・テートと結婚。しかし、チャールズ・マンソン一派に身籠もっていた赤ちゃん共々惨殺されてしまう。 呪われているとしか思えないのはあのダコタ・ハウス...。ポランスキー作品には好 きな女優さまが多く出演しているから嬉しい。なので、これからもポランスキーの名 は出てくると思う。今もなお逃亡犯である(幼女暴行事件で実刑)この特異な監督は パリ生まれのポーランド育ち。でも、最もN.Y.の怖さを描くことが出来る様にも思え る。オープニングとエンディングに流れるテーマ曲も大好きだ。バックで儚く聞こえるスキャット・ヴォイスはミア・ファローである!この妄想か現実かの曖昧さの様な独特の残像までをも含み、全てに於いてサイコホラーの名作だと思う。

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  1. 2004/08/29(日) 12:15:38|
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